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古い記事の為に起こる自虐ネタ
ある著名人=文化人から
「胃に消化酵素も無いはずの降海型サケは実はエサを食うんだよ」
…と衝撃事実をつき付けられ愕然とした。
それは新聞などに発表した私の研究内容(サツキ・サクラマスは餌を食う)写真あり。
これだから肩書きもない無名の研究者はいやなんだよな…などと思ってはいけない。
それにしても…
巡り巡ってオリジナルである私が、自分の解説文を他の方から解説されてしまうとは!!!
内容は既にNHK、魚類図鑑や釣り雑誌などでも修正されているものも多い。
私は彼に言った。出来ればネタ元の作者名ぐらいは覚えてください。
(いや、無理は承知なんだけど)
ガンバレ、自分。
…などというやり取りが盛んに行われたのも今は昔。
海に戻るお魚といえば鮭がメジャーですが、その鮭の中にはいろんな種類がいます。
鮭目という広いカテゴリー、鮭科では虹鱒や岩魚、イトウ、山女、アマゴなどです。
サケとマスは別のカテゴリーのような誤解がありますが、
生物学的にはサケとマスは呼び方を最初に付けた人達が混乱させただけで、
同じグループの連中です。同じパターンとしてクジラとイルカもそうです。
同じ仲間なのに違っているように見えますよね。
さて、アマゴや岩魚、山女が海へ降りますと立派な鮭に似た魚になって
生まれた河に帰ってきます。名前を書いてきますと、
| 陸封型 |
降海型 |
| アマゴ |
サツキマス |
| 山女(ヤマメ) |
サクラマス |
| 岩魚(イワナ) |
降海型岩魚、またはアメマス(=亜種に区別) |
| 虹鱒(ニジマス) |
スティールヘッド |
| イトウ |
イトウ(同じ名前) |
| ヒメマス |
ベニ鮭 |
| オショロコマ(北海道のみ) |
ドリーバーデン |
などです。
特に虹鱒はスティールヘッドという名前がありますが、
大変大型に育ちまして140cmほどにもなります。
虹鱒は日本ではほとんど降海しないのが不思議ですが、
ヨーロッパやアメリカの様な大陸ではスゴイ釣りのターゲットになっています。
日本で降海しない理由は強いてあげれば
環境までは輸入できなかったというところでしょうか。
ところで、山女(サクラマス)やアマゴ(サツキマス)は大変似ていまして、
見分ける事が出きる人は渓流釣りをメインにしている方で無いと難しいです。
違いは赤い斑点がアマゴに見られるという点です。
しかしながら、生活史が違いまして海に降りている期間が違っていたりで
亜種として扱われています。
山女は2年間海に、アマゴは5ヶ月から1年といったところです。
海に降りる期間が違う為に河に戻ってくる大きさが山女の方が遥かに大きくなり
アマゴは海に降りてもなかなか50cmを越さない物が多いです。
そしてヤマメとアマゴの中間的なものがいます。琵琶湖に住むビワマスです。
以前はアマゴと思われていました。朱点があったからです。
しかし、大きくなるとアマゴの特徴の朱点がなくなり頭も丸っこく何だか違う感じ。
現在は亜種=琵琶湖で特異に進化した=となっています。
ついで、琵琶湖では特異に進化するものが多いのですがアユ科(注)のアユ。
琵琶湖産のアユは全国の海から登って来れなくなった河川に放流されています。
琵琶湖では小さなママ産卵しますので、コアユと呼ばれていました。
▲アユの科目についてはこのページやここで最新の分類を記述しています。
サケの赤身の謎
幼魚=白身⇒海に降る⇒オキアミを飽食⇒赤身!!!⇒遡上⇒成熟⇒婚姻食で赤肌⇒白身
白身魚のサケ(サツキマスなども)は海に降りてオキアミを食べ、赤身になります。
その後、産卵の為に川へ遡上すると徐々に赤色が体色/卵色の方へ使われ(成熟=婚姻色)、
産卵直前には白身に戻っています。いやはや面白いシステムです。
マグロとかの純粋な赤身魚とは違って、サーモンピンクって特別に言うのはその為。
間違えて別の川に入っちゃう事は無いのでしょうか?
サケ科魚類の母川回帰はいつも正確だとお思いの皆さん、違います〜。
間違えて違う川に遡上したり、時期までウッカリするものも多いです。
サケ
・・・”トキシラズ”として売られているのは、時期を間違えて春に遡上しちゃったサケ。
わりと脂が乗っており、美味しい。普通は秋。
カラフトマス
・・・生まれた川を間違えまくって回帰が悪く、養殖事業に利用できないほど。
大量に生息していて、サケに比べて美味しくなく、カンヅメにされる事が多いです。
2年で成熟する為、隣り合わせの年の魚との交流が無く、
同種なのに遺伝子がかなり違う部分があると推定されていて、面白いです。
結構面白いのはベニザケ。一服できる湖などが中腹にある河川を好んで遡上します。
最後の清流といわれる四万十川・琵琶湖源流の淀川を抜いて
生息魚種約70種の、なんと”日本一”の長良川だったが… |
長良川河口堰の問題になったメインのお話
(1998年に書いたため古いです)
どうしてあんなに騒がれたかと説明しますとサツキマスが象徴的に住んでいたからです
(おおっと、これでは解りませんな!)
シンボル化されまして結構「サツキマス」の名前が有名になりました。
さて、どうしてなのか説明しましょう。
山女は東日本以北、アマゴは静岡以南で住み分けられていまして、
特にアマゴは鮭科の南限に分布しています。
山女は日本以外でも見ることが出来ますが、
アマゴは日本、しかも静岡以南のみの特産であるのです。
ダムや河口堰が河の途中に有りますと、
海へ降りた鮭類は再度遡上出来無くなってしまいます。
そうなんです。陸封型しか存在しない河になって行きます。
硬い文章ですが、ポイントがここであります。
世界でも珍しいアマゴの降海型のサツキマスが、
自然に生活史が刻める大河川の典型が長良川だけだったのです。
木曽川も大阪の淀川も以前は住んでいましたが、
ダムや河口堰の建設の後で漁獲できなくなったと聞いています。
それで、河口堰反対運動のシンボルになったのですが、
水需要の不思議がバックに有ります。
私の住む知多半島では近い木曽川を外して木曽川の向うにある長良川から
水を引いてくるといった都市が多いのです。水の利権問題が面白い様に絡んでいます。
詳しくは省きますが、利権の変更などを河口堰建設の費用であてがえば、
木曽川から水が引けて長良川にしなくても良かったのじゃないかなぁと考えてしまいます。
今、今後の長良川河口堰の「利用費&運営維持費」と
「取り壊す費用」を量りにかけているようですが、
取り壊す方が安いというところまで来ているほどです。
ところで、今年(河口堰稼動の翌年です)はアユやサツキマスは型が小さくなり、
かなりの打撃があったみたいです。
私の所属する「郡上サツキの会」という釣りクラブでは私を入れまして
なんと5匹しか釣れませんでした。
この写真↓の物は私の唯一の一匹です。
平年では一人で20匹も釣るつわものがいる程なのに。
うーん、会費は1年1万円なんですが(漁業証含まず)。
アユは旅館で一番大きい物を女将さんが出してくれました。
確かに小さかったです。
「小さくなるし、その代わり値段は高くなるし困ったわぁ」と言われていました。
しかし、住民、企業などが要らないっていう水需要。
ハローワークにこの分を投入した方が良かったのじゃないかと思いますが。
▲渇水の状況になると「河口堰はやっぱり有った方が良かった」となりますが、
水を引いている川を長良川じゃなく木曽川にしてれば、
最初から問題なかったんじゃないか?…なんて思ったり。
マスコミ報道が微妙にズレている感じがしないこともないなぁ。
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鼻曲りのオスです。黒い斑点に混じって赤い点が見えますが、
山女との違いはこの斑点が在るか無いかです。 |
向うの貧弱な病気勝ちそうなアマゴは割りと大きいのですが、
治療回復後、河に放流予定です。
それにしても、でかい方は鮭そっくりでしょう!上と同じ魚です。
味の方(水産資源として)は鮭が3級だった場合、1級になるそうです(サクラマスも)。

初めてメールさせて頂きます。北海道在住の巨漢と言います。
いつも楽しく拝見しています。
現在、私が住んでいる町(道南の日本海側)では、
サクラマスが大爆釣です。
といっても川ではありません。海です。
しかも陸からルアーでです。
例年ですと海アメマス釣りが盛んで、
サクラマスは宝くじみたいな感じだっ たのですが、
今年は多い人で一日に5本とか釣れてるみたいです。
サイズも4キロオーバーなんかが釣れています。
北海道では船でのサクラマス釣りはメジャーなのですが
陸からこんなに釣れ るのは聞いたことがありません。
私も釣りが大好きですが、人事異動やなんかで忙しく、
すっかり乗り遅れて しまいました。
私の住んでいる町では、昔はシロサケの放流が多かったのですが、
現在サク ラマスの放流事業が盛んに行われているらしく、
その結果ではないかと思い ます。
今年は1月ころから釣れ始め、
現在はすごいことに(人の数も)なっていま
す。
写真がとれましたら送信したいと思います。
それでは。
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←サツキ(神谷堰堤・吉田川)
=長良川産サツキ
▲全て自宅で飼育中のものです(食べる方へ行かない…)。
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・変な模様のトラウト(ゴギ、カラクサからブルーマスまで豊富な分類資料)
・巨大化するってホント!?倍数体の謎(イメージ戦略のため凄い名前が!!!)クィーントラウトって…
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・タキタロウ(大鳥池3m〜5mの巨魚。魚拓の謎は人に話さないで下さい)
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UMAを除外した簡単解説(1ページに集約)も用意しました。
サケマス基本知識(一般)渓流魚
一気に見なおす際、リンクする時、宿題などの資料でどうぞ。
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