湖の巨大生物への考え方のひとつとして、”勘違いする生物”をご紹介しましょう。
湖の科学、海の科学で述べたように、この二つの水の塊エリアは全然違うもの。
どうして勘違いするのか、何故大きくなるのか、勘違いしないものも居たりして、
理屈が解明されていないものが多くあります。
★ページ数が多いので読み返す、ブックマーク時には1ページに集約したコチラを用意しました。NOT別窓設定。
UMA部分も消してありますので、宿題などにも役立つように配慮しました(&他の方への紹介へも便利かも!!!)。
| 湖は広い。海と勘違いする生物達。 |
湖は、たとえ閉鎖水域(内水面)とはいえ、スケールがデカイです。 琵琶湖なんて、写真を見せれば「海」と勘違いしても可笑しくないほどです。 魚の中には、その広さゆえか、湖を海と勘違いする種類が出てきても 不思議では有りません。 で、これがまた実際に居ます。 海と勘違いして巨大化する魚 サケ科類は、渓流で産卵して、海に下り成長します。 成長した後で渓流に産卵の為に戻ってきます。 戻ってくることで生産量が見込め、たいへん美味しいので 安定して食卓に運べる為に重要な水産資源になっています。 彼らは、湖では、海と勘違いして巨大化しています。 イワナでも、ヤマメ、アマゴでも、見事に大きくなった美味しい魚に変身します。 逆に小さく?なっちゃう魚 サケ目のアユは渓流で産卵するサケ科達と逆で、海(河口域)で産卵し、 川に上って成長します。成長後、海に戻って産卵します。 海に戻る時にヤナにひっかかって最高の美味しい魚として我々の口に入ります。 海にいる時は子供なので、そのせいか、湖中では小さいままです。 イメージ的には「子供の状態」みたいな感じで産卵します。 琵琶湖のコアユ(後にオマケで出てきます)がそれ。 もちろん、他の湖でも一見するとワカサギか!と思うのが沢山居ます。 川に入らないアユだと、塩焼きにも出来ません。 それにしても、身近なサケ類って、実は大変奥が深く、不思議な魚類です。 ●ウナギは湖を海とは勘違いしない様です。 ←琵琶湖 |
★「巨大化・縮小化」については「降海型・陸封型に近づく」という表現が正解です。
念の為。
| 解説中の仲間の単位は、目⇒科⇒属の順番で近くなります。 |
| ヤマトイワナ サケ目サケ科イワナ属 |
| アユ サケ目キュウリウオ科アユ属 (注)キュウリウオ目へ移ったらしいが… |
| ワカサギ サケ目キュウリウオ科ワカサギ属 (注)キュウリウオ目 |
| ゲンゴロウブナ コイ目コイ科フナ属 |
| 各項属の下に例として種⇒”亜”種がきますが、まぁ、覚えなくてもいいでしょう。 ゲンゴロウブナというのは一般的には「ヘラブナ」のことだよ。 |
| 注 inomotosou1991さんより はじめまして。良くこのサイトを見ています。 未知の生物がどこかでひっそりと生きている、と考えるだけでも楽しいですよね。 「海と湖を勘違いする魚達」のところで アユ・ワカサギはサケ目キュウリウオ科になっています。 古い文献ではそうなっているものも多いですが、最近の分類では 『キュウリウオ目キュウリウオ亜目キュウリウオ科』になっています。 いつごろ、なぜかわったのかはよく知りません。 キュウリウオ目には他にシシャモやシラウオ、深海魚のニギス、セキトリイワシ、 ソコイワシなどがいるようです。 |
へぇ〜、最近じゃそうなってたんですか。知りませんでした。
この科目の記述は、サイト内で多ページにまたがってますから
少々サイトの修正が大変という事で、まずはメール文の掲載でお茶を濁させて頂きます。
それにしても、アユの生活史から考えてサケ目から抜けキュウリウオ目に移ったのかな。
アユはサケマスの逆だしね。海河口で産卵・生まれて川で育つから。
それはそれでOKだけど、でも、ここを書いたのが1998年。上のメールは確か2002〜2003年。
↓
↓
その後、時は流れ。
↓
↓
10年後、自分自身も回帰現象なのか、雑誌にウッカリ古い表記で書いてしまった!!!
焦った私は再度慎重に調べるも最近(2008年)の公開資料でも…いや、語句検索でもザックザク。
水産試験場(群馬県かな)でニシン目(サケ亜目)キュウリウオ科アユ属だし、
徳島河川・国土交通省ではサケ目キュウリウオ科アユ属になっている。
欧の学者の中ではキュウリウオ目?アユ科アユ属の一種だけにするべきとかいう主張もある。
これは琵琶湖のコアユを亜種にしようとか、リュウキュウアユが亜種でいるため、若干浅い。
これは困った。分類や命名を管轄しているのは日本魚類学会だったと思うけど、啓発が足りん。
ボクは会員じゃないので(別の科学の学会なので)、理由を聞ける知ってる友人がいたかなぁ。
なんにせよ、TNKS。どうもサケ科の”亜種論争”の一種みたいなものかもしれないね。
当サイトでは断定しないでおこう。Wikiは専門家じゃない人が編集するのでスルーしておきます。
・・・逆に公的機関のネタとして使えるかも。
←落ち葉を見ながらヘラブナ釣りをするのは、風情がある。
戻る 表紙 次へその2:知られざる海岸侵食とは