▲仕事に就くにあたって

こんなわたしに、なぜだか卒業した大学から「OB懇談会」に出てくれ、と言ってきた。 なんでも、3回生が就職活動をするに当たっての質問なんかに答えて欲しいそうだ。 えええ?このわたしに?と思って驚いた。多分、辞める前の会社の名前で指名されたのだろうけど。

今は無職であるわたしも、大学を卒業してから3年3ヶ月の間は働いていた。
一部上場、それなりに名の通った会社だったので、辞めるとき、同僚と両親以外は「もったいない」と言った。
そりゃあ、わたしだって先行きの不安だってあるし、辞めずにすむなら辞めたくないけど、でも限界だった。
辞める理由については、いろんな人にいろいろ言ってきたけれど、結局のところ疲れたのだ。
営業をやっていた。毎日毎日数字と戦い、メーカーではなく受注産業だったので、 帰社後は取ってきた仕事や、ルーチンワークの発注手配、製作依頼、打ち合わせに追われ、 毎日帰宅は9時10時。極端に営業負荷の重い会社だった。
まだまだ甘い、と言う人もいるだろう。その人たちには頭が下がる。尊敬しちゃうよ。わたしには無理。
それでも慣れてきて、なんとかやっていたけれど、そのうち責任という言葉がついてまわるようになった。 数字が増え、4年目ならこれくらい出来て当然、という周りからの圧力がかかった。 女の子だから、ということでかなり優遇してもらっていたし、いろんな人にかわいがってもらったにも関わらず、 これ以上いたらどんどん荷が増え、責任が増えるじゃないか、もう疲れた、もういやだ。と思ってしまったのが正直なところ。 甘いなぁ、と自分でも思う。こんなことだから女はだめだって言われるのかな、って他のがんばっている女の子にも申し訳なく、 ちょっと情けない。

もし、これが、多少なりとも興味がもてたり、楽しいと思える業務だったら、もう少しがんばることができたかもしれない。 名前の知ってる会社がいいなぁ、と思って選んだ会社に、営業職しかないと知っていても、 なんとかなるさ、的にしか思ってなかった。 それが今頃跳ね返ってきたのである。
もっとしっかり選んでおけばよかった。なんて思っても今更遅い。
次の仕事を探そうと思っても、大体、なりたいもの、やりたいこと、が皆目ない。 好きなことを仕事にしたり、仕事が生きがい、なんて言い切ったりする人がいるけれど、心底羨ましいと思う。
こんなわたしが、現大学生に教えてあげられることなんて全然ない。懇談会も辞退した。
だけど、ひとつだけ。規模や名前で就職先を選んでしまうと、たとえ周りからは羨ましがられたとしても、 業務内容が自分に合わなければものすごいストレスになる。このことは学生のときの就職説明会でちゃんと聞いていた。 聞き耳持たず、で選んだ結果が今のわたし。どうか、先輩やアドバイザーのみなさんの話には耳を傾けてください。

そんなわたしも、今は失業保険で生活する日々だけれど、そろそろ就職先を考えなくちゃならない。
うーん、頭が痛い・・・・



old home essay new