■各話解説■

 さてここからは全6話+EXシナリオ2話+ボーナスシナリオの解説に入る。ストーリー紹介と攻略部を兼ねているので、言うまでもなくすべてネタバレである。
 ゆえにこれから新鮮な気持ちでプレイしたい人は一度プレイした後に見て欲しい。


【第一話 約束? 突然の東大生】


 第一話ということで導入部的な役割の強い話だ。
 みづほが景太郎を東大に合格させなければ自分が景太郎と結婚するという爆弾発言をする……という衝撃的な登場がこの話のメインイベントだが、その後の歓迎会における各キャラの隠し芸もなかなか楽しい。素子の五月雨斬りなどは原作でもあったが、なるのボーリング曲投げやしのぶのマッチ売りの少女といった原作のちょっとひねった使い方はファンにはちょっと楽しいところだ。むつみの幽体離脱はちと問題だが(^^;)。この隠し芸の時、相方にしのぶを選ぶと芝居の内容が変わるのはちょっと凝っている。

●シーン1
 各キャラ紹介編。ここでは素子、キツネ、スウ、しのぶに対応CRがあるが、この時点ではまだセーブできないので運を天に任せるしかない。選択CRはなし。

●シーン2
 ひなた荘の朝食の風景。ここでは食事中にイベントで会話できるキャラをCRで選択できる。ひなたガールズ5人の他にはるか、瀬田、サラがいるが、もちろん普通の会話だけ。

●シーン3
 模試から帰ってきた景太郎が自分の部屋に女性の下着入りカバンが置いてあるのを発見し、下着泥棒かとひなた荘内を探し回ろうとする。スイカと共に登場するむつみはここで初登場。ここでは昼寝しているなるを起こさないと話が進まないのだが、起こすときは対応CRが入るので注意。
 なるを連れて温泉へ行けば選択CRが選択可能になる。ここで協力を仰げるのはなるとむつみの二名。どっちでも結果は同じだが、むつみの方が笑える。
 もちろん泥棒云々は景太郎の勘違いで、カバンの持ち主はみづほだ。

●シーン4
 みづほの結婚宣言の後、キツネの発案で歓迎会をやろうということになる。
 このシーンのコミュニケーションパートでは選択CRの前に全キャラ対応CRがあるので話しかけるときには注意が必要。ただし素子とスウは二者択一なので、どちらか本命を選ぶこと。
 中でも注意すべきはみづほで、景太郎の学力を試すということで4連続でCRをさせられる。もちろんCRの合間にセーブするのは不可能なので、ここも成否は運を天に任せるしかないのだが、ここで全問正解すれば一気に学力をCまで上げることができる。慌てて上げる必要はないのだが、EXシナリオへ行くことを考えればここで3つは答えておきたいところだ。
 選択CRは歓迎会での隠し芸の相棒を選ぶというもの。みづほ以外は全員選べるので本命のキャラを選んでおけば問題ない。

●シーン5
 歓迎会が長引きすぎて帰れなくなったみづほが、キツネの一言でなる、むつみと共に景太郎の部屋に泊まることになってしまう。ここはCR一発勝負で、なる、むつみ、みづほのヒロイン格三人から夜の中庭で語り合うキャラを選ぶことになる。しっとりとした場面なので、どのキャラともなかなか味わいのある会話が楽しめる。
 ちなみに選択CRを失敗すると、理性に敗れた景太郎がみんなから成敗されるという展開になる。いちおうCGも入るのだが、簀巻きにされた景太郎の絵なのでまったくうれしくない。


【第二話  激突! 混乱の勉強会】


 みづほが家庭教師になってからのひなた荘の混乱の状況を描いたのが第二話。みづほの「約束」ネタが振られるのも今回だし、紆余曲折を経てみづほが真の意味でひなた荘の一員になるのもこの話からと言っていいので、ストーリー展開上はかなり重要である。
 また第一話もそうなのだが、今回もコミュニケーションパートにかなり対応CRが発生するので、注意が必要だ。

●シーン1  前回の模試は予想通り最低の結果で落ち込む景太郎。しかも部屋に戻るとなぜか部屋はとんでもなく散らかっている。せめて部屋くらい掃除しておこうと考えて部屋を出る……というところから始まる。この散らかりようは実はスウの新発明が原因だ(^^;)。
 ここの選択CRは誰に部屋の掃除を手伝ってもらうか。選べるのはなる、むつみ、素子、スウの四人だ。しのぶにも手伝ってもらえそうだが、ここではなぜか選べない。
 またこのシーンではキツネは温泉に入っており、そこへ行くと対応CRが発生する。成功してもなるに殴られて終わりなのだが(^^;)、非常にラブひな的イベントなので一度は見ておくべし。

●シーン2
 景太郎の模試の結果に驚くみづほ。そこで景太郎にしのぶから借りてきた中学の問題集をやらせようとする。
 ここは舞台が管理人室固定なので、三人の誰かをパートナーにしてCRをするだけ。

●シーン3
 みづほのやり方に反発するなるとみづほが口喧嘩をしてしまう。なんとかなだめようとする景太郎とむつみだが、それが裏目に出て二人にお茶とスイカ(^^;)をかけてしまい、なるとみづほは温泉へ。ちなみにシーン2の選択CRを失敗していると、スウの作った掃除機(小型ブラックホール内蔵)にみづほが吸い込まれる展開になる。爆発して帰ってくるけど(^^;)。どっちにしても風呂へ。
 CRとは関係ないが、温泉におけるなるとみづほの会話は「約束」についてのみづほの思い入れの一端が語られるので、この場面はストーリー展開上かなり重要だ。もちろん温泉場面なのでCGもある(^^;)。
 さて景太郎の動向だが、ここは複数のイベントが選択CRで選択できる。
・むつみと一緒に勉強する
・スウと調子の悪いボイラーを直す
・素子かしのぶと夕食の用意をする
 どれを選んでも最終的にボイラーは壊れるので(^^;)、本命がこの中にいなければむつみと勉強しておくのが妥当だろう。

●シーン4
 暴走したボイラーのおかげで湯あたりしてしまったなるとみづほのため、景太郎は湯あたりの看病方法を求めてさまよい歩くことになる。
 ここではなるとみづほ以外の全キャラに対応CRがある。成功すれば各キャラに湯あたりの看病方法を教えてもらえるので、どれかをこなさないと選択CRが発生しないのではないかと思うかもしれないが、実は食堂前の廊下にいるはるかさんに話しかけると氷嚢をくれるので、あえてCRで成功しなくても先には進める。ただ、各人の湯あたりへの対処方法がなかなか面白いので、ここはやはり各キャラに話を聞いておくべきだろう。ちなみに以下の通り。
・キツネ:着替えさせろと下着を渡される
・素子:先祖伝来の薬をもらう
・スウ:瞬間冷凍装置(^^;)をもらう
・しのぶ:家庭医学の本をもらう
・むつみ:冷凍スイカ(^^;)をもらう
 選択CRはなるかみづほを選択して手当をするだけ。ちなみにキツネから下着をもらっていると、着替えさせようとしたところを見つかって、最後になるの鉄拳とみづほの蹴りをもらって終わるのが大変ラブひな的。実はキツネとスウの治療は実行すると逆になるとみづほの好感度を落としてしまうのでやらないほうがいいのだが(^^;)。

●シーン5
 湯あたりも癒えたので勉強しようと言うみづほに、東大をあきらめてしまおうかと弱音を吐く景太郎。するとなぜかみづほは烈火のごとく怒りだし、ひなた荘を出ていってしまう。
 ここでは基本的にみづほを追いかけるだけのだが、キツネと話をすると選択CRにキツネと酒盛りをするという選択肢が加わる(^^;)。みづほを追いかけるのが正道。とはいえ酒盛りの方がラブひなっぽいし、下着にワイシャツを羽織っただけというヤバい格好のキツネを見られるのはここだけなので、ついこっちを選んでしまうのもやむを得ないと言えるだろう(阿呆)。もちろんそっちを選んでも別に話は変化しないので安心して選んでOKだ(^^;)。
 それはともかく正道どおりみづほを追いかけると、あの思い出の公園にたたずむみづほを発見する。そこで思わせぶりなセリフを残してみづほは去っていき、その後になるが現れて、なるとの会話が入る。ここで景太郎は東大へ行くのはなるとの約束もあるから……とのセリフも入るので、やはり普通はこちらを選ぶべきであろう。
 第二話からドンデンリザルトのチェックが入るようになる。二話のドンデンリザルトはなぜか3人が小学校で基礎から勉強しているというオチ。なぜか生き生きとしているむつみさんが印象的だ。


【EX1  奮闘! 苦労の管理人】


 第2話の終了時点で景太郎の学力がC以上あれば、このシナリオになだれ込む。勉強系のCRをちゃんとクリアしていればCはおろかBに達しているのも不可能ではないので条件としては難しくない。
 原作にもあった台風の話を拡大したもので、景太郎の管理人としての苦労の日々が描かれるシナリオ。エクストラシナリオということでメインストーリーとは関係ないが、その分バラエティに富んだシナリオになっている。
 EXシナリオの特徴としてマルチストーリーになっているということがあり、選択次第によってはかなり派手な分岐をしてくれる。場合によってはCRで×を出さなければならないこともあったりと、メインシナリオの常識が通用しなかったりなど難易度も高めなので、達成率100%を目指すには鬼門と言えるだろう。

●シーン1
 台風接近の中、翌日に模試を控えていることから、来ないはずのみづほもひなた荘に来ている場面から始まる。ここではひなた荘住民にいろいろ頼まれごとをされるので、どれを選ぶかが選択CRになる。最終的に揃う選択肢は以下の通り。
・なると屋根の修理をする
・素子とひなた荘内の破損個所をチェックして歩く
・しのぶと食事の準備をする
・みづほと模試に備えて勉強する
 ただし、なるとの屋根の修理に関しては、後半の分岐に関連してくるので注意が必要なのだがそれは後述。またこの選択肢を出す前段としてスウに話しかけて金槌代わりに冷凍バナナ(^^;)をもらっておく必要があるのだが、スウとの会話で対応CRが発生するので要注意。

●シーン2
 基本的にこのシーンも台風に備えて景太郎がこき使われる。
 ただし、シーン1でなるのCRを選ぶかどうかで選択肢が変わる。
 まずシーン1でなるを選ぶか、あるいはスウから冷凍バナナが入手できないでいると、導入パートでしのぶが窓の修理を頼んでくるため、選択CRに窓の修理が選択できる。ここの選択肢はこの後の分岐の必須条件になるので、しのぶのイベントコンボを見たいときは必ず選ぶこと。
 前段でなる以外を選んでいると、導入パートでなるが早く屋根の修理をしてくれと言いに来るため、しのぶの代わりになるとの屋根修理が選択できる。
 基本的に前シーンでの選択によりなるかしのぶの2本のルートに分岐するが、両ルート共通のイベントとしてスウがメカタマゴのコントローラーをなくしてしまうというものがある。裏庭に落ちているので拾ってスウに届けると、壊れているので修理を手伝ってくれと言われ、選択CRにスウとコントローラーを修理する選択肢が追加される。
 要するにどっちに行ってもここでの選択CRの選択肢は2つしかない。自分の見たいルートで選択しよう。

●シーン3
 ここは終盤のストーリー分岐の起点になるので非常に重要なパートだ。若干条件が複雑なので注意してほしい。
 まず導入パートでしのぶが幽霊を見たと言い、更に突然ひなた荘全体が停電になってしまう。それについての対応がここからの展開になる。
 選択CRで選択できるのは
・素子と幽霊の正体を確かめるため見回りをする
・怖がっているしのぶの側にいてあげる
・キツネと共に外の水道管の修理をする
・なる、みづほ、キツネとろうそくをひなた荘内に設置する
 上の二つはそのキャラに話しかけていれば選択CRが出現する。またキツネは一度話しかけてからスウのところで工具をもらってくる必要があるが、話すだけでもらえるので再度キツネに話しかければ選択CRが出現する。
 問題は4つめのろうそくだ。
 何が問題かというと、上の三つを選ぶかろうそく設置を選ぶかでここからルートが分岐するのだ。更になる相手に対応CRを成功させてろうそくを発見しておかないと、この選択肢自体が出現しなくなる。また細かいことだが、キツネとは先に修理の約束をすることが多いため、ろうそく設置もキツネとできるということに意外と気がつきにくい。要するにここではキツネはろうそく設置と修理の二つが選択CRで選択できるのだ。些細なこととはいえ、これに気がつかないと達成率が上がらないので注意しよう。またみづほも意外とわかりにくいところにいるので注意が必要かもしれない。
 余談だがキツネとろうそくを設置すると、なるやみづほとは全然違うところに設置する。非常にキツネらしい所に設置するので、地味ながらキツネらしさが出ている好イベントと言っていいだろう。

●シーン4α
 これまでの選択肢でここからストーリーは3つに分岐するので、それぞれα、β、γと分けることにする。
 まずはシーン3でろうそく設置を選んだ場合だ。
 このルートだといきなり素子が倒れたところから話は始まる。何者か侵入者かもしれない、ということで曲者を捜すことになる。ちなみに素子のところへ行けば素子の布団からたまちゃんが出てくるので、その時点で真相は分かってしまうのだが。
 ここでの選択CRは二つ。
・素子を看病する
・キツネかみづほとひなた荘内を探索する
 ここの選択CRをクリアすると最後のシーン5に突入する。
 この場合、なるかしのぶと最後に残った温泉を探しに行くという展開になる。選択CRに成功すると、そこには台風で吹き飛ばされてきたむつみがおり、しのぶが見た幽霊も実はずぶ濡れのむつみだったというオチで終わる。ちなみに失敗するとひなた荘の一室で白い布を被ったまま気絶したサラを発見できる。どうやら皆を驚かそうとして、逆に停電の時に気絶してしまったらしい。これは見ても達成率にはカウントされないが、面白いので一度見ておくのをお勧めする。
 衝撃の真相の後はしのぶと素子のところへ見舞いに行って、素子の倒れた原因を素子の口から聴いてシナリオは終了なのだが、ドンデンパラメータがたまっていると、このルートからドンデンリザルトへ行ける。とりあえず皆帰ってきて風呂に入ったまではいいが、景太郎が壁に寄りかかったら老朽化に加えて台風で痛まっていた温泉の壁は哀れ崩れ落ちる……というとんでもない展開に。

●シーン4β
 このルートはろうそく設置以外を選んだ場合だ。
 素子、スウ、みづほの姿がひなた荘から消えてしまったため、彼女らを探索するというのがこの後の展開。  ここからβルートに行くにはなるを選択するしかないので、あまり考えずにさっさと終わらせるのが吉。
 結局誰も見つからずにシーン5になるのだが、ここではなると引き続き探索するのに加えて、キツネが物干し台でスウらしき人影を見たという情報をくれる。キツネの話を聞くとスウの選択肢がCRに加わるので、成功させればスウの変身イベントが見られる。
 またなるを選ぶと裏山で修行する素子、そして玄関前で風で吹き飛ばされた婚姻届を探すみづほを発見できる。こちらはCRを失敗すると、ひなた荘の工具諸々がなくなっていたのは実ははるかさんが持ち出していたのだが、それが景太郎が隠していたのと思われてしまい、皆に追いかけられると言うオチになる。
 CRに成功すると、疲れて倒れているところをなるに膝枕してもらうという展開になる。この辺は原作ライクな展開だが、その後、模試のことをすっかり忘れていたことに気づいてしまう辺りも原作っぽい感じ。

●シーン4γ
 このルートはしのぶのイベントコンボで、シーン2でしのぶの部屋を掃除する選択をしておけば、ろうそくを設置してもしていなくても発生する。
 まずシーン4に入ってからしのぶに話しかけると、お守りを作りたいのだが手伝ってくれと言われ、選択CRにしのぶが追加されるので、それを選べばそのままルート5へ入れる。
 ルート5ではしのぶからお守りを作るために必要なアイテムを探してきてくれと言われるので、指示に従ってそれらを探しに行くだけ。酒と口紅なので、キツネとなるに話しかければいいのだが、対応CRが出るので注意。もっとも、失敗してもスウとサラが代用品をくれるので問題はないのだが。入手できれば後は選択CRでしのぶを選択すれば終わりだ。ちなみに成功すれば白魔術、失敗すれば黒魔術対応のEDに分岐がある。
 最後に実は年上の人と結ばれるお守りを作っていたことがばれてしのぶが大慌てするというオチになるのだが、肝心の景太郎がまったく気が付いていないというのもお約束どおりという感じ。
 ちなみにこのルートからもドンデンリザルトに行ける。内容はまったく同じ。


【第三話  究極? 至高の料理人】


 タイトルどおり料理ネタ。要するにひなたガールズで料理の鉄人をするというとんでもないシナリオだ。前話までの約束云々という話はまったく出てこないのだが、お笑い系の話としては大変よくできている。
 シナリオそのものは一本道なので、本命の女の子を選んでいくだけでクリアは簡単だ。この辺に来れば本命の娘の好感度もかなり上がってきているはずなので、CRも難しくなくなるので、純粋にゲームを楽しむことができるだろう。

●シーン1
 ある日の食事。みてくれはアレななるの食事にについてみづほがからかったことから、なぜか手料理を競うひなた荘キッチンリーグを開幕することになってしまう。もちろん言い出しっぺはキツネだ。
 このシーンは一緒に買い出しに行く娘を選ぶことになる。全員が対象なので本命を選べばいいだけなのだが、当然ただの買い出しになるはずもない。
 特筆すべきはスウで、素子と裏山へ食材探しに出かけるのだが、素子を選べば普通に山菜などを採って終わりなのに対し、スウを選ぶとなぜか素子と共に野良野菜や野良肉と戦うことになる(^^;)。そこだけ明らかに世界が違うので、一度見ておくべきだろう。
 あとここで面白いのはみづほとしのぶで、一緒に街へ買い出しへでるのだが、景太郎がジュースを買いに行っている最中に、みづほがしのぶの恋愛相談をするイベントがある。年下の娘の相談に乗るお姉さんという感じのほほえましいイベントで、CGも入っているのでしのぶファンは必見。

●シーン2
 買い出しから戻るとなぜかひなた荘内にキッチンスタジアムができている(^^;)。瀬田が作ったらしい。まさに謎の男。
 というわけでこのシーンは誰かの調理を手伝うことになる。これまた本命を選ぶだけなのだが、キツネは宅配ピザの注文をするだけなので選べない。またここの選択CRを失敗していると、次の試食ではCRが発生せず、うまい評価をしてくれないので、普通にプレイするときにはここでのCR失敗は注意すること。
 あとむつみだけ対応CRが発生するので注意。ちなみにスイカの中味をくりぬいて器を作らされるというイベント(^^;)。

●シーン3
 いよいよ試食タイム。冒頭の瀬田による鉄人風前口上はかなりはまっているので一聴の価値あり。
 ここでは選択CRは存在せず、各人の料理を食べた後にうまいかどうかの選択をCRで決めるという非常に理不尽な展開になっている。合間にセーブができないのでまさに一本勝負だ。もっとも失敗してもまずいとか言うわけではなく、のどがつっかえたとか余計なことを言って失敗したとかなので、その辺はあたりさわりのないシナリオになっている。いくら×を出したとしてもまさかしのぶの料理にまずいと言えるはずがないし。
 まぁここについてはロードしてやり直すのも大変なので、多少CRを外しても先に進むことをお勧めする。この辺に来ると多少失敗しても大勢に影響はない。
 ちなみにスウのカレーは辛すぎて評価不能。というわけでCRはでない(^^;)。

●シーン4
 試食の後、結果発表までのひととき。普通の会話があるだけなので、そのまま誰が優勝かCRで選べばよし。
 ちなみにキツネやスウも優勝にできるが、景太郎のいいわけがちょっと苦しくてちょっと笑える。

●シーン5
 無事に終わったかに見えたキッチンリーグだが、やはりなるとみづほの戦いはまだ終わっていなかった……というわけで二人の口論のどっちに味方するかが選択CR(^^;)。選んだキャラによってCGが変わるのでどちらも見ておこう。
 この話のドンデンリザルトは誰も食べなかったスウのカレーに雷が落ちたら、なぜかカレーに生命が宿って(^^;)ひなた荘の住人を襲い始めるという全盛期のクーンツも真っ青なとんでもない展開になる。いくらスウのカレーとはいえ、そこまでやるのは……いや、でもスウだし(^^;)。


【第四話  青春? 本音の遊園地】


 タイトルどおりデートイベント。が、みづほに関して重要なイベントが起こるので、実はかなり重要な話である。とはいえそれはみづほを本命にしたときのみ関係してくるので、それ以外であれば普通はあり得ないひなたガールズとのデートを楽しめばよろしいだろう。

●シーン1
 三人が予備校から帰ってくると、なぜか玄関先でみづほとしのぶがうろうろしている。話を聞くと、しのぶが東大の銀杏並木からギンナンを拾ってきたのだが、埋めた場所がわからなくなったとのこと。
 そこで一緒にギンナンを探す、というのが選択CRになる。ここではキツネ以外は全員選べるので、普通に本命キャラを選べばいい。

●シーン2
 どこからか電話がかかってきて帰ってしまったみづほ。電話を取り次いだキツネの話ではどうやら若い男からだったらしい。そこで実はみづほのことは何も知らないということに気づいた景太郎はひなた荘のみんなにみづほのことを聴いて回ることになる。
 ここではおとなしく勉強するか、みづほを尾行するかどちらかが選択肢として出る。前者は焼き餅を焼いているなるのみが選択でき、後者ではキャラはキツネ、スウ、しのぶ、むつみが選べる。キツネとスウはともかく、しのぶとむつみはどう考えても尾行ができるとは思えないが、結果として誰を選んでも最終的には東大にたどり着く。要するに大学に来ただけ。
 そこで瀬田からみづほは東大に一緒に入ろうと約束した人がいるらしいという噂があるという話を聞く。この話はみづほEDに行かない限り関係のない伏線なので、他のキャラをメインにしているとちょっと浮いてしまうのは残念なところ。

●シーン3
 導入モードではるかさんに遊園地のペアチケットをもらうので、ここでは相手を選ぶだけ。後は遊園地でのイベントを満喫しよう。ちなみにCRに失敗するとなる、むつみ、みづほのうち好感度の一番高いキャラと無条件で行くことになる。この三人で失敗した場合は結局そのキャラとデートに行ける。もちろん好感度などは上がらないが。
 ちなみに導入パートでひな婆さんからみづほにFAXが来るという展開がある。これはみづほシナリオには大きな意味を持つのだが、それ以外のキャラには関係ない。
 肝心のデート構成だが、まずキャラごとに固有のイベント(CG付き)、夕暮れの観覧車での語らい、そして一緒にプリクラ(CG付き)という三段コンボとなっている。個人的にはCGこそ付かないものの、観覧車での語らいが一番いいと思う。特に本来デートなどありようもないなる以外のキャラはかなりグッと来るセリフもあるので、ここはおとなしく本命キャラを選んでいこう。もちろんなるもいいんだけど。
 が、みづほだけはちょっと構成が異なる。デートは行くのだが、前段のFAXが元でちょっと意味深な会話がある。もっともこの段階では真実は明らかにならないので、真相は最終話まで持ち越しになるのだが。あとみづほだけデートから帰ってきた後の展開が違うのは要チェック。
 ドンデンリザルトはギンナンにはまったスウが、大量のギンナンを買い込んできて一週間ひなた荘はギンナン漬けになるという話。こう見ると、なんかドンデンリザルトはスウの活躍率がやけに高い気が(^^;)。


【EX2  感染? 禁断の女子寮】


 4話終了時点で景太郎の学力がB以上あれば、このシナリオに突入する。実際、EX1に行けていれば確実にここにはこれるので、あまり難しいことを考えなくとも到達できる。ただ、逆に言えばEX1に行けないと確実に来れないので、EX1に行けなかった場合は諦めよう。
 さて、この話はスウが噛めば痛みがひくという謎の虫歯にかかったことが原因でドタバタが巻き起こるという話。かなり無理のある展開なのだが、スウなのでもしかしたら……と思わせてしまうのがポイント(^^;)。ちなみに3回噛まれれば完全に虫歯になってしまうという設定で、本編でも感染者に3回噛まれるか否かでルートが分岐する。

●シーン1
 予備校帰りの景太郎がひなた荘に帰ってくると、なぜか不機嫌な声を漏らしながら歩いているスウを見かける。しかもなぜかひなた荘の人々はお互いを警戒しあうような不審な態度を見せているではないか。果たしていったい何がひなた荘に……というちょっとB級ホラーのような開幕を見せる。
 ここで選べるCRは2つ。
・みづほの指示に従って勉強する
・はるかさんに頼まれてしのぶを探す
 基本的にこれだけなのだが、後述するようにここでのCRの結果が後半のイベント発生に関係してくるので注意が必要。

●シーン2
 導入パートでスウに噛まれて、ひなた荘に起こっている事態を知った景太郎は仲間を集めてスウに対抗しようとする……というのがこのパートなのだが、虫歯軍団に対抗するメンバーを集めるか、それとも虫歯軍団の一員になってしまうかでルートが分岐する。
 まず反虫歯連合を作る場合の選択肢だが
・なるに協力を依頼する
・素子に協力を依頼する
 この二つを選択CRで選ぶことになるのだが、注意すべきは素子をCRに出現させるには、シーン1の選択CRで×を出しておく必要があるということだ。これが非常にわかりにくく、本作において発見がもっとも難しいイベントと思われる。
 また虫歯組に入りたいときは
・キツネに協力を依頼する
を選ぶのだが、虫歯ルートに入るには当然景太郎も虫歯になる必要がある。実はキツネも虫歯組の一員なのだが、CRに成功してしまうとキツネが噛みつこうとしたのを避けてしまい虫歯にならなくなってしまう。なので虫歯ルートに入るためには、ここでCRを失敗して噛まれておくこと。ちなみにこの段階ではまだ2回しか噛まれていないので虫歯にならない。
 またこのシーンではもう一つ選択CRの選択肢がある。
・みづほからの電話に出る
 これを選ぶとみづほと電話で話をすることになるのだが、ひなた荘の実状はなにも伝えられないまま電話は終わってしまう。これが最後のオチにつながるのだが、それはまた別の話。ちなみにこれを選ぶと反虫歯連盟のルートしか行けないので注意。

●シーン3
 ここも引き続き景太郎が仲間を捜す展開なのだが、前シーンで誰と話をしたかで選択できるキャラが変わるので少し複雑だ。
 まず前シーンでなるを選んでいた場合は以下の選択肢が出現する。
・しのぶに協力を依頼する
・キツネに協力を依頼する
 また前シーンで素子を選んでいた場合、あるいはキツネを選んでCRに成功していた場合は以下の選択肢が出現する。
・なるに協力を依頼する
 これらはいずれも反虫歯連合ルートに進む選択肢だ。
 これに反して虫歯ルートに進む場合には、まず前シーンでキツネ相手にCRを失敗しておき、更に今回で廊下に落ちているパンティを拾わなければならない。もちろんキツネの罠であり、拾った瞬間に対応CRが発生するのだが、虫歯ルートに行くにはここでまたもや失敗してキツネに噛まれる必要がある。これで3回噛まれたことになるので、めでたく景太郎も謎の虫歯に感染し虫歯ルートに分岐する。もちろんCRに成功すると反虫歯連合のルートに進むので念のため。

●シーン4α
 前述したとおり景太郎が虫歯になるか否かでルートが分岐するので、ここでもルートごとに説明する。こちらは反虫歯連合ルートだ。
 この場合、反虫歯連合(なる、素子、しのぶ、サラ)はひなた荘三階に立てこもって虫歯軍団を迎え撃つ体制を整えている。ちなみにこの虫歯、日が沈んでしまえば痛みはなくなってしまうというかなり理不尽な設定になっている。だったら日没まで我慢すればいいではないかと思うかもしれないが、スウとキツネにそんなことを行っても聞くわけがない(^^;)。
 さて、ここでは選択CRでなる、素子、しのぶが選べる。どれを選んでもオチが変わるので、いろいろ試してみるのがいい。
 ただし、しのぶの選択肢はまずしのぶに話しかけて対応CRを起こしておかないと出現しないので注意が必要。
 ちなみにこの虫歯、甘いものを食べると痛みが和らぐというこれまた常識を無視したものであり、しのぶを選ぶとそれが判明して一件落着となる。治療方法を見つけたおかげでスウに感謝のしるしとしてほっぺたにキスをしてもらったりと、結末としては一番いい終わり方になる。
 それに反してなるを選ぶと、虫歯軍団に捕まったむつみの身代わりにさせられる景太郎だが、実はむつみはすでに虫歯軍団の魔の手により虫歯になってしまっており、なるがその犠牲になってしまう。暴発したなるによりついにひなた荘は虫歯の巣窟となってしまい、何も知らずに訪れたみづほはゾンビのごとき虫歯軍団に追われることになる……というとんでもないオチになる。

●シーン4β  こちらは景太郎が虫歯軍団に加わるルート。
 要するにαをひっくり返しただけの展開である。こちらのメンバーはキツネ、スウ、むつみ、サラだ。サラはどちらのルートに来ても仲間になっている。
 選択CRはキツネ、スウ、むつみが選択可能。オチもさして変化はないのだが、展開が微妙に違うので一度はやっておく必要があるだろう。結局最後に痛い目に遭うのは景太郎なのだが(^^;)。


【第五話  熱唱! 乙女の狂騒曲】


 ひなたガールズでバンドを組むという話。パターンとしてはよくあるのだが、ラブひなでやるのは他に例がないだろう。第3話同様、メインストーリーにはあまり絡まないのだが、話としては結構感動的でいいエピソードに仕上がっており、個人的にはお気に入りだ。

●シーン1
 祭りの準備でにぎわうひなた温泉。そこで素人バンドコンテストのビラを見たキツネが突然ひなた荘でバンドを組もうと言い出す。で、景太郎は説得に失敗したときの責任転嫁係としてキツネと共に説得に回ることになるわけだ。
 要するにバンドをやることを説得するだけなのだが、言い出しっぺがキツネなので、CRはキツネ以外の6人から選ぶことになる。特にイベントもないのでさっさと話を聞いて決めてしまうのが吉だが、なぜか尺八を吹いている素子は一件の価値あり。

●シーン2  説得は成功したが、楽器がない。というわけでバンドの話は立ち消え……に見えたが、はるかさんの話でひなた荘のどこかに昔ひなた荘に泊まったバンドが残した楽器があるということが判明したため、その楽器を探すことになる。
 ここもただ楽器を探すだけと何のひねりもない場面なので、さっさと探してしまおう。選択CRでは7人全員が選択可能。

●シーン3  楽器も見つけたので今度はボーカルを決めることになる。素子としのぶは最初から辞退したので、対象は他の5人ということになるが、キツネとスウは練習中にカラオケ機を壊してしまってやる気をなくしてしまったことから、最終的なボーカル候補はなる、むつみ、みづほの三人のみ。この三人の中からCRでボーカルを決めることになる。他のキャラが選べないのは残念だが、全員分のボーカル曲がないためやむを得ないということか。
 また、このシーンでは素子としのぶに対応CRが発生するので、会話するときは注意しておこう。
 ちなみにボーカル候補の三人は練習中なのだが、クリアしてからリトライモードでここへ来ると、各自のソロがフルコーラス聴ける。フルコーラスはここでしか聴けないので非常に貴重であるが、もう一度聴くにはロードしないとダメなので大変面倒くさい。これなら最初からサウンドモードを付けてくれよという感じだ。まぁ私は三人ともパソコンで録音してしまったが。

●シーン4  ボーカル決定後はそのキャラがメインとなるので、このパート以降はすべてそのキャラを中心に進むことになる。ここでは便宜上なるをボーカルにして話を進めることにしよう。
 練習にいそしむひなた荘バンドの面々だが、練習のしすぎで当日の朝、なるは喉をつぶしてしまう。あきらめきれないキツネは最終手段として唯一歌詞を全部覚えている景太郎を女装させて(^^;)歌わせることを画策する。が、あきらめきれない景太郎はなんとか他の方策を探すが……ということでここで活躍するのは素子。先祖伝来の秘薬を調合して景太郎に渡してくれる。ちなみに薬の作成は会話だけでいいが、実際に飲ませる時はボーカル担当キャラでCRによる合否判定があるので注意。失敗すると薬を飲んでくれず、舞台で景太郎が男だとばれてそのまま退散してしまい、景太郎が全責任を負うという哀しいラストになる。

●シーン5
 飲んでもすぐに効果は出ないので、やむなく女装して舞台に上がる景太郎。しかし直前で胸に詰めていた茶碗(^^;)を落としてしまい絶体絶命の危機に。そこへ声の復活したなるが登場してひなた荘バンドの初舞台の幕が上がる。この辺のやりとりはどのキャラを選んでもかなり熱く、本作でも一二を争う名場面と言っていいだろう。
 そしてひなた荘バンドのデビュー曲「スマイル スマイル」の初お披露目だ。当然、選んだキャラによりボーカルは変わる。余談だがラブひな関係の曲の中でおそらくこの曲が一番の名曲。すべてのCDを持つこの私が言うのだから間違いない。この曲の存在だけでこのソフトは永遠に私の心に残るであろう。
 ちなみに演奏シーンはチビキャラがメインなのだが、チビキャラがかなりよく動いているので見ていてなかなかいい感じだ。
 ここでもドンデンリザルトがあり、女装がクセになった景太郎があちこちの女装コンテストに出まくるという非常にいやーんな展開に。数あるドンデンリザルトの中でも最もイヤかも(^^;)。


【第六話  告白! 聖夜の大団円】


 最終話である。
 なのだがかなり淡々と進むので、若干拍子抜け。前述したようにみづほEDはかなりボリュームがあるのだが、他のキャラはEDもあっさりしているのでなおさらそう感じてしまう。この辺はもう少し何とかしてほしかったところだが。

●シーン1  クリスマスツリーの飾り付けをする相手を選ぶだけ。選んだキャラとの会話はそれなりに楽しいのだが、ちょっとあっさりしすぎか。

●シーン2  東大模試の結果発表日。Z判定であれば問答無用でみづほとの結婚エンドになるが、基本的にはこの後にクリスマスパーティの場面になる。そこでプレゼント交換を最初にする相手をCRで選ぶわけだが、この結果でEDキャラが決まるので十分に注意しよう。クリア条件については前述しているので繰り返さないが、本命相手であればほぼ間違いなくEDは見れるだろう。
 もちろんCRを失敗してもCG付きの別EDが待っているので、パーフェクトを狙うのであれば失敗する必要はある。もっとも、こっちは達成率にはカウントされない。
 ただ、ドンデンリザルトは必見。成績が伸びない原因は景太郎の優柔不断にあるから、7人の中から一人恋人を選んで勉強に集中しろと断言され、ウェディングドレスのひなたガールズ全員に追いかけられるというある意味夢のような(^^;)EDになる。確かに夢のようなのだが、あのシチュエーションじゃちょっとなぁ(^^;)。
 そしてキャラごとのEDの後は、「スマイル スマイル」をバックにエンディングテロップが流れて一巡が終わりだ。


【ボーナスシナリオ 「達成! 禁断の白昼夢」】


 さて前述のとおり、本編全6話、更にEXシナリオ2本の達成率を100%にするとボーナスシナリオとしてというボーナスシナリオが出現する。これは本編の後日談……などではまったくなく、闇鍋パーティでヤバイものを食べて気絶してしまった景太郎の夢をプレイするという要するに夢オチなシナリオである。ただ状況としては本編の後に設定されているのは確かだし、夢に出すキャラの選択もCR(^^;)なので、すでに誰かとのEDを迎えているというシチュエーションで楽しめばいいものと思われる。
 内容もED後のシチュエーションのものもあれば全然関係ない番外編っぽいのまで非常にバラエティに富んでいる。番外編的なノリなので、あまり難しいことは考えずにおまけシナリオ程度のノリで楽しめばいいだろう。シナリオ自体は短いがキャラの分だけ7本あるので、結構遊べるぞ。
 ちなみにこのシナリオをコンプリートするとクリアおめでとうということで、更におまけが追加される。要するにキャラがクリアおめでとうというセリフをしゃべってくれるモードなのだが、最後に女性キャラ総登場のCGが見られる。もちろん温泉で全員バスタオル姿だ。なぜか一番目立っているのがむつみ。わかってるじゃないかよぅ、セガ。
 では最後に各話解説。

・なる
 なぜか新婚夫婦であるなると景太郎が新婚旅行で温泉宿ひなたへやってきたところ、殺人事件に巻き込まれてしまうという謎の展開。設定的にはじっちゃんの名にかけた例の名探偵の孫がモチーフで、景太郎も全巻読んでいるらしい。まぁ同じ雑誌だしね。
 結婚しているという状況のみを考えると後日談という見方もできるが、キツネが宿の女将、むつみは社長令嬢とそれぞれ全然ラブひなとは関係ない配役を割り振られているあたり、素直に後日談と受け取りにくいのはちと残念だ。
 推理研の人間として一応言っておくとミステリとしては(^^;)もちろん終わっている。ただし、なると新婚夫婦というシチュエーション、しかもなるの新妻的セリフを聴けると言うだけでやる価値極大。一緒に露天風呂に入る(CG付き)という殺人的展開もあるぞ。
 ちなみに殺されるのはむつみさん。それだけでネタバレ。犯人は……やっぱネタバレなのでやめた(今更)。

・キツネ
 最近の記憶だけなくしてしまうというどうしようもなくご都合主義な記憶喪失になってしまった景太郎に、便乗したキツネが子供ができちゃった〜と言って手切れ金を出させようとする話。状況的には普通のラブひなそのままに見えるが、「昼間から見せつけるなよ」というはるかさんのセリフから見ると本編のキツネEDともリンクしていそうな気が。
 特にその辺の説明はないものの、たぶんこれも後日談パターンだと思うのだが、むしろそっちの展開を見たければ最後の選択CRを失敗した方がいいかもしれない。できちゃったネタは同じなんだけど、こっちはいつまでたっても手を出してこない景太郎から「結婚」の言質をとってしまおうという展開になる。どっちかというとこっちの方が幸せかも(^^;)。ただ、このルートだとなるは瀬田と結婚(!)しているという展開になっているので、それはちょっと(^^;)。
 つーわけで正調EDだと夢部分のシナリオはあまり落ちていないが、夢から覚めた後のキツネがおれ的にグーなのでユルス。あのEDの後のキツネならああいうことしそうだよな。
 ちなみにこの夢の中では景太郎はパララケルス島から帰ってきた後らしい。いつ行ったんだよ、お前。

・しのぶ
 このシナリオではしのぶは景太郎と結婚しているのだが、景太郎が莫大な借金を抱えて、しかも求職活動中というかなりヤバげな設定で、どうやってもしのぶは不幸な星の下から逃れられないらしい(^^;)。ただ、しのぶ的には幸せそうなのでこれはこれでいいのかもしれない。しのぶが景太郎を「センパイ」ではなく「景太郎さん」と呼ぶのはおそらくこれ以外には存在しないはず。
 話としては後日談的な要素が強いのだが、なぜかキツネとスウが借金取り役、そして素子が用心棒の先生「首塚の素子」役で出てくるなど配役には若干理不尽なところが見られるのがやっぱり夢オチな感じ。話も時代劇でよくあるパターンなのだが、最後はなぜか任侠ものっぽくなる。健さん役は「鉄拳の成瀬川」そして「不死身菩薩のむつみ」。やりすぎです。
 それにしてもこの夢、景太郎が東大を卒業して更に2年経っているという設定なのだ。6年後か……とするとこの夢のしのぶは二十歳? うーむ、いいじゃん(何が?)。

・スウ
 世界征服を企むマッドサイエンティスト(^_^)スウとその下僕景太郎という設定。これだけですでに話的には終わっているのは一目瞭然だが、バカバカしさも一番で大変笑える話になっているのは好評価だ。
 ちなみにこの話ではなるはナンバー30(^^;)というアンドロイド役で出場。赤松ファンへのサービスか? つってもなるはサーティというよりはシンディだけどね。その他、みづほはライバルのマッドサイエンティスト、素子はみづほが作った戦闘用アンドロイド(^^;)として登場する。もう、わや。

・素子
 退魔師素子とその助手である景太郎が悪霊を退治するためにひなた荘に来るというホラー編。これもキャラだけ使った番外編だが、せっかく素子と景太郎の二人組という組み合わせを使っているのだから、シチュエーション的にもう少しラブな要素がほしかった気が……そういうシーンがないわけじゃないんだけど、あれはちょっとオチがあるし。
 ちなみにラスボスはむつみ(^^;)。他のキャラも出てくるが、すべて幽霊役なので配役的にはあまりうれしくない。

・むつみ
 スウとサラにいじめられているたまちゃんを助けた景太郎が竜宮城(ひなた荘)に招かれるという同人誌あたりを探せばどこかにありそうな話。もちろんむつみは乙姫で、他のキャラはその侍女という設定。
 この話は最後のCRで×を出さないとハッピーエンドを見れないのがポイント。○を出すと景太郎は普通に夢から覚めるのだが、×を出すとスウとサラに玉手箱を奪われてしまい、永遠にひなた荘の管理人として残らざるを得なくなるむつみと景太郎も行動を共にするという結末になる。状況的にはバッドっぽいのだが、二人で永遠の刻を過ごせるというのはある意味幸福の極とも言えるのかもしれない。つーか最後のむつみのセリフを聴けばそれだけで満足であろう。ああっ、おれもむつみさんと!(アブナイ)
 まぁ結局は夢オチなんだけど。

・みづほ
 東大を無事卒業してついにみづほと結婚したものの、いきなり半年の出張で単身赴任を余儀なくされてしまった不幸な男景太郎。で、ついに出張から帰ってきて、記念すべき初夜をひなた荘で迎えることになった景太郎とみづほ。気を利かせて他の連中は外出してしまって、ひなた荘には景太郎とみづほ二人っきりだ。しかし当然キツネたちがそれを黙ってみているはずもなく、という新婚ものにはありがちなドタバタ話。
 話はあってないようなものなのだが、これだけが唯一本編のEDと完全にリンクした話になっており、純然たる後日談として楽しめる。この辺からもみづほが他のキャラと一線を画した扱いになっているのが見て取れるだろう。
 しかしこの話のポイントは今井由香の激烈に甘ったるい新婚さんセリフが嵐のように聴けるところにある。ちくしょう、今井由香にこんな声を出させるなんて俺をはめようとしてるな? しかもオリジナルキャラと言うことで原作がある他のキャラではやりにくいようなこともバシバシやらせているため、脳髄がとろけてしまいそうなシチュエーションも満載ってのは更にマズイ。くっそぉ、全キャラこういう話だったら(無理)。
 ちなみにこのシナリオは失敗すると、いつまでたっても関係が進展しない景太郎とみづほに業を煮やした他のキャラ達が景太郎の取り合いを始めるという謎の展開になる。これもある意味幸せな展開なのだが、この状況ってのは……やっぱあんまりおいしくないかも。