Part2

早稲田大学調査隊の1ヶ月に渡るレポートから気になったポイントを抜き出して解説を試みましょう。
作者が「おおっっ」となった部分は湖自体
ここでは当然強調する書き方をしますが、資料から何処を取上げるか…これも解説する側の手腕です。

▲読まれた後で(書籍などで)ムベンベに関する解説を紐解いてみよう。

<環境〜不思議な湖〜>

ぽっかりとジャングルの中で楕円を描く興味深いテレ湖。
ジャングルと岸辺には段差が1Mぐらいあり切り取られた円のよう。

数々の書籍では水深が200Mの湖と書かれているが、
ゴムボートの調査の結果、平均水深が1.5〜2mだったそうです。

あ、浅いッッ!

湖の科学で語る内水面分類では「沼」か「池」に該当します。
浅いけど透明度がほとんどないので、だだっ広い池かな。
湿地帯エリアの広い湖は泥炭の柔らかい土壌も多く、
柔らかい水底は深いところへ土砂が流れ込む為、平均してしまいます。

どこから来たんだ水深200メートルの数字は!?まぁ良しとしましょう。後で記述します。

ムベンベは湖に住んでいることはないだろうと推測されました。
ジャングルから湖に出てくるのでしょうか?
水を飲むためか、えさを取るためか、子孫繁栄(産卵?)のためか、それは分かりません。

そこで湖とジャングルを行き来しているだろう川の入り江を調査したところ
大きな怪物が行き来できるほど幅が無いことが分かりました。
川とおぼしき水の流れの中を木の枝や根っこがぬって走っているから。

つまり少し上流に行くだけで川としての形態をなしていない。
怪物が住んでいることに謎がふりかかってきました。どこに住んでいるのだろうか!?
泥の中にひそむのなら肺魚のように繭(まゆ)みたいなものを作る生き物なのか?

←手持ち図鑑からハイギョ

↑正式な名前は…まぁいいか。

肺魚はシーラカンス(前出)とタメを張る古い体を持つ魚で1Mぐらいです。
水が少なくなる乾季には泥に潜って生き残ります。

←こうやって”繭まゆ”を作って乾季をしのぐ。

ムベンベの正体は肺魚のデカイやつだったのか!?……作者推測

いやいや、それもアリでしょうけど現実路線で考えよう。

少なくとも湖に住んでいることだけは可能性が低いと推測できましたが
そうなると調査範囲は大変広いジャングルになります。気が遠くなります。
又、泥沼化して、歩けばヘタすれば踝(くるぶし)まで埋まるような湿地、
テレ湖へ向かう道程は水分が大変多かったそうです。

しかし湖畔など湖に近くなると逆に何故か湿潤量が少なくなり乾いていく。地面も固くなっていったという。
湖に近寄っているのに乾いてくるなんて変な場所だなぁ…。素朴な疑問を隊員の多くも持ったはず。
そしてテレ湖のキャンプ地でコロがっている石が妙に重くて興味深い。

ジャングルにある、丸い湖、湖畔にコロがっている重い石。1M近い段差、平均の浅い湖…
ハタと思う隕石落下跡じゃないか!?

綺麗な湖の見方を変えると…

↑謎の巨大獣を追え、南山宏著廣済堂890円/P26より

隕石落下から時間が経ってなければ水深は深かっただろうし、
200メートルというデータもあながち間違いではないだろう。
時の流れで水深も浅くなって行ったと言えない事もない。
(水深200Mが元々いい加減なデータだったとも言えますが。)
とにかくムベンベじゃないが、これは大発見かもしれない!!!

偶然なのか、いや偶然に片付けるには可笑しいほど機材の動作も変
電子機器の電池がやたら早く消耗し隊員達は疑問を持ったほど。

果ては湖の調査で重要なソナーの調子まで悪くなりイチかバチか修理を試みるも煙を噴いて沈黙。
湖の深度調査が中途半端に終わってしまった理由だった。
こうした事を受けて探検隊リーダー高野さんはその不思議な石をコッソリ持って帰ろうと画策した。

しかし…。

うっかり口を滑らしてしまい村人に取り上げられてしまったという。な、なんてこったい!!!
こういうことを取上げて強調すると隕石落下で起きた
「遺伝子異常の怪物!?」とかなんとか推測される方もいることでしょう。
正体は見間違いとかサイとか言っていたのに急に切り替えてはイケマセン。

隕石落下で出来た湖?かと疑問を持っていない解説書はスルーしなければいけないかもしれない。
また総括で書きますが、鉱物マニアは隕石と期待して
高値で売買されているから取りに行こうなどという安易はダメ。

話は変わって。

生物相は魚が主に2種類、湖畔ではワニ(超美味)、オオトカゲ、ヘビ、亀
湿地帯に棲む変なゴリラ、サルたち、カワウソ(美味)、鳥達・・・。

未開地探検の大御所・探検隊メンバーNONOさんは語る。
「ワニは魚と鳥の中間の味なんだよ、美味しい。
進化の魚類⇒爬虫類⇒鳥類を味から感じ取れるんだ。」
そして最悪の生き物もいた。噛んでは膿みを止まらせない強力な虫たち…。

1ヶ月観察して発見できる動物たちはレギュラー化できるほど、
隊員達は生物の分類に目が肥えるように成長していた(ほどだった)。
先に書くけどサイは一回も目撃されてない。

=当時映像・投網を打って水中の生物を探査(食料兼ねる)

↑たけし・所ジョージのアンビリバボーNONOさん特集より

<ボンヤリなのにハッキリ恐竜と断定!!!>

〜過去の調査隊、最大の失敗が出現〜

探検隊は怪物を見た方々に聞き取り調査を行いました。
モケーレ・ムベンベの絵を描いてもらうことも忘れていませんでした。
目撃談は「よく見えなかった」とか「ぼんやりしていた」とかの報告ばかりで、
細部が語られる事は無かったそうです。意外でした。
しかし、目撃談と違ってスケッチを描いてもらうと、絵はシッカリと恐竜のブロントザウルス型でした。

結果を総合すると「やはり恐竜の生き残りか」となりますが探検隊はフト気がつきました。
なぜシッカリ見れなかったのに絵は綺麗に描けるのだろうか?
どうやら村人の方々のイメージに「正体は恐竜のブロントザウルスタイプ」と
すり込まれてしまっていたようです。

これは先駆者である欧米の探検隊達が恐竜の図鑑などを見せ
「コレに似ているのかな?」と調査したために起きてしまったようでした。

▲又は村人たちのサービスか…

これに至って村人の聞き取り調査は信用に足りない…そんな状況に置かれる事になりました。
もしも本当に目撃していて、たとえブロントザウルスであったとしても
信用する事が出来なくなったのです。
先駆者であった欧米探検隊の大失敗といえるでしょう。

慣れ親しんだ既存の生物とは違う怪しい怪物が徘徊しているのは事実と思いますが、
科学調査的にはムベンベの標本が出て来ない無い限り進展する事はありえません。

残念!!!

ムベンベ現象

科学の章「ネッシー現象」の項目で紹介しますが、テレ湖でも様々な擬似現象が起きたようです。
3交代で24時間見張るということから、メンバー間(村人・政府職員含む)の食事時間や
睡眠時間のトラブル、虫の噛み跡から傷口が膿んでしまったり精神的なもの。
40度近くまで上昇した発熱と戦う隊員。

42℃以上で多くのタンパク質は変質して行きますので40℃というのは大変キケンな体温なのです。
(脳のタンパクが壊れれば当然命に関わります)
充分過ぎるほどの幻覚見ちゃってもゴメンナサイ状態。それほど過酷だったそうです。

ある時「ムベンベだ!!!」と騒ぎになったが、ボートで近寄ってみると、なんと大きな葉っぱだった!!!

同じ光景が続く湖畔も感覚を鈍らせる原因の一つだけど、
大きさを比較することが上手く出来ないノクトビジョン(赤外線暗視装置)、
望遠鏡などの使用が必須だった為に起きたことだと隊員さんも回顧する。
その葉っぱ、ノートのシオリとなって人生を全うしたそうです。

又、村人の過去の目撃話は「じっとして動かないが急に消えた」とか
何故動かないんだ?と疑問に思うケースが多かったそうです。

固定物体に光が反射していて時間が経って反射が変わったのか?
…葉っぱの件から、これも疑ってみてもいいでしょう。
しかし、それで切って捨てるのは容易いだけに慎重にならねば。

=当時映像・湖を24時間監視する隊員さん。3交代だ。

↑たけし・所ジョージのアンビリバボーNONOさん特集より

●ここまでの内容をもっと詳しく知りたい読者さんは、↓の幻獣ムベンベを追え(新刊で復刻)をどうぞ。
読み始めたらあっという間に読み終えちゃいますよ。

幻獣ムベンベを追え

同じ風景が数日続くテレ湖までの行程。
隊員たちは目の前に出現した風景に
ロマンを感じていた。

調査を始めたチームは衝撃を受ける。
過去の書籍で紹介されていた
湖の深度が違う。入り江の場所も。

こんなのは序の口でダメ押しが来た。
食料が無い!!!

更にムベンベの後日談も入っている怪しいシンドバッドもあります。

シンドバッドは何回も遭難にあいますが、懲りずにまた船出します。
そんな懲りない冒険野郎シンドバッドに例えて冒険を繰り返す高野氏。
日本のUMA調査を開拓した冒険者必読の2冊。コメントは私のもの。

怪しいシンドバッド

現地では兎にも角にも文化が違う。
村人の風習に合わせなければならない。

その風習は先進国に住む我々とは
根本的に違い、携帯電話やネットとは
違ったコミュニケーション方法が存在。

主人公の驚くべき冷静沈着な思考で
危機を乗り越える事も多々。
く、食えん!!!(謎)

あいたたた現象

TBSテレビがムベンベが湖面を泳いでいる姿を飛行機の空撮で成功。
あまりにも見事だった為、世界を震撼させた。1992年の快挙だ!!!
しかし丸太をスタッフに引っ張らせたヤラセだということが発覚した(らしい)。
アチャー、や、やっちゃったんですかTBS…隕石拾ってきてないでしょうね〜。

生物学的分類イメージ

いつも思うんですが、マスコミはじめ多くの方々は
信憑性のあるものと無いものをどうやって区別しているのだろう?

TV番組や書籍ではフライングヒューマノイドやスカイフィッシュと
ネッシー&ムベンベとを一緒くたに「UMA」で扱っていますが
生物学的に扱うには一線を画すどころか物凄い開きがあります。

・フライングヒューマノイドやスカイフィッシュ⇒サンタクロースさんのような感じ
(お金を掛けても宇宙人、幽霊のように非常に解明が難しいカテゴリー)     ←本来のオカルトカテ

・ネッシーとか大海蛇、モケーレムベンベ⇒シーラカンスのような感じ
(出資・資金・人海戦術次第で解明できる可能性が高いカテゴリー)     ←生物分類学カテ

「ネッシーは何かの誤認だ」と否定理由として大袈裟にいうけど、
「新種Aを既存Bと誤認した」…などと新種分類では普通に使う。

誤認や勘違いなどは当たり前が前提なので否定の科学的理由にしてしまうと
切りがなくなって困ります。

「勝ち組み」ってよくいうけど生物学的に勝ち組みは長生き
精神的に良い生活をして長生きしたものが単純に「勝ち組み」です。
お金持ちが勝ち組みでは決してありません。(関係ない話ですけど)

正体ってサイらしいけど…

正体に付いては恐竜説(ブロントザウルス系)など、色々な正体説が飛び交っています。
最近のマスコミでは「サイ」で落ち着いた様です
否定な説を発表している書籍では辛らつな結論を載せています。読むとガッカリです。

しかし参加された方のご意見もそうなのでしょうか?
先に書いたレポートでは1ヶ月間24時間3交代で観察していて
一回もサイだけは目撃されていません。
一番正確な情報とは、参加された方の生の声です。直接聞いてみましょう!
早稲田大学のコンゴ探検隊。当時の参加隊員のNONOさんは、こう言われています。


<モケーレムベンベの1ヶ月調査>



↑ジャングルを進む、探検隊の皆さん

 2回にわたる探査の末、結局それは、見つからなかった。
 でも、今でも、何かが、いたのではないか、と、想っている。
 怪獣と言うと変だけど、人の手がまだ触れない、未知の何かがいても、
 おかしくはない。奥深い森林も、環境は激変している。
 時々、変な妄想に陥る。
 最後の怪獣が今まさに、死に絶えているのでは、ないかって。
 もう、遅いのかもしれない。

「想う」、「未知の何かがいても、おかしくはない。」、「まさに死に絶えている」という部分で
彼の気持ちが汲み取れるようじゃありませんか。ところでTVで放映されると直ぐに情報が広がります。
先に書いた”コンゴのムベンベはサイ”だった話ですが、私も見ていて「う〜む」と思っていました。

実際に否定の説としてネット、書籍などで広がっています。少々お待ち下さい。
NONOさんは更に語られます。


イギリスの番組のコンゴの事。
話によるとムベンベ=サイ説が展開されたようですが、
それは無理があるのでは。草原に住むサイには、
あのジャングルの湿地帯は生きられません。


別の未確認生物の「エメラン・トゥカ」と
混同していると思われます。

「ええっっ、サイじゃなかったの!!!」という読者さんも多くいらっしゃる事でしょう。
人間が歩くだけでずぶずぶ埋まる湿地帯の状態、探検隊が一回も見る事がなかったサイ。
「エメラン・トゥカって何?」という方も多いはずです。

謎系の怪物として書籍で語られているものでは、
エメラン・トゥカは「角の生えたティラノサウルスみたいなヤツ」で
現地語的には「水の動物」みたいな意味っぽい。

ムベンベは「虹」みたいな感じだ。


ちゃんと隊員さんに聞けば別のご意見が聞けるものなのです。
科学的行動というものは実際に調べる行動を言います。重要なことですよね。
懐疑論を展開する否定派では「科学的思考」を訴えますが、
今回「サイで結論」してるのは何故だろうか?

何故テレ湖が隕石落下跡に出来た湖の可能性大として
別の学術的価値があるかもしれない事を大きく取上げないのだろうか?

「撮影しようとしたら機材の調子が変」って良く聞くけど、
失敗の言い訳でなく、何か地質学的な事があったとしたら…。

NONOさんはじめ探検隊関係者を探して聞こうとかはない。
科学的思考というのはロマンを潰すためのものではないはずだ。何か違うんじゃないか?

…と作者は思った。

…そして更に作者は隕石を拾ってこようと画策した

115 :深山に棲む名無しさん :2007/03/05(月) 18:25:15 ID:pF14wMQQ
コンゴのテレ湖
ぐるぐるあ〜すで見てみました ↓

<テレ湖の写真〜by google earth>





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