◆教材のご紹介
|
「見通し」の知能因子が関連する、ゲーム仕立ての「白取り遊び」を紹介してみましょう。
シリーズの教材にはふくまれていませんが、3年生の課題として実施しているものです。
ふたりひと組みにして向かい合い、紙皿の中の黒7個、白1個(○●●●●●●●)の石を交替で取っていって、最後に「白を取った方が勝ち」となるゲームです。
|
じゃんけんで先攻、後攻を決め、5回戦を取り組んでいく中で必勝法を見つけるよう促します。
「見通し」の能力の高い子は初回から勝つためのポイントを探ろうとしてゲームを進めていきますが、3回目ぐらいになってくると、それまで、ただ適当に石を取り合っていた子どもたちも最終的な局面で、(○●●)と言う状態で相手に渡せば自分は絶対に勝てるということに気付いてきます。 つまり、相手が●を取れば自分は○●を、相手が●●を取れば○を取れば勝てるわけです。
すでにお気付きかと思いますが、このゲームは先手必勝であって、はじめに自分が●●を取ってしまえば(@)、その次に相手に1個取られても2個取られても、その次に(○●●)の状態で相手に渡せますから、相手に勝ち目はなくなります。
| ( ○ ● ●)● ● ●|● ● A @ |
5回戦が終了したところで、それぞれに必勝法を書かせるのですが、文章だけで理路整然とまとめる子や、反対に図解のみで簡潔に表現してしまう子など様々ですが、いわゆる「認知タイ
プ」の能力の子どもは、こうした「見通し」の要素が絡んでくる課題でもつまずく場合が
多いようです。
この課題は、ゲームをする中で必勝法を見出させることを目的としているので、教室では3年生を対象と実施していますが、単なるゲームとしては、年長児ぐらで取り組ませると面白いのではないでしょうか。