ホームへ

テピ日記2

目次へ


歯科

2000.4.19

【2000.4.19】

 ある所で、歯科治療に関する視覚支援について書いた記事について、ホームページでも紹介して欲しいと、複数の方からお願いされました。そこで、1998年10月21日に遡って、以下に転載することにしました。


1998/10/21

 今日、とても嬉しいことがありました。

 長男のテピ(14歳)は、未だに歯の検診が苦手です。検診用の内視鏡(っていうのかな?)を口に入れられるのも嫌がって猛烈に抵抗します。そんな状況の中で、10年来のおつきあいのある歯科衛生士さんが、見事なブレイクスルーを今日、してくれました。

 この歯科衛生士さんは、待合い室から診察室へ入ってそこで検診を受ける一連の過程をビデオカメラでテピの目線に合わせて予め録画していたのです。そして、テピの順番がきたとき、待合い室でビデオカメラの液晶モニター上でそれを再生し、テピにこれらから何をするのか見せました。

 これが期待以上の効果を上げたのです。テピは落ち着いて診察室に入って診察台の上に横になり、内視鏡を口に入れることを受け入れました。ちなみに前回は、診察室の模様替えがあったため、テピは大暴れして入室することすら拒否したのでした。

 この歯科衛生士さんは、とても勉強熱心な方で、最近行われた障害者歯科の学会に参加し、そこで横浜市総合リハビリテーションセンターの清水康夫先生の講演を聴いて、このアイディアを思いついたそうです(清水先生はビデオではなく写真で歯科治療の一連の過程を示す方法を紹介したそうです)。

この歯科は、札幌歯科医師会口腔医療センターです。新しい試みをどんどん取り入れようとしているセンターで、センターに来なくても地元の歯科で安心して障害者が歯科治療を受けられるよう、「障害児者歯科診療ネットワーク」を最近、開設しました。このセンターは、ホームページも公開しています。


(後日談)テピは虫歯はないのですが、歯の生え方に問題があり、治療を必要としていました。私たちは、本格的な手術による治療を望み、全身麻酔による治療を行っていただくことにしました。このときも、同様の視覚支援により、大きな混乱もなく、手術を終えることができました。今でも、定期的な歯科検診の度に、視覚支援をしていただいています。