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| 平成14年11月14日 朝日新聞(朝刊) |
鳥獣保護四話 その3 ハンターも共存を模索 北海道の自然保護団体「ワシ類鉛中毒ネットワーク」(黒沢信道代表) は、昨年12月から今年6月までにオオワシとオジロワシ計16羽の死体 を回収した。うち11羽が鉛中毒だった。 鉛弾の破片が残るエゾシカの死がいを食べたのだ。ガンやハクチョウが 鉛散弾粒を飲み込んで中毒死する例も多い。改正鳥獣保護法は、水辺 での散弾の使用や死がい放置の規制に乗り出した。 林野庁が担当していた狩猟行政が71年発足の環境庁に移って以来、 狩猟は自然保護派に押されてきた。狩猟者は激減している。70年の53 万人が、00年は21万人に。とりわけ若者の狩猟離れは著しく、20代は 9万5千人から3千人余と30分の1にまで落ち込んだ。 遅まきながら、大日本猟友会(会員16万人)は今年5月、「狩猟者は 森の番人」を合言葉にイメージアップ作戦をまとめた。全日本狩猟倶楽部 (8千人)も危機感は強い。 新しい芽もある。インターネット会議室を利用した「21世紀の狩猟を考え る連絡会議」では、鳥獣保護のあり方をめぐって活発な議論が始まった。 世話役の1人で狩猟歴2年の石附和己さん(34)は言う。 「多くのハンターは豊かな日本の自然を守りたいと考えています。鉛中毒、 死がい放置、有害駆除など様々な問題があるが、保護一辺倒の理想論に 終わらせず、自然と共存できる現実的な答えを模索していきたい」 (科学医療部・清水弟)
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