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アジア グルメ紀行 (香港)

福岡はアジアの玄関口。香港はせっかく近いのだから、2・3泊位で気軽に美味しい物を食べに行こう!それでも治安や文化を考えて、やっぱり安全でハイクラスな旅が第一条件。 INDEX




 福岡-香港間 (キャセイパシフィック航空・ビジネスクラス)  その1
中国返還前はよく行った香港。返還されてからは、たくさんいたイギリス人を中心とした欧米人達が、サーッと潮が引くように撤退。数年で一気に香港の勢いは減っていったわ。
市場も事情が変わって買い物天国ではなくなり、日本人からは高く取る的風潮にまでなった。当然日本人観光客は香港から遠ざかる事になるわ。
そんな残念な返還騒動から、ジワジワと再構築されてきた新しい香港。返還10年を越えここ2・3年は、違う形でエキサイティングなアジア、エキゾチックな熱気溢れる街になっているの。そんな風を感じたら放っておけない!「今年の夏は香港でバカンスしましょうよ~!」と、またまた主人におねだり。お買い物のシーズンだしね。

そうなると、私達の愛する「ザ・ペニンシュラ香港」。なんと今年は「80周年」という記念すべき年。久しぶりに会いに行かなきゃ♪
そこでまいど悩みの種は飛行機。返還後の福岡からの飛行機事情は余り好ましくはない。アジア線はただでさえファーストクラスはないし、直行だと3時間程と近いはずなんだけど、タイミングよく行かない時だと台湾乗り継ぎがあったりして辛い。移動が何より苦手な私には重要な点。これも最近香港行きを減らしていた原因でもあるわ。

今回は色々考えた結果、キャセイパシフィックのビジネスクラスに決めた。この日の往路は幸いガラガラで貸し切り状態。CA達も余裕があって色々気配りもして下さったので、座席の狭さや海外航空会社の雑なイメージを感じず香港まで行けたわ。帰りは混雑していた上に、前座席の人がシートを全倒というツイてない状態で最悪だったけど(泣)
言うまでもなく、ここの機内食はやっぱり難しいわ。お世辞でも美味しいとは言えない。日本路線には色々と和食をイメージした工夫をされてるようだけど、普通に中華とか洋食にして頂いた方がいいかも(笑)
利点を言うならばキャセイの場合、離陸前の待ち時間にもドリンクサービスがあるし、離陸はぎりぎりまで、着陸は直後から機内で携帯が使えるわ。

香港空港に到着。行かれた方はお分かりと思うけど、とにかく空港内が広い。荷物受け取りに着くまで歩くと一時間位かかる場合もあるはず。当然空港内の移動は専用カート車を使うわ。猛スピード運転の女の子にヒヤヒヤしたけど数分ほどで着くから楽。
はぁ、やっと香港に着いたねーと、時差がない分機嫌よさげな私に、主人もホッとした様子。迎えのペニンシュラホテル専用ロールスロイス乗り場に向かっていたら、乗ってきたキャセイCAの男子にバッタリ挨拶される。キュートな笑顔に楽しい旅の予感。






 ザ・ペニンシュラ香港  その2 スライドショ-
新しく大きな香港国際空港、到着口にはペニンシュラホテルの制服を着た方が出迎えてくれる。一般の出口ではない静かな場所に、そのペニンシュラカラーと言われるダークグリーンのロールスロイスが待っているわ。
 オレンジの総レザー張りの車内。足元のフカフカ絨毯に膝掛け。これに乗った時、やっと香港に着た事を実感できる。
九龍につくまで数十分、久しぶりの香港をドライブ。空港近くには2005年に出来た「ディズニーランド香港」。日本では考えられないけど、こちらは閑散としてて、最近まで夕方6時には閉園する日も少なくなかったとか。確かにまわりの景色も華やかな気配すら感じないわ。
高速道路も広く料金所も電子化されているので、減速なしスムーズな運転。いよいよ高層ビルが見えて来たわ、左に行けばすぐ中国と言うが、中国返還後の香港は確かに英語が随分減ったわね。電車で30分もすれば香港に来れるから、中国人がかなり増えた印象。
それにしてもまたもや建築中の世界最高層ビル、今度は100階を裕に越えてるわ。最上階は狭くても数十億円するらしい。香港中心部の地価はとにかく高い。そびえ立つビルビルビル・・、世界どこにもない驚く光景、少し見ない間に益々グレードアップしてるわ。地震に堪えうる岩盤ならではの建築ね。
橋を渡り新しいビル群をキョロキョロ眺めているうちに繁華街。そのど真ん中、ビクトリア湾沖に鎮座する「ザ・ペニンシュラ香港」に着いたわ。
エントランスは名物?の白手袋に白制服のボーイさん。車を降りるとすぐ、今回お世話して下さるマネージャーが出迎えて下さって、混雑するロビーをササッと擦り抜け部屋へ直行。この辺りの気配りはさすが。
少しだけ触れておくと、「ペニンシュラ香港」のイメージで「ペニンシュラ東京」に行くとがっかりするわよ。見た目だけは似たような縮小した感じだけど、中身がまだまだ。不満に対するケアも出来ない状態だし、サービスは数年で培われるものでもないわね。

香港の象徴と言われる「ザ・ペニンシュラ香港」、英国統治下でオープンしたのはちょうど80年前。日本人にも色々とゆかり深く、ここは香港の歴史を色濃く物語る。
中国返還前に本館に加えて、ヘリポート完備の30階建ビルを造ったわ。国内外に関わらず優秀なホテルは、老舗伝統を守りつつ新しい試みもキチンとやってのけるわ。こちらはお手本のようなもの。
今回の部屋は新館高層階、130m2の「グランドデラックス・ハーバービュースイート」。ビクトリア湾を庭の様に望む事が出来る最高の部屋。正直香港で、これ以上の景色の部屋はないと思うわ!更に真っ白で広々のバスルーム。洗面台が両サイドに完備のバスタブからは九龍側をも眺められるの。
赤を基調としたクラッシックでエレガントなインテリア、隅々まで行き届く思いやり。クローゼットルームも広々。何より感心するのは、豪華で美しいだけでなく、最新の設備が調っている。小さい事まで言うと変圧器は必要ない(笑)
ベッドルームのティースペースに、クラッシックな望遠鏡が置いてあるけど、飾りではなく実は高性能(笑) 対岸までよく見えるわ。ペニンシュラ東京のスイートにも同じ望遠鏡があったけど、皇居側に置いてあったので不思議な気分だった。

ちなみに、部屋に用意されたウェルカム。いつものペニンシュララベルのシャンパンに、ペニンシュラブランドのフルーツや熊のチョコなどなど盛り沢山。ミネラルウォーターやティーまでオリジナルブランド。
部屋での朝食は、ダイニングルームの窓際に、更に朝食専用のテーブルをセッティングするわ。花、キーリングやマネークリップなど、毎日毎日違うプレゼントが届くし至れり尽くせり。ホテルのもてなしのバイブル的サービスに、滞在中不満は一つもなかったわ。これぞペニンシュラ・ホスピタリティーね。
そうそう、去年ホテル内にできたイギリスのESPA。ペニンシュラらしいアジアンシックなスパでは、スパ内限定の朝食もあるわ。ますます充実するホテルライフに感動。
今年で80周年を迎える「大いなる貴婦人」ペニンシュラ香港。色んなスペシャル企画が目白押しなのよ!ロールスロイスで巡る「80周年特別企画観光」などなど順次お話しするわ。





 フォーシーズンズ香港 ・ カプリス  その3
ペニンシュラ側の九龍から、高速道路を飛ばして対岸の香港島「フォーシーズンズ香港」向かう。
IFC内にありショッピングセンターなどと隣接していて、ホテル自体は2005年オープンと新しく、洗練された今人気のホテルなのよ。
その6階、ビクトリアハーバーに向かって位置する噂の「Caprice」に! と~ってもゴージャスで素敵な店内にワクワクするわ。

フレンチレストラン「カプリス」。パリのミシュラン2つ星「ル・サンク」から派遣されたシェフ、ソムリエ、マネージャー、パティシエからなるフランス人スタッフが地元では「ドリームチーム」と脚光を浴びているという。
下から黄色でライトアップされた、カプリス名物のメイン通路がひときわ華やかさを醸し出す。通路左手にはキラキラ輝くディスプレイな中、10名を越える料理人が一心不乱に料理するコの字形のオープンキッチン。右手にはビクトリア港を見下ろす窓際に、テーブル席が2列ずつ配置される。椅子がフカフカでとても座り心地がよく落ち着いて食事ができる。空間の使い方の贅沢さは、東京でもなかなかお目にかかれないレベルだ。シャンパーニュを頂きながらゆっくりとメニューを選ぶ。「A Taste Of Caprice(1280HK$)」を頂くことにした。

まずは「スズキのカルパッチョ 甲殻類のマリネとシャンパーニュムース添え」(Wild Sea Bass Carpaccio with Shellfish Mariniere and Champagne Mouse)。日本のスズキと比較すると身質に癖があるが、辛口のシャンパーニュムースが味わいを引き締めている。
そして「フォワグラのテリーヌ」(Duck Foie Gras Terrine with Comice Pear and Bresse Chicken Cannelloni)。フォワグラの上には、ほぐしたブレス産のチキンを筒状にして。なんと大根だという。わさびを使ったアクセント。フランス人ソムリエは「フランスと和食の素晴らしい融合でしょう!」と説明する。ただ日本人からすると、創作料理っぽい感じがどうしても否めず料理の完成度としては高くない。しかしフランス料理界もボーダレス化がますます進み、和を意識した料理を感じる機会が多い。
白豆のエマルジョン」(Paimpol White Bean Emulsion with Wood Mushrooms and Sea Urchin Coulis)。甲殻類の濃厚なクーリの上にはウニと茸。頭の中で経験したことのない味覚が飛び跳ねる感じ。
「ヒメジのポワレ」(Pan-Sauteed Red Muiiet with Baby Artichokes and Iberico Ham in Barigouie Sauce)。プリプリの食感を引き出した上手な火加減。小さなアーティチョーク、イベリコハムが添えられていてアクセントになっている。
衝撃だったのが「グリンピースのガスパッチョ」(Green Pea Gazpacho withMozzarella Di Buffala and Capelin Pork Belly)。器の下からドライアイスの湯気が立ち上り、見た目にはいかにも涼しげな一品だが、かつて経験のない味わい(笑)。中にはモッツアレラチーズと細かく刻まれた豚バラ肉。バラバラの味わいが混然とし、整理ができないうちに飲み終わった。
小鳩のポワレ(Wild Pigeon with Fennel Confit and Alsacian Gnocchi,Orange Marmalade and Liquorice Jus)。ういきょうのコンフィはマーマレードとリキュールで甘酸っぱく味付けされている。小鳩は的確な火入れで鳩のうまみを引き出している。

素材の質が日本・フランスほどではなく、地元の素材には独特のくせが感じられた。日本フレンチと比較するとバランス良いうまみに欠け、フランス本場のフレンチと比較すると凝縮された濃厚さがない。全体的に酸味や香辛料が強いように感じた。
「パリのドリームチーム」といっても、フランス人スターシェフは最初あいさつに来ただけで、あとは他の料理人10数名が料理していた。そのため、フランス料理の技術的にもやや未熟さがあるのかもしれない。ワインリストは、ハーフボトルやグラスワインもそれなりに用意されており、まずますの楽しさ。ソムリエのサービスも的確だった。

適度にドレスアップしたカップルや観光客に混じり、接待組など様々な客層だ。料理はフランスらしいゆったりしたペースで進む。人種のるつぼの香港、美しく広い店内は22時をすぎるころに満員となって、人々の笑顔とざわめきがBGMとなり佳境を迎えた。ある意味、いかにも香港らしい迫力あるフレンチレストランだった。






 マンダリンオリエンタル香港 ・ ピエール  その4
高層ビルが乱立する現在の香港島では、やや地味な存在になりつつある「マンダリンオリエンタル香港」。ランドマークにスパ中心の新館をオープンしたせいもあるかしら。
そんな老舗ホテルも2006年に大改装し、その最上階にはピエール・ガニェールがプロデュースするフレンチレストラン「ピエール(Pierre)」を出したの。

ごじんまりとしたオリエンタルな空気漂うホテルロビーを横切り、EVで25階へ。赤を基調としたエキゾチックなバー「マンワー」は、欧米人で騒然としていて嬌声が聞こえる。昔ながらの香港をイメージさせる独特な雰囲気を横目に奥へ進むと、突き当たり大モニターに、ガニェール氏のPVが流れている。
 映像を見ながらさらに右手に通路を進むと、照明を落とした、やや狭いながらもきらびやかなダイニングが広がる。黒や紫を基調としたインテリア、日本で言う「バブル時代風」だろうか。客層もエレガントな「カプリス」より、若干カジュアルでバブリーな感じだ。

名前を告げると、笑顔の美しいマダムが「ハーバーの景色が美しいテーブルをご用意しておきました。お気に召して頂けると嬉しいです。」と丁寧に案内してくれた。夕日が沈む美しいビクトリア湾・・目の前にはまた超高層ビルが建ってしまうようね。香港は次々に湾を埋め立てて高層ビルを建て続けている。
 紫を基調にした黒とクリスタルの輝きが印象的な店内、スタッフも黒服。一昔前のモノトーンなクラブ風?な気がしないでもない(笑)東京のガニエールとは随分違ったイメージよ。一見狭いように思うけど、窓沿いに奥行きがあって向こうにもテーブルがいくつか見えるわ。

コースではなくアラカルトで頂いた。「前菜」「魚」「肉」が1プレートではなく、3プレートから5プレートずつ出てくる。いわゆる「ガニェール十八番」とでもいうべき多皿プレゼンテーションだ。毎度テーブルが埋めつくされる感じになる。
前菜は「Les Langoustines」(590HK$)。ソラマメ、グリンピースが添えられたバターソースのムースリーヌの上にラングスティーヌ。そのほかに、グリル、タルトなども。視覚的な驚きだけではなく、冷たいプレート、あたたかいプレートと温度差も利用。基本に忠実なフレンチ技術をベースに、バリエーション豊かにラングスティーヌの味わいを楽しませてくれた。
全ての料理でそうだが、食べる順番や食べ方まで細かく説明してくれる。多皿少量なので1つの皿の場合と異なり、味わいの複雑さは否めないものの、素材の特徴を引き出す「一つのストーリー」が一貫している。

メインの肉は「LAgneau」(580HK$)。スタッフが目の前で取り分けてくれる。とてもジューシーな火入れで、子羊の肉の旨みが上手に引き出されている。もう既にお腹一杯なんだが、プレートごとに微妙な味わいの差があるため、最後まで楽しませてもらえる。
そしてやっぱり外せないのは、ピエール・ガニエールお得意のデザート。こちらも当然ながら数プレート出てくるという楽しさ。チョコレートを選んだ妻は、面前に並べつくされるチョコレートの嵐に、思わず「Le paradis du chocolat!」と叫んでサービススタッフの笑いを取っていた(笑)

フランス人数名を含むサービススタッフ、イギリス「スプーン」出身の一つ星シェフ。シェフは厨房から何度か顔を出し、フロアーの様子を確認しながら料理しており、やる気のほどを感じる。この店に、ピエール・ガニエール自身も度々訪問しており、私たちが来た数日後にも来るという話だった。
予約時点では「ガニェールのプロデュース」という名前だけのレストランかもと余り期待していなかったが、見事に予想を裏切られる形になった。今回訪問した香港フレンチレストランの中で、味わいは一番モダンで洗練され、かつ、素直においしいと思えるフレンチだった。日本でフレンチを食べ慣れた客もここ「ピエール」なら十分に満足できるだろう。





 ザ・ペニンシュラ香港 ・ 嘉麟楼  その5
「ザ・ペニンシュラ香港」は今年80周年を迎える。これを記念し色々な催しが行われてて、香港の象徴的存在ならではの独自な「香港満喫企画」となっているわ。例えば、ペニンシュラのヘリポートから出発して秘境の地を巡ったり、ビクトリア湾クルーズでシャンパンランチ。ホテル内いくつものレストランを数時間掛けて回り、一つのコース料理として楽しむグルメツアーなどなど・・、遊び心満載でとっても楽しい。
そこで、今回私たちが紹介するのは、ロールスロイスで白制服の運転手さんとガイドさんがお供してくださる「ペニンシュラ企画・香港の歴史探訪ツアー」。急速に消えていく香港の古き良き歴史や文化の遺跡を半日掛けて回るわ。

と、その前に腹ごしらえという事で、ペニンシュラのメインダイニング「嘉麟楼(Spring Moon)」。X.O.醤の発祥、伝説の広東料理レストランに向かう♪
ペニンシュラ開業当初の風情に改装された店内は、フローリングなども黒を基調にシックな色合い、ステンドグラスがアールデコな感じとピッタりで素敵。
黄色が印象的なティーカウンターは、茶葉や茶器が沢山並んでいて圧巻。25種類の中から選んだ中国茶を、ティーマスターにいれてもらうのも嬉しいわ。そんな華やかで歴史厳かな雰囲気の中、「80周年記念飲茶コース」を頂く事にする。

まずは「点心盛り合わせ」。次々と運ばれてくる点心から頂く。海老餃子のとても上品な皮質がスルリと喉を通っていく。それからジュワっと海老の旨みが口の中に広がってとても美味しい。ペニンシュラオリジナルXO醤に合わせて頂くと、また違う香りを楽しむことができる。
妻が好きな定番のチャーシューパイ。やはりここ「スプリングムーンのは格別だわ~」とため息。飲茶全て、見た目も美しいのがいい。

美味しいプーアル茶は頂いてるが、少しは紹興酒も頂きたくなってくる・・。そこで用意されてきたのは珍しい銀製の特製湯煎セット。丁寧にあたためられた濃厚な紹興酒は、9年熟成されたもの。やはり紹興酒は5年以上時間が欲しい。日本ではなぜか角砂糖や粗目砂糖をいれるが、当然本場香港では、乾燥させた梅干やレモンを入れて味わう。

そして「海の幸と燕の巣のスープ」。見た目は何の変哲もないが、海のエキスがしみ出した滋味深いスープだ。飲んでいくうちに、ほくほくに体を温めてくれる。「コラーゲンバンザイ」と妻。
お腹も良い感じになって来たとこで、「東星ハタと骨のない蓮の葉蒸し」と「ピーマンとタケノコの黒豚肉の炒め」。良い香りだ。
蒸されたハタは口の中に入れると一気に溶けてしまう位に柔らかい。かむというより飲み込むという感じだ。その後、口の中に蓮の香りとハタの身の旨みが残される。本日一番の料理だった。
最後は「緑野菜入りスープ麺」、スープがサラッとしているが、ちじれ麺には緑黄野菜が練りこまれていて味わい深い。デザートに「ミルクプディングしょうが風味」、これはまたかなりのボリュームで妻はギブアップ。こんなに満喫して、今から本当に遠出するのかと言う雰囲気(笑)

全体的に上質な素材を丁寧にじっくりと仕上げている印象だ。シンプルだが奥行きのある上品な味わいに大満足。さすが「香港NO,1中華」といわれるスプリングムーンだった。
さて、いよいよお楽しみの「80周年企画の香港の歴史探訪ツアー」へ出かけることにしよう!





 ザ・ペニンシュラ香港 80周年特別企画 「歴史探訪ツアー」  その6
「嘉麟楼(Spring Moon)」で飲茶を楽しんだ後は、ペニンシュラグリーンのロールスロイスで、「ペニンシュラ香港」が80周年を記念して企画した観光、「香港の歴史を巡る」旅に出るわ。
ほろ酔い気分でホテルロビーに向かうと、既にガイドさんがいて、玄関には車扉を開けてボーイさんが待っていたわ;
広々の車内で心地よいレザーシートなのに、シートベルトしなきゃいけないのは勿体ないけど、ちゃんと締める。日本と違って乗客に高額の罰金が来るので、普通のタクシーはしなくても何も言わないけどね。
しばらく行くと九龍城。だいぶん町並みが違う雰囲気になる。貧富の差が激しい香港、少し外れた場所ではボロボロのアパートメントや大きな看板の商店が立ち並ぶわ。パイロットの腕が試された超低空飛行・事故多発の旧空港(啓徳空港)跡地、今ではすっかり空き地状態。付近の地価も下がっているという。そうこうしていると、学校が集まる地区にさしかかり、中心部では見ない子供達が遊んでいる。高層ビル群を背景に、いきなり大きな寺院が見えきてびっくり。

そう、まずは1箇所目の「香港の歴史」。日本のお寺に比べたらかなり華美で大振りな造りな気もするけど、香港の方々は「最も静かで厳かなお寺よ」との事。ここは7億香港ドル(105億円)をもかけて移転再構築されたアジア最大の唐代建築、香港の歴史を語るに相応しい「志蓮淨苑」。日本の寺をモチーフにしたらしい、香港らしからぬワビサビのヒーリングスポットだと言うわ。
ん?日本ぽいの?全て木造建築、確かに茶色が基本で香港にしては地味。庭にはデカイ盆栽風な木々が・・・いやいや、計算され尽くした唐時代の庭園よ。建物は釘を使わず全て人の手で作られてるらしいわ。つまり普通の香港のお寺じゃないのね。
大きなキラキラの仏像達は彫りが深い顔立ちでにこやか。神父さんみたいな立衿フルレングス姿のお坊さんが歩いてたりする。地元の人を真似て、台に膝まづき拝んでみるわ。
こちらは学校や老人ホームとかも持ってて、歴史的にも社会奉仕に力を入れてるみたい。ぐるっと一回りして次の広がったスペースに行く。更にデカイ盆栽?がズラーッと整列してて圧巻。点在する大きな池には一面の蓮が綺麗で、インド仏教的エキゾチックな気分にもなってきた。
 そして、遠く門の向こうに見える景色は・・、ん?金閣寺・・・?!なんちゃってミニ金閣寺!人工霧がモクモクとあちこち幻想的に高湿度、加えて天国風BGM。引き寄せられるようにその金閣寺風建物の方に向かう。

「志蓮淨苑」に隣接し、同じく唐代の設計技術で最近造られた「南蓮園池」。インド人小学校の集団と重なって入園。お勉強スポットでもあるのね。香港政府が日本をイメージして造ったというけど、こう華々しいと極楽浄土をイメージした宗教テーマパークて感じね。見るもの全てに笑ってしまう楽しい公園。
盆栽風南国松がミニ崖やらミニ山やらの中に沢山。山水画が立体化したような感じかしら。遠くにミニ五重塔が見えるし、池の鯉じゃなくて湖の鯉達だし、この景色が「日本」て言うと間違ってるけど、まぁ気持ちはわかる感じ(笑) 更に進むと、今度はミニ修行の滝かと思いきや流れる水の向こうはカフェで、水ごしに人が見える。あちこちの人工スチームで幻想的と言うよりは暑くて暑くてサウナ状態(笑)
先のシックなお寺「志蓮淨苑」が管理してるというし、何とも不思議な体験をしたわ。

気付いたら広い園内、結構な距離を歩いて疲れた。ちょっとしたハイキングね。車に戻ると白手袋の運転手さんが、冷えたおしぼりとミネラルウォーターを下さる、とっても嬉しい。お酒も抜けたようだし、興奮覚めやらぬ中なんと新界北区へ向かうわ。

そこは南宋時代(1200年前後)に出来たという龍躍頭の「五圍六村」。「龍躍頭文物径」の場所に来るなんて夢にも思わなかったのでビックリ!中でも比較的新しいという「永寧村」は、それでも清時代の町並みがそのまま残っていたわ。
何だかシーンとして誰もいない古い住宅街。奥に進むといかにも歴史的古建物が点在していて、派手なお札などが貼ってあったりと不思議な雰囲気。
ペニンシュラの企画もなかなか激しいわぁ・・とさすがに私は思う。こんな歴史的価値ある古村に大きなロールスロイスは難しい。人目を引くだけではなく、小路には当然入れない。仕方ないので降りて少し歩こうにも、日本人が小綺麗な格好でうろつくのも、正直居心地悪い。
人気がない中を、歴史好きの主人はガイドさんと意気揚々奥まで進んでいく。驚く事に遺跡みたいな石壁の細い道(つまり文物の小道ね)、人々が地べたに座り、どうやら今でもその建物の中で生活しているよう!
香港政府が管理している保護地区なんで、現地の人は観光客に見て見ぬふりをして下るのはありがたい。とはいえ歴史に詳しくない私でもこの遺跡が意味深い事くらいは感じ取れる。時間が止まったような異空間にいるような、そんな不安な気持ちになってくる。
ぐるっと一回り、現地の方々にお邪魔を詫びる気持ちで、早々に車に乗り込み村を出たわ。

そして更に更に足を延ばして高速道路で数十分。新界西の中国に程近い屯門。何にもない田舎風景の中にドーンと「青松仙観」という派手なお寺がある。
実はこちら、ブルースリーの「燃えよドラゴン」という映画のオープニングシーンが撮影された場所。さっきの古里からこの寺院とは歴史企画の幅が広い(笑)
 映画本編が撮影されたのはここから数キロの「青山禅院」広い寺院らしいけど、寂れてきれいではないと言う事でコースには入ってなかった。 

この派手な道教寺院、中国との境辺りなので、香港というよりは中国的な雰囲気だとガイドさん。お経も音楽のように軽やかで華やか。
火の着きにくい長いお線香を買って、誰もいないのをいい事にあちこちさして回ってお参り。隣の納骨堂みたいなとこでは、亡くなった方の顔写真がズラーッと張りつくされてるのにビックリ。その中でも楽器と唄のような華やかな読経が行われていたわ。
更に奥に行くと養老院。ん?お寺の横に養老院、何か不思議じゃない?合理的といえる?
 養老院の前に広がる中国庭園。いかにも山水画に出てきそうな自然岩が重なってる。その中には池、浮かぶように赤い八角堂がこれまた派手。濁った池にはおびただしい数の亀が!人影にザワザワ着いて来るので怖い。亀ゼリーが食べれなくなる(泣) 好奇心旺盛な主人は、そんな中進んで石垣を上がる。ちょっとした展望台な頂上には綺麗な陶器の観音様いらしたらしい。もたもや異次元トリップな感覚。

遠い帰りの道のり、ガイドさんいわく「まぁ、普通の観光コースではないですねぇ、マニア的というか・・」。あ、やっぱりそうなの? しかし、歴史や遺跡が好きな私達には、在り来りの観光よりずっと楽しかった(笑) いい体験をしたと、清々しい帰路の「ペニンシュラ企画歴史探訪」だった。





 インターコンチネンタル香港・欣圖軒  その7
娘 アジアの最高級料理とも称される広東料理。香港に行ったら本場の、それも本当の広東料理を食べたいならココがお勧め、やっぱり外せない「欣圖軒」カタカナ読みで「ヤントーヒン」英語で「Yan Toh Heen 」(わかったから;)
香港の九龍半島に位置し、ビクトリア湾に面して建つホテル「インターコンチネンタル香港」。地下1階にあるんだけど、ホテル内の飲食店は全てがハーバービューな為、夜景はお見事なお店ばかり。
私も行きましたさ、この素晴らしい景色と美食の為に一番乗り
(お見事;) しかし、徐々にコナレタお客様で満席に。
基本的に中華は家族で食べるというが、見事に家族だらけ。このランクの店を食べなれた方々が多く見られたのが印象的。お昼は飲茶をやっているので、観光客でも気軽に来れるだろうが、「ハーバービュー席希望」なら予約がお勧め。私は夜にお邪魔したので、もちろんハーバービューを予約してイザ出陣バイ!
(ガンバレガンバレ大和女♪)

まずはプーアール茶を注文。お願いしておいたコース料理のメニュー表を頂いた。日本語付きのメニューがあるから安心。この日は、既に何食も食べてからの出陣だったので
(え;) とっても残念だったが、量を抑え目に・・のリクエストにも答えて頂き、とてもスマートに食事を進めさせてくれる。
「バーベキューミートの盛り合わせ」から始まり・・・あ~美味い、これ美味いよ
(誰に言ってんの;) 甘い感じなんだけど、決して濃いんじゃないし、後引くっていうよりも、実はサッパリ。ほっほ~(それで;)
あ、それで「フカヒレのスープ」、それから「エビと燕の巣入り蒸し卵白」と続きますわい。もうココまでで何度言ったか「うまいさ!うまいのさ!」
(そりゃ良かった;) このあたりから外が暗くなり始め、香港島の夜景が素晴らしく輝きだしてくる。
盛り上がったところで、次は「和牛の鉄板焼き」。その場で焼いて取り分けて下さるんだが、もうその辺良い匂いだらけで、卒倒しそうな勢い
(いや、すでに椅子から落ちてますよ;)
す、座りなおしたところでお次は「帆立とピクルスのレタス包み」。さっぱり系と思いきや、結構なガツン系。ここら辺で登場した割に攻撃を引かず更に追い討ち的突進系。「い、息をさせろ~」
(手も口も休んでませんけど~;)
・・・;そしたらご飯もの「蓮の葉包みの味付けごはん」でマッタリしまして、最大の山場、チェリ~ちゃんご指名的デザート「マンゴプリン」君登場!

美味しいマンゴプリンは沢山あれど、品の良さでは香港の中で1位か2位を争うのでは?!。フルーツ臭くないってのが私の評価基準なんだけど、マンゴーというフルーツをお菓子として、別の素敵な物に変身させたって感じ。これだけでも食べに来たいかな。まろやかで、コースの最後にピッタリ「エクスキュ~ズミ~」
(おかわりかい!)
お店の方のはからいで、中国菓子をサービスとして出して下さった!カワイイのなんのって。小さいお菓子がちょこんと置かれ、オブジェ化した菓子を食べるなんて
(もう食っとるがな;)
でも中国菓子って例外無く「豚油」(ラード)が使われるって知ってた? 油菓子が多いのはわかるじゃない? パイっぽいし、サクサク系だのベタベタ系だの。餡も少し日本の物と違うでしょ? あれ油のせいなの。
最近の人は、あまり伝統菓子を食べないらしい; ラードを使いまくった伝統菓子は確かに避けそうだが、これも代表する中国菓子なので、お土産には大人気よね。

そうそう、ココ「欣圖軒」には大きなワインセラーがある。広東料理ではお茶もれっきとした飲み物なんだけど、最近はワインを置くお店も増えた。
お店の方のキビキビした動きに、気の利く行為、どれをとっても気分の良い感じで、アタシ、大満足。





 香港トラム  その8
風水的にも最も気が集まるパワースポットと言われるビクトリアピーク。ぐるっと車で登山もいーけど、どうせなら名物のピークトラムに乗りたい!
という訳で、トラム乗り場に行ってみるとすっごい行列。リュックにラフな姿の外国人観光客がビッシリ列ぶ中、ランドマークで買い物した紙袋を両手に持ち列んでいるのは私達だけね。暑いし臭いし、ちょっとゲンナリしてきたわ。
2・3回赤い可愛いトラムを見送り、やっと乗る順番に来た。運よくすんなり右側シートをゲットしてさぁ出発、待った甲斐があったわ!とにかくガタゴトぐんぐん上がっていく、すごい急な角度だけどほんとに事故った事ないの?!ヒヤヒヤしながら、ほとんど寝ている状態の角度でぐんぐん・・上も横もガラスばりで、怖いくらいの見晴らしが良い。帰りはタクシーで降りようと心に決める。

ヒヤヒヤのトラムを降りてすぐは新名所の「ピークタワー」。蝋人形館の入場券と兼ねたトラム乗車券だったけど、ロンドンの蝋人形館で恐い思いしたからこちらはやめる(笑) でも入口にブルースリーの蝋人形が置いてあって、昨日のお寺観光の影響もあり、写真など撮ってしまった。他にも宇宙アトラクションや土産雑貨店、レストランなど色々あるわ。

そして目指すは更に上の展望台。モダンなガラス造りで綺麗に整備され、沢山の人が寛いでる。この日は幸い快晴で遠くまでよく見渡せる。海も空もビル群もキラキラして素晴らしい景色。ますますの高層ビル化で、当然ながら百万ドルなんてレベルの電力料ではないでしょう!?さすがに南国でこの高所となると日差しが痛い。紫外線は美容の大敵、満足したので早々に降山したわ。

娘 ママ達の山登り?!に付き合ってる暇なんてアタシにはないのよ!(走って何処行くの?) 絶対乗りたかったトラムによ。ママ達が山登りのトラムなら、アタシのは香港島を東から西に、西から東に走る2階建てトラム。その乗り場まで走ってんのさ。レトロな交通機関として香港人の足としても利用されているが、なんせ時間が不規則だから、のんびりと時間に余裕があったほうが安心よ。

アタシが乗り込んだのは中環、ランドマークの近くの駅。トラムの駅は道路の真ん中にあって、信号もないところがあるから、車に気をつけながら駅まで走る
(走るんだ;) 駅は200~300mおきにあって必ず止まるから、乗り越しちゃっても平気ね。
トラムは後ろから乗って、前から下りるの。料金は何処まで乗っても2HK$で、下りる時運転手さん横の箱に投入。お釣りは出ないから、乗り込む時に必ず小銭を確認しよう!
最近は色々な乗り物に使えるオクトパスカードがあってトラムにも使える。が、数日しか滞在しないなら必要ないと思う(ヘビーに乗り物乗れば良いのか?) コンビニでも使えるから、便利かもね。ちなみに、チャージは地下鉄の駅やコンビニで簡単に可能。

話を戻すと、トラムに乗る時は行き先を確認してから、そして絶対2階席が良い。階段で立ち止まるのは禁止なので、すぐ下りる場合はとにかく前方にいないと停留時間が短い。
2階からの眺めは最高!高所からの香港は、観光客としては絶対見たほうが良い。歩くのとはわけが違って、これぞ香港だと実感出来る!
地図を頭に叩き込んだアタシは何なく乗り降り出来たが、バスと違いアナウンスがない。下りやすい場所として、香港島1番の繁華街、銅鑼湾(コーズウェイベイ)が良いかも。有名なそごうデパートが見えたら下りる、初心者ならまず間違いない。近くにはタイムズスクエアがあり、ブランドショップを始めメイクショップ「SASA」や有名甘味店「許留山」など、色々美味しい気軽な店も沢山ある。ただスリが多発してる区域でもあるから、日本語で話し掛けられても気を許さない事!そして、平日の出勤時間などはずらそう。
真夏のトラムは暑いけど、博多人のアタシにはなぁんて事はなかった。真夏の香港こそトラムで楽しんじゃいなよ。





 スターフェリー  その9
娘 香港には魅力的な乗り物が沢山あると思うのよね(トラムとか?) そうそう、それにこれは絶対に乗るべき「天星小輪」(ん?な、なんじゃ?) こう書きますが、「スターフェリー」と言います(あ~スター)
香港島と九龍島を結ぶ船の事なんだけど、1888年にスタートしたスターフェリーの歴史はすでに100年以上。ヴィクトリア湾から見る香港の景色は、山から見下ろすのとは一味も二味も違った魅力があるのよ。
朝6時半から動いてるから、朝の景色も本当気持ちの良い!夜は23時半まで動いてるし、日常の交通手段としても観光としても大活躍間違いなしね。

路線は全部で4つあるんだけど、観光客が最も使うであろう路線は、尖沙咀(チムサーチョイ)~中環(セントラル)間じゃないかな? 所要時間はたったの6分、しかしゆったりしていて天気の良い日は感動ものよ。乗り遅れても数分後には次がすぐに来るから、急がなくても大丈夫。
料金は1階席は1,7$で2階席で2,2$。断然2階席に行くべき!席によって乗り場から違う。自動チケット売り場で緑色のコインを購入するんだけど、お釣りは出る。ちなみにココでもオクトパスカードが使える。
入ると先端と後部の部屋にはクーラーがこれでもか!と効いてて、平日は出勤客でスゴイ混雑。地元の方々はクーラー部屋へ即行だが、いや~アタシには寒すぎた
(真夏でも?) いくら外が33度でもクーラー部屋は寒すぎるよ~。お勧めは真ん中の場所、自然の気持ちいい風に当たりながらの景色を満喫できる。
ちなみに、昼間混雑していない時間帯には何故かクーラーが効いてなかった;出勤客向きなのかしら?
あまりにもすぐ到着してしまい、何だかとっても残念すぎたので、アタシは行ったり来たりしちゃった。もちろんその都度チケットは購入したよ
(安いもんね~、日本じゃ信じられない)
そうそう、中環駅にある有名な「奇華餅家」(ケイワーベーカリー)という菓子屋でお土産。中秋時期に行けるなら月餅を必ず買いたい。パンダクッキーなどが人気だが、アタシはXO醤菓子に挑戦。香りはとても懐かしく、食べると最後にピリっとくる面白いお菓子。ココはパッケージがカワイイのでお土産に良いね。

もう一つ使う路線といえば尖沙咀(チムサーチョイ)~灣仔(ワンチャイ)間。こちらは平日7時半からと少し遅めからで夜も23時まで。所要時間が15分くらいなので、先の区間より倍景色が楽しめちゃう。到着した灣仔からでも、中環からでもトラムに乗れる。
九龍島から尖沙咀側へ船で来たら、出口左側に香港最大のショッピングモール「ハーバーシティ」があるの。何から何まで揃うし、綺麗で何時間いてもあきない。
もっと景色が楽しみたい時は、尖沙咀駅おりて右側に「アベニュー・オブ・スターズ(星光大道)」へ。ココはヴィクトリア湾に沿って造られてる道で、そごう尖沙咀店や、ニューワールドセンター(新世界中心)などもある。
そこで、目指すは2005年にお目見えしたブルースリーの銅像
(え;)やジャッキーチェンの店とか(はい?) あとはサモ・ハン・キンポーやアンディ・ラウ、トニー・レオンやマギー・チャンなどの手形が地面に埋め込まれてて、触るもよし記念撮影もよし(映画関係物が沢山あるね~) アタシ?ごめんなさい、景色に夢中で・・・(おい;食べてんじゃないわよ;) 「あ、お兄さんコッチも!」(まだ食うか;)

ちなみに、このヴィクトリア湾では毎日夜20時から「シンフォニー・オブ・ライツ」という光のショーが行われてる。13分間色んなビルから光が放たれ、町中お祭のような雰囲気・・・に思わせるように音楽が鳴り響くんだよ。想像より光はそんなに凄~くはない; しかし、夜に浮かぶ船達がライトアップされる様子は、綺麗の一言につきる。あ~夜の海も良いよね~。





 翠園  その10
娘 香港に行ったら必ず飲茶に行きたい(行きたい行きたい) 美味しかったら文句なし(難しいけどね~) そこで今回お邪魔したのは、銅鑼湾にある広東料理の「翠園(ジェイド・ガーデン)」。
カジュアルだけど本格的な味が楽しめると有名なお店、ココでお昼の飲茶を頂く。コーズウェイベイ店は「そごう」から5分ほど南に歩き、隣が同じマキシムグループのスタバで、遠くからでも看板を見付ける事が出来る。
入った受付カウンターで、飲茶希望と言って案内してもらう。エレベーターで2階に上がると広い店内、すでに美味しそうな匂いが・・
(ヨダレヨダレ;) 現地の方々が1時くらいからどっとくるので、それより前の時間に行く方が待たずに座れる。
最近はワゴンで飲茶を運ぶ店が減り、こちらも違うの(どうするの?) テーブルに置いてあるメニューの紙に、食べたい物をチェックして店員さんに渡すのよ。注文してから出来たてが来るから、このやり方が好きと言う人も多い。

テーブルに案内されまずはお茶を注文したら、私も必死でメニューと睨み合い
(す、凄い顔よ;) む、難しい。英語表示でヘンテコな物があるし、もしかしたら漢字のほうがわかるかも?!とにかく頑張って書き込んだ紙を渡し到着を待つ。その日は正午前なのに満席だったの。
待つ間にした事といえば・・、最近は余りしなくなったという「食器洗い」!衛生的に綺麗でなかった時代に、各自食器をお湯やお茶で洗っていた名残。今は衛生的に綺麗なので大丈夫なんだけど、テーブルには飲むお茶以外に、お湯の入った急須も置いてあるので、見様見真似で「食器洗い」をやってみるのも良い体験
(あの、こぼしてますが;) ドンマイ、シャコマイ、ワシタイマイ(・・・;)

やっと目的の飲茶が一気に到着。今回気にいったのはパリパリの春巻。もう美味いの~、中身も。甘い春巻で、タレに付けて食べたら更に美味い。小さめだし何本でもイケル。海老の焼売なんて柔らかいくジューシー、これオカワリ決定だな。
デザートは他の甘味店で食べようと思ってたので、ココでは一品だけ注文してみた。緑豆の善哉みたいな温かいスープ。寒すぎる香港のクーラー事情に温かいデザートは有り難いチェリ~ちゃん。甘すぎない。
あ、お茶がないわ!
(慌てるな;) そう、慌てる事はない。急須のフタを横にずらしておけば、お店の人が気付いて追加してくださる。ちなみに、お茶を追加してもらったり飲茶を運んできたり、何かしてもらった時は「有難う」と言わず、テーブルをコンコンとならすのさ(誰かいますか~?のコンコン?) ま、そんな感じ; 飲茶で会話が弾んでるのを中断しないように始まった行動だから、これが出来ればアナタも立派な香港人(お~良いね~)

さ、タンマリ食べてチェックを頼むと、綺麗な服系のお姉さんが明細書を持って来るテーブル会計ね。チップを足した金額を渡したらスマートに退散。
お店によっては気持ちの良いサービスを受けれない店もあるようだが、ココはその点心配無用。金額は1皿20~35HK$くらいかな。日本語は通じないけど、英語が通じるので日本人も行きやすいよ~。飲茶は色んな種類を食べたいから、やっぱり多人数の方がいいよね。どうせなら皆を誘って盛り上がろう!

ちなみに・・・飲茶の後はコレザマス!「恭和堂」で薬膳デザート。デトックス効果はもちろん、コラーゲン丸出し・・いやタップリの、イザ!香港名物「亀ゼリー」よ。アタシはそのまま食べるけど、シロップをかけてもOK。





 ザ・ペニンシュラ香港 ・ ガディス  その11
「ペニンシュラ・アーケード」中ほどの分かりにくい場所に、ひっそり白い扉がある。中に入ると、古い歴史のあるEVのみがあり、ゆっくりとギシギシ音をたてながら上昇する。そこは香港の歴史を奏でてきた「ザ・ペニンシュラ香港」の誇るフレンチレストラン「ガディス(Gaddi's)」。
EV扉の開いた向こうには、クラシックで重厚かつ豪華な、イングランドテイストの素晴らしい景色が広がる。中央の低くなったフロアを取り囲むように高いフロアという立体的な造りが、視覚的に更なる豪華な印象を生む。
「ガディス」という店名は、初代総支配人「Leo Gaddi」氏の名前から付けられたという。映画「慕情」に登場したことでも知られている。

今、「ザ・ペニンシュラ香港」の客室では80周年を祝して、創業当初からの秘蔵歴史ビデオが流されている。そのビデオで目にした華やかな創業当初の、そのままの社交場の雰囲気残るこのレストランで、今私達が優雅な時間を過ごしている。そんな「時」を感じる幸せな空間。
ロイヤルブルーに気品を感じる配色のインテリア、照明をかなり落としたシックな店内に、遠くからキラキラ浮かぶ銀製のシャンパンワゴンが運ばれて来る。ブーブクリコのロゼをチョイスした。

最初はアラカルトを頼もうとしたが、フロアーマネージャーがきっぱりと特別コース(1953HK$)を勧めてくる。そうだ、今年は「ガディス55周年」でもある。記念の特別ディナーコースというので、もちろんこれをお願いする事にした。グラスのクリュッグがサービスで付いているのも嬉しい。
「オシェトラキャビアを添えたサーモンフュメ」。軽くスモークされ香り高いサーモンだ。軽くレモンを絞りキャビアをサワークリームとともに頂く。真に古典的な1品だが上質な素材をそのまま頬張るような感じになる。
「フレンチオニオンスープ」濃厚かつクラシック。ボリュームもすごい。そう、「ひらまつ」で頂いたポールボキューズのスペシャリテのスープを思い出す。
「平目の白ワインソース」。ルイ・ラトゥールのムルソーをハーフでチョイスする。今回訪問した香港のフレンチレストランは、どこもフルボトルだけでなく、ハーフ、グラスとそれぞれ工夫したワインリストが嬉しい。
日本のフレンチレストランでは、ワインがなかなか出ないという嘆きを良く聞くが、ハーフ・グラス・シャンパンワゴンなど、客がつい頼みたくなるような工夫が足りないのではないだろうか。

ピアノの生演奏も3巡目に入ってきた。素晴らしい演奏にサービスを通してチップを渡すと、「1曲プレゼントします」と妻の好きな曲を即興で弾いてくれた。
 地元香港の常連らしい夫婦、欧米の家族、パーティーらしい集団とフロアーもにぎわってきた。皆、きちんとドレスコード以上を守っている。
「カプリス」「ピエール」もそれぞれの楽しさがあったが、ここ「ガディス」のサービスは上品だ。綺麗で丁寧な英語を駆使し、日本人に合わせた話題を提供するなどさりげない気配りに感心した。歴史をつなぐ自信を内に秘めたホスピタリティにあふれていた。

コースのメインはオマールか、子牛の胸腺肉からのチョイス。例の如くワガママをいって、アラカルトの子羊に変えられるか尋ねると、即答で対応してくれる。
子羊は綺麗なロゼ色に仕上がり、アスパラガスが添えられている。ラスカーズ2001のハーフボトルに合わせ、上質な子羊の肉質を楽しんだ。

基本に忠実かつクラシックだが、重たいだけではなく、おいしくいただけるよう量やつけ合わせが工夫されている。現代フレンチの到達点と一線を画しながらも、アヘン戦争、日本・イギリスの統治と、翻弄されてきた歴史の中で頂くフレンチは、また別の趣にあふれていた。今年の夏を飾る香港での、最後の晩餐にふさわしい味わいを堪能した。

なお、ミシュランガイドは、昨年の東京ミシュランに引き続き、香港マカオ版を本年12月に発売することを、正式に08年8月末発表した。香港マカオミシュランを契機に、香港の食はこれからますます活況を呈するだろう。
ちなみに、ミシュランのアジア戦略として、今後は北京・上海・京都などが噂されている。







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