オール・タイム・ベスト書評
ブランド,C
(25)『ジェゼベルの死』
ジェゼベルと綽名される悪女が殺された。それも旧約聖書そのままに塔(芝居の大道具だが)から墜落して。
被害者が被害者だけに誰が殺人者でも何の不思議もない。しまいには容疑者全員が自白してしまいます。当然そんな自白は嘘ぱちで最後に意表を突いた真相となるのです。
ほんと、実に悪魔的発想のトリックでした。もっと大時代的に扱ってくれた方が好みだったけど、このままがスマートで女流らしくていいと言う人もいるかもしれんな。このトリックでチェスタトンに珠玉のような短編を一つ書いてもらいたかった。
69点。但し解説の持ち上げ具合88点。
クイーンを彷彿とさせる巧妙な伏線や解決のサスペンス、カー風の謎とトリック、クリスティばりのレッド・へリング操作とありました。結局どれも中途半端なんだよね。
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