本誌におけるスローガンは、「一巻につき一特集、自主管理・自主運営の次号の発刊即時実現!」です。(但し即時とは、数年間のことをも言う。)
別冊のリストを御覧ください。これは『ブック・ガイド・ブック・一九八三』から採ったもので、全日本大学ミステリ連合のアンケート調査の結果です。本誌の編集はこのリストの作品のレヴュウを中心に行います。それを通してミステリとは何かを考えて行くつもりです。
しかし、ただ順番通りに消化していくのでは能がないのでいろいろと特集を組みます。メタ・メディア(?)別、作家別、時代別など。ハードボイルド特集はぜひやりたいですな。私自身は不感症だけれど、好きな人はすごく熱心だから。
それから作家ではチェスタトン、アイリッシュ、バークリー、それにシャーロッコロジーと“ホームズのライヴァルたち”。これはみんな私の好みです。
そして特別に取り上げたいのが<新青年>期の作家たちです。江戸川乱歩を筆頭に夢野久作、海野十三、小栗虫太郎、久生十蘭と多彩な顔触れです。(横溝正史は避けたい。)私は新刊を漁るよりも古いものを発掘する方が好きですし、またこの時代、そして探偵小説という言葉に限りない郷愁を感じるのです。(誰だ、年のせいだと言ってんのは。)
しかし、そんな飛び入りがあるとリストの消化はあまり進みませんね。気長にやりましょう。
さて、推理小説というものは少なくともハーレクインよりはSFに近いでしょう。でも恋愛を嫌いな人はいなくても、推理小説を嫌いな人っているんですねえ。そんな人にも読んでもらえるようコラムを充実させます。おもしろい話、ためになる話、あぶない話など。
それから字が汚いのは堪忍してください。なにしろ自主管理自主運営なもんで。