◎『日本人のための宗教原論』用語事典
最終更新日 2010/01/31
【か】
『戒』
梵語「シーラ」の訳。「心的傾向」「心的習性」という意味
仏教信者が守るべき生活態度。「律」と違って罰則はない。
在家信者を含めた仏教信者が守るべき最低限の戒として「五戒」がある。
参考文献
『日常佛教語』岩本裕著、『わかる仏教史』宮本啓一著
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『戒壇』
僧侶に戒を授ける場所。中国及びわが国では僧を国家の統制の下においたため、授戒を特定の場所にて行う必要があり、常設の式場として壇が築かれた。
参考文献
『日常佛教語』岩本裕著
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【さ】
『三宝』
仏(ブッダ=真理を悟った人)、法(ダンマ=ブッダが説く正しい教え)、僧(サンガ=出家者の集まり)。これらに帰依することが仏教徒であることの最小の条件。
ゴータマ・ブッダが説法をはじめた最初の頃は在家信者になるためには「私はあなたに帰依します」といえばそれで良かったが、教団が大きくなるにつれて三宝に帰依すると宣言する「三帰依」が必要になってきた。さらにすすむと「三帰依」だけでなく在家信者にも仏教徒であることの心構えとして「五戒」を要求するようになった。
参考文献
『バウッダ』中村元 三枝 充悳著、『わかる仏教史』宮本啓一著
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【ゆ】
『維摩経』
大乗仏教経典の1つ。「空」の思想を完全に体現した維摩居士という在家信者が仏弟子や諸菩薩をさんざんやりこめるストーリーで、在家優位を露骨に示しているのが特色。
参考文献
『バウッダ』中村元 三枝 充悳著、『わかる仏教史』宮本啓一著、『大乗仏典』世界の名著2
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【り】
『律』
梵語「ヴィヤナ」の訳。「導く」「矯正」という意味。
釈迦が出家者を誡め僧団を維持するために定めた規則。
在家信者の守るべき「五戒」が罰則のない努力目標のようなものでそれを守らなくても特に罰せられるわけではないのに対し、「律」は外から強制されるもので守らなければさまざまな罰則が課せられる。
参考文献
『日常佛教語』岩本裕著、『わかる仏教史』宮本啓一著
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