2作目の感想です。
今度の事件は犀川助教授のホームグラウンドであるN大学。低温研の密室で発見された死体。それでも前作と比べたらよっぽど現実的な舞台設定。
さらに中身の方も第1作の突飛さに比べたら、ただのミステリーになってしまった。いかにも工学部という描写は見受けられるのだが。
(以下、けなしているので未読でなおかつこれから読む気のある方はご注意ください。)
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面白くなかったのは、ひとつには解決が消去法的な推理になってしまったこと。可能性を一つ一つ取り上げてつぶしていくのは、アリバイ崩しと同じで少々辛気臭い。やっぱり推理で勝負するなら論理的な展開に凄みがなくちゃ。
それにちょっと無理があった。今回先に殺された二人のうち一人は殺す必要なかったんじゃないかと思うのだが。
あと登場人物が全然区別できなくて、誰が誰を殺そうとどうでもよく思わされてしまうのもまずい。登場人物の魅力やら書き分けという点ならまだ前作の方ができていたように思う。
3作目以降はもっと面白くなるんだろうか。