もうじきクリスマス。
こういうウキウキした気分って好き。
きれいな電飾にほっとして、楽しげな音楽に心が躍る。
忘れられない思い出ももちろんある。
というと、キレイな思い出に聞こえてしまいそうだけれど、強烈すぎて忘れられない思い出・・・
あれは高校3年生のとき。
12月24日、進路の決まっていたわたしは、同じように進路の決まっている友達3人と
ごはんを食べに行って、映画を見る約束をしていた。
たしか終業式の日だったと思う。いったん家に帰って、ちょっと調子悪いなぁ、なんて思いながらも
用意をして出かけた。
ここからが問題なのである。
晩ごはんを食べに入ったレストランで、急激に気分が悪くなったのである。
食欲が全く出ず、ちょっとは手をつけてみたものの、ほとんど食べずに残し、
心配顔で見守る友達のまえで「ごはん食べたら帰るね・・・」なんて言っていた。
そして、そのレストランを出てしばらく歩いたところで事件は起こる。
吐いたのである。
突然襲ってきた吐き気にどう対処することも出来ず、東門(けっこうな繁華街)の通りの真ん中で
いきなり吐いたのである・・・・
道行く人は酔っ払いと思っただろう。友達はただただびっくりしていただろう。
普段は風邪でも吐くことは皆無だったので、わたしだってびっくりした。
そして、そのあとの行動もちょっとおかしい。
とりあえずその場を離れ、友達が買ってきてくれたウーロン茶を飲み、一息ついたら気分は何故かよくなっていた。
ので、映画に向かったのである。大好きな俳優が出ていたので、どうしても見たい映画だった。
だからと行って吐いたあとに行くか?しかもクリスマスに?という感じだが、とにかく見に行き、
普通に帰った。そして次の日熱を出し、年末まで風邪を引いてしまった。
だからあれは、風邪の前兆だったのである。
今でも、友達には申し訳なかったなぁと思っているが、
彼女たちにとっても忘れられない思い出になっているのか、
人の事はとうに忘れているのか、わたしには知る由もない。
あれから時が経ち、大学生になり社会人になり、それなりにロマンチックなクリスマスも経験してきた。
でもやっぱり、一番思い出に残っているのはあの18のクリスマスなのだ。
毎年この季節になると思い出す。そして、それは、これからもきっと変わらないのだと思うと微妙に切ない・・・
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