1981年「新・必殺仕事人」
「主水つらく夜勤する」
巷に”葉っぱ”が流行っていた。大麻の類か。・・・・・・女が殺された。殺したのは若い男たち三人。逮捕されたのは常磐津の師匠。客を横取りしたと女にわめかれて殺したと田中は決めつけた。主水は夜勤で現場を見たのだが、もうひとつ仕事に熱がはいっていない。
大麻は蝦夷地直産。阿片などが長崎からはいると思われていた時代、奉行所も北とは考えなかった。そこが商人の付け目。
捕まった師匠は、勇次の知り合い。加代を牢屋に主水は送り込んだ。・・・・・・若い大工と娘が殺された。秀と加代の知り合い。
勇次は師匠の無実を晴らすためいろいろ調べた。
師匠はやがて牢屋から出た。加代は師匠の父親さがしを請け負った。師匠は北国の生まれらしい。津軽三味線を弾いた。
父親らしき者の名前は、弘前屋久兵衛。さて、三人の若者は葉っぱほしさに海産物問屋に忍び込み、逆に殺された。その現場をたずねた師匠が見た。弘前屋は父親らしかったが、師匠も殺された。
師匠は瀕死で勇次をたよった。・・・・・・弘前屋をやることになった。殺しに入るシーンは凝っている。
右左駒:風間舞子/弘前屋:黒部 進/
@@@ 明らかになんらかの大麻事件を受けて作られている気がする。
「主水左遷を気にする」
大木戸を無断で通り抜けた所払いの女がいた。壺振りのお銀。たまたま勇次が助け、加代が泊めてやった。娘に会いたいだけという。
金は無いというが、けっこう持っていた。主水は田中からお銀捕縛を言い渡された。下手すると佐渡の見張り番にしてやろうかと言われる。
お銀は今は花川戸一体を牛耳るかんすけの元色。かんすけと会って寝た。ところが、かんすけはお銀の娘おこうを妾にしていた。呆然とするお銀。
夜勤が続く主水。勇次が中村家にやってきていた。妻としゅうとはどんちゃん騒ぎ。宮仕えは辛い。
お銀は江戸を出ようとしていた。かんすけは素人相手にいかさまの壺振りをお銀に頼んだ。もう一晩、加代のところにお銀は泊まることになる。主水が来るとやばい。で主水が来た。と、お銀が拍子悪く顔を出した。ところが、三人が仕事人とばれかけた。
勇次はお銀を説得。だが、お銀は「否」。主水はお銀を消すつもり。勇次はお銀がかんすけを殺すまで待ってくれと言った。勇次が殺すという。勇次は賭博場に潜り込んだ。お銀は娘を助けるつもりだった。が、いかさまを仕掛けて逆にかんすけに裏切られた。娘がかんすけにしゃべってしまったようだ。
お銀はかんすけに殺された。勇次が救った。お銀は勇次に頼んだ。娘はどうするか?おこうは殺さなかった。
お銀:弓 恵子/おこう:仁和令子/勘助:御木本伸介/
「主水御用納めする」
年の瀬。若い男女の掏摸。男は遠耳の耳次、女は夜目がきくおよめだ。・・・・・・袋物問屋武蔵屋はある旗本から長崎から連発銃を抜け荷するように強引に頼まれた。旗本は武蔵屋を殺そうとした。
武蔵屋の危険を救ったのは耳次とおよめだった。耳次は勇次の懐を執拗に狙った。が、そのうち兄弟分になった。
およめは、武蔵屋を父親のように慕い、夜に武蔵屋の門口に立った。やがて侍たちに見つかり惨殺された。
老中が銃で殺された。武蔵屋は嫌疑で捕縛された。むろん罠。南町の吟味与力服部は旗本から言い含められた者。武蔵屋たちはすぐ獄門。不審な裁きに主水はすっきりしない。服部は寺社方へ出世。
耳次は武蔵屋の仇を討つため仕事人をさがしていた。耳次はすった金ではなく、働いた金を勇次に渡し、仕事人へのつなぎを頼んで出稼ぎの旅に出た。
雪が舞う日だった。仕事人たちは武蔵屋を罠にかけた者を冷静に処理していった。主水は服部を刺し仕事を納めた。
耳次:はしだのりひこ/およめ:桂木 文/武蔵屋:中井啓輔/
@@@ これは、ほんとうに年末あたりに放映されたのかもしれない。はしだのりひこさんのめったに見られない曲げもの、桂木文さんの娘姿、いやたぶん貴重な映像でしょう。はしださんはシューベルツ時代なのか不明。はしださんは素人っぽかったが、無難に演じた。なかなか厳しいものもあったか。桂木さんはかわいさで売った。途中で殺されてしまったが、伝説の方だからねえ。あたしゃ別にどうってことはなかったが。
ところで必殺ものの詳しい方のwebを見ると今回の再放映の順序はでたらめになっているらしい。よって、まだ放映されていないものもお目見えする可能性は高い。で、この作品はほんとに年末に放映されたようだ。