No3

タキタロウの正体は?

サケ科のイトウ属・イワナ属・ニジマス属だけが可能性有り

産卵しても死なないのは、サケ科イワナ属、イトウ属、ニジマス属だけです。

タキタロウやナミタロウは、アメマス(イワナ属)やエゾイワナと言われるのはこの為。
一方、ニジマス属は、ノーマルな状態でも海に下りるのは1.4mを越します。
スティールヘッドといって、アメリカカナダの重要なルアー・フィッシング対象に
なっています。

大きさから言って可能性があるのは、ニジマスが最適です。
しか〜し!ニジマス属と推測されないのは何故でしょう?

ニジマスは最も皆さんが良く知っている「マス」だからです。
水温25度まで大丈夫なことから養殖が容易で、倍数体も実際に放されていて
(公では放流はダメ)スーパーでもごく普通に並んでいます。

タキタロウやナミタロウがニジマスであると、ちょっと夢が壊れると…。

しかし、巨大なニジマスは一般的に馴染みがないですから充分バケモノです。
スーパーマーケットクラスが見慣れた大きさですからね。

ヒメマス説はダメ

他のサツキマス、サクラマス、ギンザケ、ベニザケなどのサケ科サケ属は死にます。
最高でも5年目で致死遺伝子が発動し、死亡します。大鳥池の巨大魚タキタロウでは
ヒメマス(サケ属)説がありますが、産卵のシステムから自然界での巨大化は
ヒメマスでは無理です。

←サツキマス(サケ属)作者研究モノ

ただ、残念な事に、タキタロウの特徴がサケのオスのような鼻曲がりだという事。


オスだけなの〜?とツッコミたいところですが、良しとしましょう。



また、魚の住み分けに注目してみましょう。

・湖心(湖の中央)・・・・・ワカサギやヘラブナ、ヒメマスなど。
・湖岸・・・・・ニジマスやイワナなど。

タキタロウが泳いでいたエリアには、どんな魚が該当するのだろう…。
大型になる魚が居なければ、未知の魚の可能性が出てきます。

定説となった学者の鑑定について

大鳥池のタキタロウの展示されている幼魚標本は、幼魚という風貌ではなく、
老成したイワナにしか見えません。
渓流釣りをする人なら、どなたでも直ぐに分かると思います。

また、過去に捕まえられた魚を二人以上の学者が下した鑑定結果は
以下です(TVとか本で定説となった鑑定です)。

・エゾイワナ系のアメマス

・アメマス系のニッコウイワナ

・ニッコウイワナ系のアメマス

・アメマス系のエゾイワナ

でした。

鑑定がそれぞれ違っていたから新種の可能性が有る…とのことですが、
これらは基本的に新種でもなく、鑑定が違っているわけでもなく、
サケ科イワナ属の同じ魚といっても差し支え有りません。

アメマスは海に下りたタイプのイワナの総称。

▲鑑定された当時、アメマスとイワナは別種でした。
近年では亜種とされています。

数ページ後に書いていますが、魚類学者が論文で発表した遡上サツキマスは
”消化酵素は働いていない学説”をわたしがくつがえしています。

私が新聞や本で発表したのは1999年にもかかわらず、まだまだ「食わない」と
書いている本が多いのが現実。

学説は変わる事がありえますので”絶対正しい”ではありません。
変わっても、人々がそのことを知らなければ昔の学説のままです。
(マジメなセリフをはいてしまった…)




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