わたしの憧れ、それは器用な人と気配り上手な人。
幼稚園や小学校の工作で、みんな同じものを作っているのに、
わたしだけ何かが違っていた、という記憶を持つ人ってどれくらいいるんだろう?
あのころは「どうしてだろう?」と思っていたけれど、そのうちにわかった。
こういうのを不器用って言うのか・・・
しばらくは手先の運動などもしていたけれど、年月を重ねるうちにあきらめた。
がんばったって器用な人には追いつけない。生まれつきのものなんだわ!と思うことにした。
次の問題は、気配り上手。
これはなかなかあきらめられない。
なんというか、気配り加減で人の中身まで判断されそうでしょ?
いますよね、さりげない気配り、心遣いができる人。そういう人って、
あ、素敵な人だな、って思ってしまう。
よく言われるのが、大人数で食事をしていて、いつのまにか取り皿を片付けたり、
交換したりしている人。人の空いたグラスを、さりげなく満たし続けている人。
遅れてきた人がいれば、さっと席を用意し、初参加の人がいれば、
居心地がいいように話しかけたり、気をかけたりできる人・・・・
うーん、なんだか書いていて悲しくなってきた。
わたしは、上記のこと、さりげなくなんて全然できない。
「あ、これしなきゃ、あれしなきゃ!」と思って行動するタイプ。
そのうえ結構人見知り。
なので、さりげなく身についている人に勝てるわけがない。
(いや、別に勝とうと思っているわけじゃないけど・・・)
こんなことがあった。
つきあっていた彼とその友達カップルとでごはんを食べに行った。
そこは、ごはんがおひつで出てくるところだったのだけれど、
おひつが、向かい合うわたしと彼女の間に2つ置かれた。
彼女はすぐに蓋を取り、自分の彼氏に、ハイ、とよそってあげた。
とてもさりげなかった。
それを見て、わたしも慌てて自分達用のおひつからごはんをよそったのだった。
数日後、彼らの話になったとき、わたしの彼はぼそっと言った。
「ああいう気配り上手な彼女っていいよなぁ・・・」
今となっては、わたしには無理だねぇ、と思うけれど、
当時はかなりショックだった。
わたしもがんばらなきゃ!と思った。
彼女は、もしおひつがひとつだったら、わたし達に先によそってくれただろう。
ああいう気配りは、その場で突然できるものじゃない。
多分、普段からああいう感じなんだろう。
わたしは逆で、よそってもらう方だったり、「ハイ」とお茶碗を渡されてから
よそうタイプなのである。ぼんやりしているうちに、彼の方が先に気がついて
しまうのだ。
こんなこともあった。
彼の友人夫婦の家に遊びに行った。
彼女がごはんを作ってくれる間、他3人は座って話をしていた。
彼の友達で初対面だったから、緊張も手伝って
「手伝おうか?」というタイミングがつかめず、困っていた。
台所は自分のテリトリーとかって思っている人だったらどうしよう?
邪魔しないほうがいいかしら・・・?などと考えてしまったのだ。
(こういうとき、気配り上手な人は、自然に「手伝おうか?」って言えるんだろうな)
見かねた彼が彼女に言ってくれた。「なにかお手伝いさせてあげて。」
なんだか悲しくなった。
もちろん自分の友達夫婦だったら簡単に「手伝う?」と言える。
誰といても変わらない気配りができる人になるって、なんて難しいんだろう。
たった一言かけるだけじゃない、と言われるかもしれない。でも、その一言を言うまでに、
色々と考えすぎてしまうのだ。こういう人っていないだろうか?
そして昨日は、久々に気配り美人にあった。
わたしもそれなりに努力してみたけれど、結局は振りでしかないのだ。
考えずに気を配れるわけではないので、なんとなくわざとらしくなってしまう。
わざとらしい気の使い方ほどイヤなものはない、と思うので、
その場はその人にまかせてしまって、自分のできることの範囲で
がんばることにした。
最近はいつもそんな調子。
そうこうしているうちに、何度か会っている人は「なおちゃんって不器用だよね」
なんて判ってくれる?のである。たまには「どんくさい」とか言われる。
まぁ、それはそれで親しみのある言葉なので、よしとしよう、と思っている。
でも、本音はわたしも気配り美人になりたい・・・
そう思うこと自体、人によく思われたい、
という八方美人的気持ちの裏返しかもしれないけれど、
悪く思われるよりかは全然いいし、私自身、人のさりげない気配りに助けられることも多い。
だからやっぱり気配り美人になりたい。
誰かお願い、さりげない気の配り方教えてください・・・
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