山田風太郎『武蔵野水滸伝』

山田風太郎『武蔵野水滸伝』(上・下)


 週刊読売に1971年1月から連載。
 天保の世は乱れに乱れ、各地に有力な侠客が群雄割拠の有り様となった。新たに関八州取締役に任ぜられた北町奉行の息子遠山銀五郎は、南町奉行の娘お耀とともにその鎮圧に乗り出した。彼らは名立たる剣客を配下に取り立て、各地の親分を成敗または追放していった。だが、関東各地を視察してきた銀五郎の胸には苦い思いがこもってくる。やがて……。

 登場人物は、侠客剣客ともに豪華な顔ぶれ。半ば過ぎまではとてもおもしろかったのだが。南無扇子丸なる怪人の暗躍のせいで話がおかしくなり、作者評価レベルCの怪作になってしまった。残念無念。
 天才山田風太郎にしてもこんなのがあるのだなあ。


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