| PRIMEVAL カニング・キラー 殺戮の沼 その2 |
作者の個人的レビュー
前ページの「ワニ」を見た瞬間に、当サイトの常連さんは、すかさず思い出されたことでしょう。
そうです、我々を一人残らず震撼させた”あの素晴らしい映画”U・M・Aの再来を。
特に日本版は、お子様とファミリーでは観賞できないセリフもビシバシ、豪華絢爛な出演陣だが、
コメディとして観ないといけなくなってしまった理由は、タイトルが関係ないじゃん級から始まった。
しかし、アレの再来ではない。最初から超巨大ワニと分かっているからだ。その時点で違いが判る。
私はこれを、読者のあなたに分かりやすく解説するため、なんと仕事中にもこの映像を流し、
覚えている限り6−7回は繰り返したでしょうか。音声解説も2回チェックしました。
(暇というわけじゃないよ。ちゃんと仕事してましたし)。
その結果、同じように映画をご覧になられた読者さんとなら、映画感想と気持ちを共有できる、
貴方も私も、気持ちを直ぐに理解しあえると思う。さぁ、当サイトの解説へ参りましょう。
大きく違う点から、さりげなく細かい違いがあります。
(C)Buena Vista Home Entertainment, Inc.
う〜む、これは一体何の映画なのだろう?カンニングではなく、カニングとは一体?
沼で殺戮(さつりく)が行われるから、怖そうな映画には違いない。
<ストーリー 紹介 当サイト・バージョン>
ここは、政情不安定なアフリカの小国。
街中をゲリラが闊歩し、政府軍とぶつかり小競り合い、人間の命は驚くほど安い世界。
食材はワニやヘビなどの爬虫類、鳥、魚、カブトのサナギや幼虫がメインで、
国民は貧富の差が激しく日々生きるのが精一杯であり、この惨状を見かねた世界各国から、
お約束のアメリカの主導介入の元、かねてから悲願の平和、停戦合意がなされた。
以前取材で失敗した、かつてエリートであった男が、この小国を取材することとなった。
本人は、取材先がアフリカの小国だし、米で大きなヤマを当て名誉挽回を図ろうとしていたので
こんな仕事はイヤだと断っていたが、「まぁ動物でも観察しながら休養を取れよ」という、
上司の勧め(圧力とも言う)で断れず、カメラマンの黒人、セクシーな動物専門家とタッグを組み、
小国へと旅立った。
映画の至るところに散りばめられた自然の美しさは、360度のパノラマをはじめ、
見ごたえがあるし、しばし現実を忘れさせてくれる栄養剤にもなっている。
そんな素晴らしい風景と、陰に潜む猛獣の警戒を怠らなければ、最高の取材であった。
ガイドは熟練のアメリカ人で、何か都合があって現地に住んでいる。通訳も完璧だ。
その彼をボスとして、川沿いにある村々を訪問し、仲間としての歓迎も受けながら、
取材は順調に進んでいく。しかし、問題が起きる。
360度パノラマや昆虫や綺麗な花、キリンなどの動物に見とれていた黒人カメラマンは、
大変な光景をカメラに収めることとなる。
自分たち取材クルーを歓迎してくれた村人の祈祷師らが、隠れた草原で虐殺されたのだ!!!
銃を撃ったのは、自分等の護衛も勤める軍人たちだった。「こ、これは…」
停戦合意というのは、政治家やら首長らの契約として成り立つが、監視の目が届かない村、
首都から離れた場所では、虐殺が止まらずに進行していたのだった。
護衛官らが村人を殺している……。これは困った。我々はどうすればいいのだろうか?
正義の心に火がつくが、自分たちには力がない。
全員で、その収録したビデオを観て、今後どう対応したらいいか、我々は大丈夫なのか、
対策を立てるべく意見が交わされた。
結果、国連にビデオを持ち込み、公開して停戦はウソだったと暴くことにする。
ここから物語りは急展開する。目指せ!!!国連安保理。急げ!!!我等の取材クルー。
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虐殺場面を録画してしまった。
もう観光取材じゃなくなったチーム。
軍当局に見つからないように…
銃弾飛び交う戦場となった草原、
射撃練習のごとく川の上、
障害物の無い草原を走り抜ける。
しまった、ここはアフリカだ!!!
(C)Buena Vista Home Entertainment, Inc. |
停戦は見た目だけで、内情は虐殺が相変わらず行われていること、問題解決していないこと。
何より彼等は、軍部が銃器を持たない一般人を一方的に殺しまくるのが許せなかった。
こんな場所は、まさに第7プリズン(地獄)だ。
壊してやらねばなるまい、作戦名は地獄破壊(プリズン・ブレイク)に決定だ。失礼。
だが、仲間内のMTGと今後の作戦を、護衛官がテントの外からコッソリ聞き耳を立て発覚、
「しまった、撮影されたぞ」と本部へ連絡、将軍よりビデオの回収作戦命令が発動された。
具体的な実行は、全員を国内で死亡したことにする「皆殺し作戦」が採用された。
全員に緊張が走る。
もともと銃器を用意していなかった取材クルーは、絶対絶命である。
美しい風景とは逆に、非常に醜い人間の世界の対比が絶妙で、ギャップを感じられる。
「同じ人間なのだから仲良くすればいいのに」とは生物学専門の私ゆえのセリフ。
小さな部課ですら争いが絶えない、アユのようにナワバリを持ち攻撃的な人間。残念だ。
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国連安保は遠い。
プリズン・ブレイクの俳優(右)は
危険地帯を刑務所に見立てて
作戦を考えるようだが…
どうなろうとも録画ビデオを
届けなければならない。
軍部から全員抹殺指令の中、
彼等に味方するのは……
そう、アレだ。
(C)Buena Vista Home Entertainment, Inc. |
彼等は銃を持つ敵から無事に守りあい、貴重な映像の入ったカメラを壊さずに、
且つ、国連安保理まで持って帰れるだろうか?
面倒だからといって「別送りヨロシク」のシステムは残念ながら無い。
クロネコやペリカン、アリさん、Fedex、Ups、EMSの営業窓口はないのだ。
手に汗握るアクション、一人、一人と消えていく彼等の命運は如何に!?
ウォルト ディズニー スタジオ ホーム
エンターテイメントが贈る、
全員ハッピーにはしなかった、これまでになく非常に珍しい社会派映画となっている。
貴方の涙腺はどこにある!?正義とは、人間とは、国連主導とは何だろう。
今、彼等の命を掛けた、危険地帯からのサバイバルが始まる!!!
<ここがキモ、映画ツウを自認するなら、これを逃す手はないよね>
●名作映画「ユーボート」の船長がガイドとして長時間出ている。
「ハウス・オブ・ザ・デッド」(1作目)に登場していたが、セリフが少なかったせいか印象が薄い。
速攻で消えてしまったという記憶になっているのは残念なところ。
今回は、村人・シャーマン等との通訳の役なので、ファンには嬉しいタップリ登場で堪能できる。
●スペシャルゲストに、9メートルのワニが登場!!!
現地ではペットネームで親しまれている。広いアフリカには100歳を超えるものもいるとか。
へぇ〜「イチロー君(享年71歳)」ボルネオ産クロコダイル種を越す破壊力だね。
●正しいのはどっち?
政情不安、こういった虐殺が行われるのは、教育・倫理。理性が足りないからだとする”性悪説”
又は、生まれてから、お金や欲望などを知り、覚えてしまったために虐殺してしまう”性善説”
どちらが正しいのか、映画を観ながら考えてみるのも、よろしかろう、なんて。
●イヌは人間より偉大だ。お犬様・保護条例ふたたび。
川岸の貧弱な筏にイヌが乗って寂しげにしている。ク〜ンと可愛い。パイレーツ犬…似ている。
人間の命よりも大切なお犬様の命なので、助ける役はセクシーな動物専門家がお約束だ。
保護団体にありがちな、人間より犬が大切の一般版。お馴染みの光景だ。
他に類似ネタを出してみると……
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でタイムマシンにイヌを乗せてテスト時間旅行をさせる場面がある。
観客はイヌを心配していた。この名作では、最後まで通して一番観客の心配そうな反応は、そこ。
エイリアンのリドリー・スコット監督「グラディエーター」では最初マキシマス将軍に付き従うイヌが居た。
設定ではオオカミだそうで混血を使ったらしい。
そのイヌオオカミがいつの間にか消えているので、どうしたんだろうとファンサイトで熱かったという。
エイリアンでリプリーがネコを救いに行く時、「ネコなんか放っておけ」と観客が叫んだのと対照的。
ジョニーデップの「シークレット・ウインドウ」では愛犬が殺されてしまうが、
監督やスタッフへ観客らから「どうして殺すんだ」と猛烈なクレームが来たらしい。
人間も何人か殺されてるのに、本当にイヌ大好きは面白いと思う。気持ちは解らないでもないが。
肝心の殺した役の○○にはクレームが行かなかったらしいので、恐ろしい差別でもある。
▲ネタバレさせていました。ごめんなさい!!!
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やはりアフリカが舞台なら外せれない動物たち。
ジャケットには、鋭い牙を持つワニがメイン。
社会派映画に深みをもたらせるデザインだ。
弱肉強食の掟に従う猛獣たちには、
人間の争いはどう見えているのだろうか。
生きるためではなく、不満を爆発させるため、
己の欲のために同種で支配し殺しあう人間。
そのエネルギーを発展・成長・保護に使えば、
素晴らしい世界が出来るのにね。
壊すのは文化だといった考え方もある。
しかし、壊してるばかりという気がしてくる昨今。
色々と考えさせられる作品でした。
(C)Buena Vista Home Entertainment, Inc. |
ワニ君やゾウなど、野生の動物たちまで、人間に対して怒ってしまうのか!!!
解説/UMAサイト専属映画評論家:ヤスミホシー・サク・ダイヲー
全米驚愕!!!社会派アクション大作!!!
実話を基にした全米驚愕のアクション巨編!!
ひとりの女性が無残となった事件。百人でも被害が現地人なら誰も行かない。
しかし、白人なら話は別だ。
停戦となったばかりの小国の状況を追うことになったNYのテレビ局の取材班が、
現場となったアフリカの奥地へと足を踏み入れる―。
しかし、そこで待っていたものは、エンドレスに続く壮絶な殺戮だった!
こんなに人間は残虐だったのか、本性をむき出しにするエリアで文明人はどうする?
そう、唯一の地球代表機関である国連へ訴えに行こうではないか。
【STAFF】
監督:マイケル・ケイトルマン
脚本:ジョン・D・ブランカトー&マイケル・フェリス
製作:ギャヴィン・ポローン
製作総指揮:ミッチ・エンゲル、ジェイミー・ターセス
撮影監督:エドワード・ペイ,A.S.C.
プロダクション・デザイナー:ジョニー・ブリート
音楽:ジョン・フリッゼル
【CAST】
ティム:ドミニク・パーセル(山野井 仁)
アビバ:ブルック・ラングドン(本田 貴子)
スティーブン:オーランド・ジョーンズ(檀 臣幸)
ジェイコブ:ユルゲン・プルホノフ(諸角 憲一)
マット:ギデオン・エメリー(清水 明彦)
ジョジョ:ガブリエル・マレマ(岸尾 大輔)
2008年3月19日(水)
セルDVD 3,800円(3,990円/税込)で発売!同日レンタル開始!
⇒その3へ続く…
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