1994TV-asahi「暴れん坊将軍VI」

「炎上!大奥の恋」

大奥年寄浦路に代わって下の女が代参した。川沿いを行くその駕籠がなにものかに鉄砲で撃たれた。吉宗は浦路を呼び、事情を訊いた。浦路は吉宗の命を受け、大奥の倹約を進めていた。・・・・・船頭が殺されていた。佐平次はその現場で般若の根付けを拾った。

田之倉は大奥の提灯修理に増島時之助を連れて行った。ふとしたきっかけで、増島時之助は大奥の千勢と言葉をかわし、惚れてしまった。浦路は、提灯を大奥で直せば、費用が減らせると考えた。

般若の根付けを追えと吉宗は左平次たちに指示した。・・・・・増島時之助は千勢のことが忘れられない。増島が御家人と喧嘩。吉宗は怪我した増島をめ組で手当。そこへ宿下がりしていた千勢が訪ねてきた。おさいは増島が千勢にぞっこんと知った。

根付けの浪人は、鬼沢玄馬。菱田屋と会っていた。左平次と小雪は手分けして監視した。左平次と鬼沢は争った。鬼沢が鉄砲で撃たれた。

増島時之助と千勢は、今だとばかり二人で楽しんだ。千勢は大奥へ上がった身、おいそれと増島ともう会えない。千勢は涙した。

久永大和守と菱田屋は結託していた。大奥の川瀬は、久永の妹。川瀬は菱田屋から甘い汁を吸っていた。浦路は菱田屋を出入り禁止とした。吉宗、大岡、田之倉は菱田屋と久永たちを疑った。

川瀬は、千勢と増島の密会を侍女から聞いた。それをネタに浦路失脚を画策した。・・・・・牧原四郎兵衛と知り合う吉宗と増島。牧原は増島と千勢の付き合いを簡単に認めない。しかも、千勢が大奥から帰れるのかどうかもわからない。

増島へ千勢から文。畳替えがあるので、会おうとの話だった。・・・・・川瀬はさらに火事を出し、浦路の追いこみを狙っていた。

卯之吉たちから、吉宗は菱田屋が花火を買ったと知った。左平次と小雪が調べると、火薬が抜かれていた。

増島時之助は畳職人に化けて、大奥へ潜入した。千勢と会った。千勢は文など書いていないと知った。千勢は川瀬に命じられて、部屋にいたと知れた。罠と知った。川瀬たちが来て、二人は捕らえられた。

千勢と増島を拷問にかける川瀬たち。川瀬は増島を助けてやる代わりに、言う事を聞けと言った。徳川家の祖先を祀った部屋の蝋燭を替えろと命じた。蝋燭の中が火薬と知る千勢。だが、川瀬の侍女たちが蝋燭を替えて火を点けた。

吉宗は左平次と小雪の探索報告を受け、大奥に菱田屋から蝋燭が持ち込まれて、川瀬に渡ったと知った。

吉宗は大奥から大半を避難させた。すべての蝋燭を調べさせた。吉宗は、連れ去られようとした増島を助けた。さらに蝋燭調べが続いた。吉宗は祖先の間こそ、蝋燭が仕掛けられていると知った。危機一髪、大火は防げた。

江戸城の火の手を待つ川瀬、久永たち。吉宗は乗り込んで一党を断罪した。・・・・・増島時之助は牧原家に婿養子と決まった。

増島時之助:ひかる一平/千勢:及川麻衣/浦路:東千晃/川瀬:日向明子/久永大和守:石山律雄/牧原四郎兵衛:花上晃/鬼沢玄馬:石倉英彦/提灯奉行:川浪公次郎/菱田屋銀左衛門:唐沢民賢/又蔵:畑中伶一/大滝山:河本忠夫/御家人:武井三二/川瀬の部屋方(一):山田麻起子/川瀬の部屋方(二):上田こずえ/浦路の部屋方(一):浜崎涼子/浦路の部屋方(二):西岡ちあき/お火の番(一):手嶋見寿恵/お火の番(二):渡辺則子/おぬい:沢田真理子/家臣:池田謙治/手代:稲泉智万/舟頭:福中勢至郎/御坊主:宮永淳子/脚本・今村文人/監督・松尾正武/

徳川吉宗:松平健/おさい:坂口良子/卯之吉:三遊亭楽太郎/医者野々村恭介:新田純一/密偵速水左平次:若松俊秀/密偵小雪:安藤晃子/おちよ:田中綾子/源次:真砂皓太/大岡越前:横内正/常吉:白井慈郎/凡平:角巻信彦/おかる:秦由圭/辰五郎:北島三郎/田之倉孫兵衛:船越英二//ナレーター:若山弦蔵/主題歌「男道」北島三郎、挿入歌「夢灯り」松平健/音楽・菊池俊輔/



「姉とおとうと」

吉宗と卯之吉は夜釣り。その帰り、橋の上に浪人、その浪人を川に落とそうとする夜鷹を見かけた。吉宗たちに気づき、夜鷹は逃げた。・・・・・奥医師玄哲は医師谷口孝太郎を紹介した。

吉宗はめ組の娘とちょいとお遊び。浪人が突如倒れた。小石川養生所に運んだ。野々村は、握り飯に石見銀山が混入していたのではないか、と言った。浪人は助かった。

左平次は浪人を追った。浪人は居酒屋にはいった。居酒屋の女主人はお孝。浪人は岩木一馬といった。お孝は岩木に金を渡した。岩木の旧知、神崎は神田明神の石段から足をふみはずし亡くなっていた。吉宗は左平次から報告を受け、大岡に調べさせた。確かに神田明神で浪人が死んでいた。目撃者は女が走り去るのを見ていた。

谷口孝太郎は野々村と会った。孝太郎は姉お孝の消息を訊ねた。野々村は知らないと答えた。お孝は神崎と駆け落ちしていたままだった。

岩木は西と出会った。二人は旧津山藩家臣だった。二人はお家改易で、浪人となった。西は吉宗が死に、尾張家が将軍になれば、お家も再興できると話した。岩木は良い手だてがある、千両で買えと言った。

十年前、お孝は神崎と駆け落ち。神崎の仲を父親が許さなかった。・・・・・吉宗はお孝を訪ねた。吉宗は死んだ神崎の話をした。吉宗はお孝に神崎と暮らしていたのだろうと言った。お孝は神崎について話たがらない。

西は三国屋とに会った。吉宗を確実に殺せる手だてがあるという岩木の話をした。・・・・・岩木は、お孝の居酒屋で待った。西が来た。西と岩木は遊山舟の三国屋と元家老・水野外記に会った。三国屋は千両用意していた。

岩木の手だてはこうだ。御典医見習いの谷口孝太郎を使い、毒殺する。孝太郎を動かすには姉のお孝。お孝は居酒屋をしている。お孝は駆け落ちした神崎を殺害した。その一件をもって、孝太郎を脅しにかける。聞いた西は岩木を殺害した。左平次が目撃した。

岩木の遺体が番屋へ運ばれた。吉宗と大岡が検分。吉宗は暗殺の手だてが話されていたと知る。・・・・・辰五郎は、お孝は仲町の岡場所へ行き、お孝について調べた。お孝は岡場所で働き、弟に仕送りしていた。弟は江戸城に上がる医者になったとか。

吉宗は辰五郎から話を聞き、お孝と谷口孝太郎が姉弟と知った。吉宗は野々村に姉弟を助けたいと話した。・・・・・津山藩が改易となったとき、お孝が野々村に相談。ないしょで仕送りしたいと言った。野々村は、孝太郎が御典医見習いとしてもどってくるとお孝に告げた。お孝は会わないと言った。

吉宗は谷口に身内について訊いた。孝太郎は消息不明の姉がいると言った。・・・・・お孝の前に三国屋が現れた。三国屋は孝太郎に指示通り動いてもらいたいと言った。西は孝太郎に声をかけ、小料理屋に誘った。三国屋が待っていた。三国屋は手を貸せと言った。

三国屋と西はお孝は殺人を犯したと孝太郎に言った。三国屋は毒包を出した。孝太郎はお孝に会いたいと言った。孝太郎はお孝と会った。お孝は知らぬと言った。孝太郎はなにがあったのかと訊いた。お孝は自害しようとした。吉宗と孝太郎が止めた。

孝太郎は吉宗から仕送りしていたお孝の労苦を聞かされた。お孝は神崎が金欲しさのため、孝太郎に近づこうとした。そして言い争い、過って神崎は石段から転げ落ち死んだ。

孝太郎は吉宗に毒を盛った。孝太郎は徳田が吉宗と気付き、改めて驚いた。吉宗は水野外記たちを成敗した。・・・・・谷口孝太郎は御典医見習いを辞退、小石川養生所で働くという。お孝は江戸所払い。大岡はお孝が傷を負い、心身に疲労が見られると、しばし養生所預けとした。姉弟は医者と患者となり、ひとときの幸せを楽しんだ。

お孝:未來貴子/水野外記:睦五朗/三国屋伍兵衛:田端猛雄/西:宮口二郎/岩木一馬:大場順/玄哲:徳田興人/谷口孝太郎:中村久光/神崎弥五郎:入江毅/女郎おみね:塚本加成子/少年時代の孝太郎:藤森周一郎/脚本・中野顕彰/監督・荒井岱志/



2007/6

index