★いもうと考

いもうとについて。もうあちこちで書き回っているので、 いまさらまた妹の話?と思うかもしれませんが。
年子の妹がいる。「今日は妹とごはんに行くの」とか、「妹と待ち合わせで」とか、 「今日は妹の服を着てきた」(靴のサイズだけは合わないの。結構悔しい)とか言うと、 周りの人は「うらやましいなぁ」と言う。今でこそ「ウラヤマシイデショ?」と 思うけれど、昔はやっかいな妹だった。大体、まず親にかわいがられるのが妹で、 先に怒られるのが姉。勉強しろだの、早く帰れだの、うるさく言われるのも姉。 そしてそれを平然として受け止めている妹。でも、イヤな子、と思っていた のは、中学の頃の話。高校に入ってからはおおむね仲良くやっている。

でも、冷静にお互いの依存度を考えてみると、絶対にわたしの気持ちのほうが 多い気がする。例えば、夜どんなに疲れていても「今から帰るから駅まで迎えに来て。」 と言われれば、行ってしまう。逆の場合「えーもうタクシーで帰ってきて。」と つれなく電話を切られてしまう。それでもまた次に、妹から迎えに来てコールがあれば、 仕方ないなぁ、の心境で行ってしまうわたしがいる。最近気がついた。これは 何も妹への依存や執着じゃなく、恋愛における付き合い方を端的に表しているのかも知れない。 恋人は必須、好きな人がいない状況なんて駄目!なわたしに対して、ひとりもいいわ、 結婚なんて当分したくない、なんて言って習い事(いまはフラワーアレンジメントと ソムリエ教室に行っている。その前は紅茶教室で、その前はフランス語だった。) や旅行ばかりしている妹。「結婚しましたハガキ」や招待状がシーズン毎に 数枚届く(この秋は結婚式に3回出るらしい)くせに、いまだ友達は1人しか 結婚していないわたしよりも将来を焦っていない妹。

まず自分ありき、なのはお互い同じだけれど、恋愛重視度が、決定的に違う気がする。 そして、こういう場合、どちらかというと、「恋なんてどっちでもいいわー」なんて 思っている方が、意外と、あっという間においしいところを持っていったりするものだ。 どちらが甘え役かと言われれば、普段はわたしだけれど、肝心なトコは妹が持っていく。 そして、実際の恋愛でも、わたしは甘えつつ実は姉っぽく、妹はさっぱりしつつ、 ひそかに甘え上手、というような具合なのだと思う。 いつか突然、電撃結婚でもされそうで、姉としてはちょっと心配なところ。

そういえば、わたしの好きな作家や歌手はみんな姉か妹がいる。江國さんも鷺沢さんも、 よしもとさんも、古内東子も、美穂ちゃんとYUKIちゃんは弟がいるけど、でも それぞれ姉妹もいる。わたしが姉妹だ、ということと、姉妹で育った人の作る 作品が好き、ということは、何も関係ないのかもしれないけれど、何となく あるような気がする。何がどうなのかはわからないけれど、それぞれが姉妹のことを 話していたり書いていたりすると、うんうん、そうそう、なんて、つい相槌を打ってしまうのです。



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