読書日記 99.10
読書日記 99.10
[1999.10.02]
札幌滞在中。北の鉄人、成田さん@密室系とお会いする。小林文庫のOFF会以来の邂逅。
ジンギスカンのお店へ。北海道の人は何かあるとジンギスカン、だそうだ。
話題はいろいろ。推理小説を理解するがために読んだ文学作品。読んでない名作。大学推理研とSF研。MYSCON。SFファンは濃い人でもアニメや特撮も見るが、ミステリファンの濃い人は内田康夫や赤川次郎を読まない。今後ミステリがどうなってもいいと思っているのは、江戸川乱歩や横溝正史だけ読んでいたって充分満足できるから。ネットでの噂。SRやEQFC。キャラ萌えの元祖はホームズにあり。山田風太郎と中井英夫。探求本。
案内していただいた古本屋で<幻影城ノベルス>の新羽精之『鯨のあとに鯱がくる』を発見。600円は安い。血風でした。
いろいろとお付き合いいただき、楽しい時間を過ごすことができました。どうもありがとうございました。
[1999.10.07]
この機会に<幻影城ノベルス>のリストを書いておきます。私は読めればいいや派なので、後に文庫化されたものはそっちしか持っていません。(→こちら)
なお、<幻影城>本誌の方は、あとは<別冊幻影城>の『江戸川乱歩集』を残すのみとなっています。別になくて困る本では全くないのですが。何か困るかとしたら、私が死んだ後で蔵書を処分する人が、揃ってなくて困るくらいのもので。
[1999.10.07]更新
<読書日記>1999.10.02〜10.07
[1999.10.11]
前回の<幻影城ノベルス>のリストに反響がいくつか。
まず、戸田和光さん@謎宮会から、左右田謙の『疑惑の渦』は、『一本の万年筆』という題に改題の上、春陽文庫から刊行されていたとのご教唆を受けました。ありがとうございました。確かに以前書かれていらっしゃいました(→こちら)が、気がつきませんでした。よりによって春陽文庫に落ちるというのは凄いですね。どちらが入手しやすいかといったら、まだ<幻影城ノベルス>の方が目に付くだけ、入手はしやすいのでは。
それからフクさん@UNCHARTED SPACE。
学生時代に私も<幻影城ノベルス>版天藤真『炎の背景』を古本市で手に取ったことがあります。『大誘拐』を読了し、著者の凄さに感銘を受けたばかり。でも、当時は金がなかった。これを買う金で角川文庫の古本が何冊も買えるではないか。そのときに私は天藤真角川文庫版の完集を決意したのでした。
フクさんがそれだけ<幻影城ノベルス>を持たれているのは羨ましいです。
私自身は最近はそれほど欲しい本がなくなってしまいました。読書量も減ってしまったので、今は殆ど図書館・文庫本派ですね。ハードカバーは場所を取るし。
さて、ご質問について。狩久についてはこちらを見てください。つくった当時は、日本で狩久のホームページをつくったのは自分ひとりだ、とか思っていましたが。
成田さんにも、他所の古書店で『不必要な犯罪』が2000円で出ているけどどうしたものかと聞かれましたが、そこそこでしょうとお答えしておきました。これは狩久の処女長編です。第二長編にして遺作の『裸舞&裸婦奇譚』は冒頭部の「らいふ&です・おぶ・Q&ナイン」しか活字になりませんでした。『不必要な犯罪』は不可能犯罪ものではないので、密室系には「虎よ、虎よ、爛爛と−101番目の密室」の方がお勧めです。
新羽精之のはまだ当然未読ですが、代表作の「進化論の問題」が大好きなので、期待大です。
筑波孔一郎の第一長編と宮田亜佐は確かに読んだのですが、中身を忘れてしまいました。当時からこうして記録をつけていれば……。筑波は角川文庫にもう一冊『危険を買った男』が入っていましたが、こちらはひどかったような気がします。
[1999.10.11]更新
<読書日記>1999.10.11
[1999.10.12]
某原稿を某所にメール。
これから本格的に忙しくなると思いますので、編集でご無理はなさらないでくださいね。こんなものは後から読み返したときには、いっしょなんですから。
それはともかく。これでようやく忍法帖が読めます。
ただ今より風太郎忍法帖販売促進運動を実施します。
いつも通り読んで書評を書いていくだけですが、ここを見ている方々ひとりひとりに山田風太郎の凄さを感じていただき、作品に触れてみたいと思っていただければ幸いです。そうして読者の思いが集まって、全ての忍法帖が、全ての風太郎作品が、容易に読めるようになることを願って。
まず第一弾、山田風太郎『甲賀忍法帖』読了。
[1999.10.13]
山田風太郎『江戸忍法帖』読了。
[1999.10.14]
何の気なしに書いた<幻影城ノベルス>のリストがあちこちで反響を呼んでいるようです。
ちょっとびっくりしたのは、新羽精之の代表短編の「進化論の問題」が今簡単には読めない事態にあるらしいこと。山田風太郎の販促キャンペーンが終ったら、新羽精之のキャンペーンを張らなきゃいかんかなと考えています。
MYSCONの参加者名簿届く。おや、あの人も、この人も。お会いしたことがあるのは、小林文庫OFF会参加者を含めて9人くらい。ホームページを見ている方もそれくらい。
[1999.10.15]更新
<読書日記>1999.10.12〜10.14
[1999.10.15]
山田風太郎『くの一忍法帖』読了。
[1999.10.17]
<IN PCKET>「忍法帖完結対談 山田風太郎×馳星周」(講談社)および山田風太郎『忍法関ヶ原』(講談社文庫)を買う。
後者の帯には、「ブーム再燃!!シリーズ堂々完結」の文字が。うーん、キャンペーンを張るのが少々遅かったか。いやいや第二期があることを祈りつつ。
山田風太郎『忍法忠臣蔵』読了。
[1999.10.18]更新
<読書日記>1999.10.15〜10.17
[1999.10.20]
フクさんのページによると、”講談社の風太郎文庫は「増刷がかかるかどうかぎりぎりの売れ行き」とのことで「後少し」売れれば充分に「第二期の可能性がある」とのことです。”
それはそれは。
希望を持って、キャンペーン続行です。
[1999.10.21]
江戸川乱歩の百五回目の誕生日に当たるこの日、日本最強の乱歩系ページが公開されました。名張市立図書館の乱歩資料担当カリスマ嘱託にして、二冊の江戸川乱歩リファレンスブックをまとめられた中相作氏が贈る名張人外境。これは凄いです。
[1999.10.23]
ついにプレMYSCON大宴会が開催されました。
受付の場所でまずフクさん、kashibaさんにご挨拶。
会場はさすがに広い。知った顔を探して、岩堀さん、小林文庫オーナーさん、それからSRの無謀松さんと固まって座る。そこに須川さんも加わった。
乾杯の後、大森望さんにご挨拶に。五十嵐さんがよろしくお伝えくださいとのことでした。
戸田さんはじめ迷宮会の方々のところへ。戸田さん、開口一番、「更新が遅いよ」。ごめんね〜。でも私のところよりも迷宮会の方がもっと遅いんじゃないかと思いますが。
たかはしさんに紹介していただく。北の鉄人成田さんの噂話など。
オークション始まる。kashibaさんの名調子。石井女王様出品の中井英夫『香りへの旅』(平凡社カラー新書)を競るが、破れる。『薔薇幻視』は持っているだけにちょっと残念。落札したのは七沢透子さん。中井が若い人にも人気があるのを喜ぶべきか。
その後は凄く欲しいものはなかったので、競っても落とせず。でも、折角だから何か買おうと、彩古さん出品の『世界推理小説大系14 フリーマン・ウォーレス集』(東都書房)を底値の1000円で買う。月報のコピー付きというのは至れり尽せり。でも、いつ読めるんだろう。
最後の最後はなんだかわからない本が凄い値で取引されていく。古本の世界は今更ながら奥が深い。
一息ついて、リンクしてもらっている方や、初対面の鉄人仲間にご挨拶に行く。ともさん、Masamiさんはいかにも先生といった感じの礼儀正しい方々でした。らじさんとは香山滋の話で盛り上がった。
倉阪鬼一郎先生にもご挨拶したけれど、<幻想文学>の初期の号からお名前を知りながらも小説を読んでいなかったので話が続かなかった。たいへん失礼しました。次の機会があるまでに何か読んでおくようにします。
時間はあっという間に過ぎ、お開きのときは、えっ、もうと思ったほど。
残りの本を片付けているkashibaさんからマッカレー『地下鉄サム』(創元推理文庫)を100円で買う。kashibaさんは、これが本職ですかと質問されていた。いやいや、古物販売許可証さえ取れば、充分やっていけると思います。
二次会は20人ほどで居酒屋へ。無謀松さんを相方に、若い人たちを前にちょっぴり濃い目の話。主に話題は東京創元社。植草甚一の<クライム・クラブ>と平井呈一の<世界恐怖小説全集>で東京創元社が一度倒産したとか、出る出ると言われていて出なかった本(ラッフルズ)・出た本(名作集1)・出て欲しい本(白樺荘事件)とか、江戸川乱歩『貼雑年譜』は注文した人が山前譲さん・紀田順一郎さん・新保博久さん・小林文庫オーナーさんの4人しかいなくて出版されなかったとか。勉強になると言ってくれた人もいたが、単に呆れられていただけかも。
それにしても楽しい夜でした。こうした機会を与えてくださった、フクさんはじめスタッフの方々に感謝いたします。
[1999.10.26]更新
<読書日記>1999.10.21〜10.26
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