113系小浜色(W2編成)製作記

2003年3月の小浜線電化に際し、新車の125系に加え、ラッシュ時対策として113系4連3編成が福知山運転所に投入されました。
この113系はN40体質改善工事を施され、アイボリーに窓周りを明るいグリーンという125系と近似の新カラーが採用されました。
この中でW2(現W46)編成は、'05年6月から宮原総合運転所に貸し出され、S-35編成として福知山線で活躍しました。


加工編                                                         ★ 塗装編   組立編  はこちら。
種車はTOMIXの113系2000番台(東海セット)です。

製品構成はクハ111-2000、モハ112-2000、モハ113-2000、クハ111-2100の
4両セットで、クハ111-2100はトイレ無しタイプとなっており、関西圏の編成向きの
セット内容となっています。
クハ111-7756

まずは分解します。
モハ112-5719

同様に分解しました。残りのクハ、モハも分解します。
この後、全車シンナー風呂→加工に入ります。
クハ111-7706

シンナー風呂にいれてみましたが...。
前回の115系はきれいに色が落ちましたが、今回の製品は全く色が
落ちません(>_<)
プラが侵されてしまいますので、適当なところであきらめます。
クハ111-7706

小浜色W2(現W46)編成はN40更新車ゆえ、窓枠を大幅に見直す必要があります。
そのため、元々のユニットサッシは一旦削り落とします。
写真はユニットサッシのモールド表現を削ったところです。
更新窓枠をどのように再現するかは思案中です。
モハ112-5719

同様に中間車もユニットサッシを削り落としています。
クハ111-7756

実車は更新工事の際にドア開閉スイッチが設けられており、戸袋窓が小さく
なっています。
よって、一旦ドア側をt=1.2mmのプラ板で埋めて、開けなおします。
目安的には1〜1.5mmほど戸袋窓を狭くする感じです。

またJR西日本ではドア点検窓を埋める工事が進められていることから、点検窓の
モールド表現を削っておきます。
モハ113-5719

クハ同様、戸袋窓を埋めます。
なお、W2編成はモハユニットの種車が700番台の為、模型(2000番台)とは窓配置
が異なります。
その為、車端寄りの窓も一旦埋めて開けなおすことにします。
 >実際はドア間窓寸法も異なりますが、この点は目をつぶり車端部のみの加工に
  留めます。

 '06-5/7
モハ112-5719

福知山115系Y1編成と同様に配管を真鍮線で作り直します。
よって既設側パンタの配管モールドを削り、配管止めの位置にφ0.5mmで穴を
開けています。
モハ112-5719

W2(W46)編成は小浜色で唯一Wパンタとなっていますので、増設パンタ側も
同様に配管工事を行います。
既設側の位置寸法関係を写し取り、配管用穴を開けます。
なお、更新車であることからベンチレータも撤去します。
そのため取付け穴をプラ引延し棒で埋めます。
モハ112-5719

増設側パンタ周辺の台座を作ります。
パンタ台座はt=1.2mmのプラ板で、ランボードとヒューズ箱台座等はt=0.5mm
プラ板で適当に作っています

 '06-5-14
モハ112-5719屋根上配管

母線関係はφ0.5mmのパイプにφ0.3mmの真鍮線を通したもの、その他は
φ0.4mmの真鍮線を用いています。
モハ112-5719

屋根上配管実装(既設側パンタ周辺)
今回、先に屋根上配管を実装しました。
これは、実車が更新工事により、雨樋が側板と一体になっていることから、模型では
屋根板と車体を接着して雨樋周辺加工を行う予定のためです。
なお配管はマッハの配管止めを使用しています。
モハ112-5719

屋根上配管実装(増設側パンタ周辺)
パンタ碍子台のボルトはφ0.4mmの真鍮線を差し込んで表現しています。
クハ111-5756

屋根上手摺も併せて真鍮線で作っておきます。
クハ111-7756

戸袋窓を再生します。
扉側を約1.5mm残して穴を開けていきます。
モハ112-5719

車端側窓配置を変更します。
車端から5mmの位置に大きい窓を幅13.5mmで開口し、3mmの桟を残し小窓は
幅6mmで開口しています。
  >種車と異なる事から、基本的には寸法は合わないと考えていますので
   写真から大体の寸法で割出しています。
併せて行先表示幕の位置も大窓に併せて移設しています。
モハ112-5719

増設パンタ側車端。
妻面にも母線配管を追加しています。

 '06-5/28
クハ111-7756屋根上雨樋加工

WJR更新車は車体腐食防止を考慮し、側面外版と一体化され、張上屋根のように
なっています。
過去の方々の製作記を参考に、以下の方法を採用することにしました。
 1)屋根板の両側を各々約0.5mm程度幅を詰める。
 2)旧雨樋は削り、幅を詰めた箇所に、t=0.5mmのプラ板を接着し、新しい雨樋
  にする。

左の写真は、屋根板の両端をやすりで削って幅を詰めた状態です。
雨樋加工

t=0.5mmのプラ板を2mm幅に切出し、屋根に貼り付けます。
クハ111-7756屋根上雨樋加工

プラ板から製作した雨樋を車体に貼り付けます。
瞬間接着剤を流して固定しています。
この後、旧雨樋を削り、車体側面と面一になるように仕上げていきます。
屋根上雨樋加工(クハ111-7706)

旧雨樋はやすりでザックリと削った後、耐水ペーパーで段差を無くして行きます。
最終的にはパテを使用し、平滑になるように処置するつもりです。

現状イマイチな仕上がりです。
本当にそれらしくなるのか、ちと不安です^^;)
モハ112-5719屋根上雨樋加工

中間車も同様に処置を行います。
ペーパーを当てながら、曲げ癖をつけていきます。

本業の関係も有り、なかなか進みません。
まぁ納期があるわけで無し、のんびりとやります(^^;)

 '06-6/4

側面加工(モハ113-5719)

窓、およびドア点検周辺の処理を確認します。
400番ぐらいの耐水ペーパーで表面を平滑にしていきます。
妻面雨樋加工(クハ111-7756)

側面の樋に合わせて、妻面側も雨樋を追加します。
t=0.5mmのプラ板をそれらしい形に切り出し貼り付けています。
側面加工(モハ113-5719)

追加した雨樋部と、側板が面一になるようにパテを盛って整形していきます。
 >この進捗で更新か?と言われそうですが(^^;)
   パテ盛り→整形と中々進まない作業工程です。(言い訳^^;;;)


 '06-6/11

雨樋加工(モハ113-5719)

側板側雨樋と妻面側雨樋で段差が無くなる様に、整形していきます。
タミヤのパテと、瞬間接着剤を併用しています。
なお写真は側面側雨樋は、パテを削った状態。
仕上がりを確認しながら、パテ盛り、削りを繰り返していきます。
雨樋加工(クハ111-7756)

側板雨樋の前部処理が意外と悩みどころです。
結局t=0.5mmのプラ板を切り出し、屋根のRにあわせて削ったものを接着して
います。
同様にパテ盛り、削りを繰り返して、側面雨樋とおでこと面一にしていきます。
前面加工(クハ111-7756)

今回手摺はφ0.3mmの真鍮線で作り直します。
よって、そのままでは若干穴径が大きい為、一旦プラの引き伸ばし棒で埋めます。
また、タイフォンが回転式のため、オリジナルのタイフォンを削り落とします。


 '06-6/18
前面加工(クハ111-7756)

回転式タイフォンはTOMIX455系の残パーツを使用します。
タイフォン位置にφ2.5mmの穴を開けて、パーツを実装しますが、タイフォンが
正面を向くように、車体側に若干の探りを入れています。
前面加工(クハ111-7756)

タイフォンを実装した状態。
プラ用セメントを流した後、更に瞬間接着剤を流して隙間を埋めるように固定
しています。

なおタイフォンパーツはTRCメンバーのサロヤロー様に分けて頂きました。
感謝です。(m(_ _)m)
雨樋加工(クハ111-7706/7756)

雨樋の前頭部処理はt=0.5mmのプラ板を接着し、パテを盛ってそれらしい形に
削って仕上げています。
実車を細かく観察していませんので、処理の仕方が異なるかもしれませんが、
まぁ雰囲気と言うことで...。


 '06-6/25
加工状態確認(クハ111-7706)

加工状態を確認する為、下地塗料としてGM9(ねずみ1号)を吹きます。
加工状態確認(モハ113-5719)

先頭車同様、下地塗料にGM9(ねずみ1号)を吹いています。
加工状態確認(クハ111-7756)

雨樋接合部や、ドア点検窓。窓埋部が均一でない為、再度耐水ペーパ等で
平滑処理を行います。
加工状態確認(モハ113-5719)

先頭車同様、平滑処理を行っていきます。
一発で綺麗に出来ないので、まだまだですね。
加工状態確認2(クハ111-7706)

リベンジ?ということで再度加工状態を確認する為、GM9(ねずみ1号)を吹きます。
やはり、ドア点検窓の埋めた跡や、パテの表面がザラザラだったり、仕上がりが
イマイチです(T_T)
加えて湘南色の塗り分けラインが結構目立ってしまいました。
加工状態確認2(モハ113-5719)

先頭車同様、ドア点検窓跡等、平滑処理を続けていきます。
いつになったら、窓枠作業に移れるのか...。
ただ、張上げ屋根風の雨樋はそれらしくなってきたのではないかと。


 '06-7/2
加工状態確認3(クハ111-7706)

引き続き平滑処理を続けます。(って更新に入るのか??)
実際のところ、進捗状態は後戻りしています。

前回グレー塗装しましたが、結局平滑処理がうまく出来ておらず、かつ塗装むらが
出たことに加え、皮膜が厚くなりすぎたため一旦シンナー風呂行きに。
結果ボディが予想以上に侵され、ひび割れや今回追加した雨樋が外れるなどした
為、各種手直し作業が発生してしまいました。
写真はシンナー風呂のあと各種手直しを行い、プライマー→GM9(ねずみ1号)を
吹いて再度パテを盛った状態です。

加工状態確認3(モハ113-5719)

平滑処理を行い、軽くGM9(ねずみ1号)を吹いた状態。
まだ、ドア点検窓跡や雨樋つなぎ部に凸凹があるので更にパテ盛り→平滑処理が
続きます。(写真で点検窓跡が見えるでしょうか?)


 '06-7-9
窓枠作成1

今回の難関である更新車窓枠。
実車は見た目すっきりとしていますが、は窓枠だけでなくガラス押さえ?など、結構
立体的な構造となっています。
しかし、模型でそこまで作り込むのは困難な為、ひとまず窓枠だけ表現することにします。

実物でも厚さ5mm程度。1/80に縮小すると厚さは0.1mm弱。
よって、プリンタ用シール用紙で窓枠を試作してみました。
窓枠作成1(モハ112-5719)

プリンタ用シールで試作した窓枠を貼付け。
シールということを利用して、貼付けの手間削減を狙いましたが、やはりインパクトに
かけるようです...。
ということで、素材の見直し。
窓枠作成2

今度は手持ちのt=0.2mm程度のプラ板から試作。まずケガいてみます。
客用窓はW:15mm×H:12mm、運転席後部、トイレ横小窓はW:7.5mm×H:12mm
M車でレイアウト変更し、開け直した小窓はW:7.5mm×H:12mmとしています。
窓枠作成2

カッターで切り出していきます。角のRは丸刃の彫刻刀で切り出しています。
窓枠作成2

4両分でも約60個の量産はかなりめんどくさいです。
不揃いですし...。
真鍮エッチングで窓枠パーツみたいなものがでれば売れると思うんですが...。
窓枠作成2(クハ111-7706)

切り出した窓枠を車体に貼り付けていきます。
接着にはプラ用セメントを流し、表面や切断面をペーパーで処理していきます。
窓枠作成2(モハ113-5719)

M車も同様。
やはり不揃いですね...、かつ窓枠が太かったような...。(汗)
窓枠表面と切断面をやすりで仕上げ、下地塗装の予定です。


 '06-7-17
状態確認4(クハ111-7756)

窓枠表面や切断面を仕上げ、軽くGM9(ねずみ1号)を吹いた状態。
さらにパテで段差など修正しています。(何度やっているのやら...)
しかし、少々窓枠が太すぎた様な感じです...。
前面手摺作成(クハ111-7706/7756)

前面手摺はΦ0.3mmの真鍮線で作り直します。
現物にあわせて曲げた状態。
以降下地処理にプライマーを吹いておきます。

これにて塗装編に移行(予定)

 '06-7-24

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