オーストラリア旅行記

オーストラリア旅行記


 無事に日本に戻って参りました。ということでその報告です。

96.07.14
 13:07、Mさんとともにひかりで東京駅出発。新大阪まではあっという間。
 関空行き特急はるかに乗り遅れそうになり焦った。窓口の人をせかしたために、1時間前の立ち席乗車券などで乗ってしまう。
 大阪の町並どことなく違う。建物の後ろに山並。車窓からの風景をじっと見つつ待っていてもなかなか海にならない。ようやく臨空タウンを過ぎて、海の中の高架を走り出すと感動もの。水平線がぼんやりと幻想的。
 関空の2階でうどん食べていったんMさんと別れる。関空のテナント見て回る。関西色濃くて面白い。宝塚手塚治虫記念館土産のアトムのキーホルダーなど買ってしまう。

 19時ツアーの全員揃う。茨城のS夫妻。関西からの人は若い子が多い。搭乗待つのわくわくどきどき。
 男子高校団体さんといっしょに搭乗。はっきり言ってうっとおしい。外人さんの目にはあの集団はいったいどんな風に映るだろうか。

 機内食のディナー、ままごとみたいでかわいい。ステーキ、そば、ちまき。
 飲物お代わり自由。白ワイン、スコッチオンザロック、ブランデー水割りを注文。


96.07.15
 3時頃、気持ち悪くて目覚ます。乗物酔い。トイレ行く。吐き気あるが吐けない。スチュワーデスさんから薬。
 途中でトランジット。ケアンズにて乗り換えということで乗客全員降りる。揺れないところで休んでいて回復。それ以降は搭乗後も朝食以外ずっと寝ている。

 9時頃、シドニー到着。心配していたほど寒くはない。薄手のカーディガン羽織るだけでOK。
 バスで市内へ。古い建物が目につく。海岸、公園、オペラハウス。シドニー湾が見えるレストランで昼食。水がある街は好きだな。
 免税店へ3軒も連れていかれるが勘弁してほしい。店員も日本人ばっかり。オパールなど誰も買わない。
 17時頃ホテルにチェックイン。同室のWさん、Mさんと中華街へ出掛ける。東南アジアの中華大衆食堂という雰囲気。店頭の写真を見て注文。隣の店のメニューと間違え、妙なものを注文してしまうが食べると満腹に。

 街歩く。古い建物と新しいものが共存している街シドニー。植民地時代の古い建物がデパートなんかになって、近代的なビルディングといっしょに立っている。気に入った。Mさん、店頭で売っているケーキなんぞに目が行く。手作り風。19時でもう店仕舞い。携帯電話は日本並に普及。
 ホテルに戻って20時、くたびれてそのまま寝ちゃう。


96.07.16
 寝過ごす。8時。あわてたがMさんはもっと寝過ごしていた。朝においては日本との1時間の時差は極めて大きい。
 ホテルの朝食うまい。バイキング。パンやシリアルの種類が豊富。焼いたベーコンが旨い。野菜はトマトの切り身をあぶったものだけ。その代わりフルーツが多い。朝から西瓜は大好物だけに嬉しい。こっちは冬のはずなのに。
 オーストラリアのオリジナル・フード、例のベジマイトがジャムみたいな小さなパックで山積み。形容の仕様がない強烈な味。お土産にしようかといくつかバッグの中へ。

 歩いて出掛ける。サーキュラー・キーより電車に。2階立ての車両。
 生まれて初めて外国の電車乗るんだなと感激。初めて外国来たのだから当たり前なのだが。
 郊外行くと煉瓦づくりの町並。絵になる。日本に持っていっても浮いてしまうような家がここではしっかり風景に根付いている。もっと行って家がなくなった辺りが目的地。
 バス待つが平日は来ない。タクシーでオーストラリアン・ワイルド・ライフ・パーク。
 コアラが間近で見られる。丸くなって寝ている。生きたぬいぐるみ。
 ウォンバットも眠そう。あんなでかくてのろくて木にも登らない動物がよく生き残っていられたものだ。
 憧れの黒鳥、ブラック・スワンがいた。中井英夫はこの黒鳥を見るためだけにわざわざタスマニア旅行を試みたことがある。地球の裏側には黒い白鳥がいるのだ。

 お昼。軽く済まそうとサンドウィッチ頼んだらとんでもないのが出た。びっくり。サンダルぐらいのパンの上に厚いビーフ、それが二切れも。何とか僕は肉だけは食べきった。脂身がなく固い。草だけを食べている牛なのだろう。健康的という感じはする。
 食事に1時間くらいは掛かったか。お店の人に食べきれるように泊まっていったらどうだと冗談言われる。
 そうこうしているうちに日本人の団体一行来る。ちょっとがっかり。ガイドさん声張り上げている。端で見ていると大変なのがよくわかる。「お魚頼んだ人どなたですか。」聞いちゃいない。日本人団体客には独特な雰囲気あるがそれも仕方ないかも。

 その後もカンガルー、ディンゴ、タスマニアデビル、大蝙蝠など見る。コアラといっしょに写真。
 お土産屋でカーディガンと帽子買い、いきなり派手になってしまった。

 シドニーもどり、ロックスの土産物屋。
 夕食はスープとサラダの店。今日はもう肉は食べなくてちょうどいい。アルコールはBYO(Bring Your Own)。ビールを近くのホテルのボトルショップで買ってきて持ち込み。
 帰りにスーパ寄ってオレンジジュース買う。大きい西瓜がある。中身は日本と同じ赤だが外側の模様は全然違う。


96.07.17
 早起き6:30。7時に朝食。8時前にバスで出掛ける。サーキュラー・キーで4WDに乗り換え。ハーバー・ブリッジ初めて渡る。

 ある程度行ったところでモーニング・ティー。ガイドと運転手2人。あとのお客は台湾人の親子。
 谷を下る。囚人の削った岩の跡。谷底のクリーク越えて上っていく。ちょっと行くだけで植生変わる。
 4WDのフロントガラスに大きな傷があるので気になって聞いてみたら、石が落っこってきて当たったんだそうだ。
 羊歯の森。ジュラシック・パーク風。大木のうろの中にウォンバットの目を見る。
 山奥にあるイギリス風集落。退職者たちが故郷を偲んでつくった村。庭園が凝っている。カテッジでお昼。英国風家庭料理。

 凄いとこを4WDでそのまま下ったと思ったら巨大な岩の上にいきなり出る。仰天。世界がそのまま見渡せそうな場所。観光バスじゃ絶対にこんなとこまで来れない。
 さらにスリーシスターズなど絶景の地をいくつかまわる。

 最後に野性のカンガルー。日本猿見に行くのとあまり変わらない。あるいは奈良公園の鹿か。芝生みたいな草を何十頭も食べに来ている。地面の上は糞だらけ。側に行こうとすると逃げる。
 アボリジニの楽器。そしてブーメランで遊ぶ。僕がやってみたらちょうど入ってきた観光バスを直撃してしまった。だから僕に凶器を持たせちゃいかんと。ガイドさん曰く、バスのバーベキューだ。あまり旨そうじゃないね。

 帰りはハイウェイ。速い。
 直接ホテルまで送ってもらった。凄くよくしてもらったので別れ難い。
 ホテルのロビーでナイト・クルージングに行く人たちとすれ違う。

 夕食、Sさんたちを誘って昨日のお店。デザートまでいって満腹。

 夕食後街をさ迷ってみる。別のスーパー入ったら駅みたいにガードがあり、出がけは必ずレジ通る形式。手ぶらだと出づらいので牛乳1パック。


96.07.18
 7:30起床。8:00朝食。Mさん寝坊。
 街に出る。郵便局で切手。絵葉書等いろいろ売っていた。

 港。フェリーの待ち時間にFish&Chips試してみる。英国労働階級の食べ物で白身魚とポテトのフライ。やたら量ある。魚一本分のフライかと思ったら、なにか大きな魚の切り身だった。素材がうまい。魚にしてもポテトにしても。どうやら食べられた。
 フェリーに乗ってタロンガ動物園。シドニー湾きれい。動物園は歴史を感じさせるつくり。塀や煉瓦づくりが苔むして、風景に合っている。

 いったん港に戻る。お昼用にマック買う。そのままコーヒー・クルージング。フェリーに乗ってシドニー湾観光。ゆったり。高級住宅地。外洋の水平線。カモメが飛ぶ。本読む。寝る。

 Mさんと別れて街歩く。前にバックに入れといたベジマイトのパックが潰れて破れ、中身が漏れ出しているのに気づく。凄い臭いだったが、幸い大事にはいたらなかった。何とか処置。
 本屋。妙なファンタジーが人気らしい。2$ショップでハンカチと靴下。後で気づいたが靴下は子供用だった。マックカフェで1$カプチーノ。
 結構時間掛かる。帰ってすぐジャケットに着替える。

 一行全員でナイトツアー。シドニータワ−の夜景は確かに凄い。
 お食事。ロブスターの刺身に感激。サーモンステーキとチップス。塩がうまい。粗塩。日本の塩化ナトリウムなんかじゃない本物の塩。海老の味噌汁とご飯。
 夜景見に行く。シドニーブリッジ。南十字星見える。長いこと眠っていた天文ファンの血が突如として目覚める。カノープスはどこだどこだとひとりで騒ぐ。
 夜の街をバスで行く。途中南半球最大の悪所というキングスクロス抜ける。いかにもという感じのストリートガールがちらほら立っている。
 海岸まで行ってもらう。シティからちょっと離れただけでもう一面の星。日本では冬の星座。天の川。カノ−プスが見られて大感激。
 ホテルに戻ったのは12時過ぎ。


96.07.19
 とうとう帰る日。荷造り。
 朝食の後スーパーでチーズ。
 空港で酒やお土産など。
 飛行機、禁煙席窓際。都市から荒野、アウトバックが見える。寝たり起きたり。本読んだり。
 飛行機着陸直前揺れる。胃がもたれる。でも無事着陸。

 関空で流れ解散。大阪まで。
 大阪駅で2時間待つ。大荷物抱えて動きたくない。S夫妻と別れて寝台特急瀬戸に乗る。
 遅いのでそのまま寝仕度。
 寝台車で目覚めたらもう東京。日本の夏は暑い。



→中井英夫『ケンタウロスの嘆き』 −『黒鳥の旅もしくは幻想庭園』[1996.11.03]
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