☆恋の勝ち負け

恋愛に勝ち負けなんてない。
判っていても、それでもやっぱり 勝ったとか負けたとか、優劣をつけたくなるのが人間、特に 女というもの。
「負け犬の遠吠え」という本がある。 「この本、わたしのバイブルなのー」と言う友達(それって かなり間違ってると思うよ)もいるくらいで、 有名なので知っている人も多いと思うけれど、 この本での負け犬の定義は「独身・子ナシ・30代」(女性に限る)。 この本の中では、バリバリのキャリアウーマンで 誰が見てもかっこいい女の人だって負け犬になり得るし、 たとえ育児と家事と貧乏で疲れきっていても、結婚していれば勝ち組なのだ。
人にどう定義されようと「わたしはわたし、今の独身生活が 楽しいのよ!」という我が道を極める人もいるだろうけど、 結婚願望アリアリのこのわたしには、この本はちょっと恐怖。 だってその定義から考えると、 来月28になるわたしは、3項目中2つを 満たしているわけで、立派な負け犬予備軍だもの。 そして、この本を読んでいると身につまされる部分も多くて、つい 頷いてしまうわたしがいるという事実がまた恐怖。 「わたし負け犬で結構よ〜。」などとは到底思えない。(でもとっても 面白いしためになる?ので、この本はオススメ。)

ところで、前の恋人が来月結婚する。 つきあって9ヶ月のスピード婚だ。 しかも、相手は会社で 美人と評判の女の子。 彼女は「顔が好き」だからと彼に告白し、もともと彼女のファンだった 彼は、あっけなくわたしを振って彼女のもとに走った。 まぁ、原因は他にも色々あったんだけどそれは割愛するとして。 (ああ、ついにこんなパーソナルなことまで書いてしまった・・・。 自分をネタにする関西人。)
それだけの男だったと思わないこともないけれど、そう思ってしまうと 彼と過ごしてきた時間も否定することになる。彼の結婚の話をした時に、 「わたしの時間を返してー、って感じだね」と言った子がいたけれど、 わたしはそうは思わない。あの時間は楽しかった。ただ、永遠には 続かなかっただけ。いままでつきあったどの人との思い出も、同じように 大切だ。

とは言え、もう未練はないし、 次の恋愛に向けた準備は万端(どんな準備だ?)・・・であるにもかかわらず、 今現在恋愛中じゃないわたしは、 認めたくないけれど、彼の心を持ち去った彼女に負けたのだ。 違う違う絶対違う、もっといい人現れるよー!と、友達はみんな 声を揃えて言ってくれるし(愛すべき負け犬友達たち!)、 結局のところ、恋愛なんてタイミングと相性の問題で、勝ち負けじゃないんだとは 思うけれど、悔しい、と思ってしまうこと自体、 負け組の発想であることは明白。 なんだかんだ言って、私自身の頭の中に「勝ち負け・優劣」の観念が 張り付いてしまっているというわけ。
そしてやっかいなことにこの観念、簡単には拭い去れそうにない。
世の中を見回せば「勝ち組になる方法」だの、 「目指せ!勝ち組!」だの、人より抜きん出ることをよしとする 本やら記事やら 番組やらが溢れている。ためしに「人生の勝ち組」をgoogle検索すると 約9000件、「勝ち組」だと、なんと12万件もの記事がヒットした。 人は人、わたしはわたし、と思ってはいるものの、 それは「人」と「わたし」が別のフィールドで同じように 何かを楽しんでいる場合。 人が自分より幸せそうだと、羨んでしまうのが正直なところ。

でも、でもね、勝ち負けがあるということは、逆転満塁サヨナラ ホームランの可能性だってあるわけで、終わりよければ(いや、 結婚はゴールではないけれども)全てよし、未来は大きくて、 しかも、今年の秋から双子座は幸運期に入るのだ (都合のいいことだけは、占いを信じるわたし)。 映画「めぐり逢えたら」のメグ・ライアンみたいに、 「It's a sign!!」なんて言う日も近いはず。

・・・・なんて言ってる、それこそ負け犬の遠吠えなんだよー、 というどこか遠くから聞こえてくる声には、とっくに気付いてはいるけれど、 でも、とりあえず、今は耳を貸さないことにしておこう。
ふたご座B型の女はいつでも楽観的なのだ。



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