M-Team
Evaluation
Written by Eriko on 16 December
1995
■我が家で行われたM-Team
Evaluation
学校や教育委員会の記録は全て親が見る権利がある・・・・・・。ウィスコンシン州の特殊教育に於ける親と子どもの権利をうたった書簡を、ミーティングのたびに手渡される。そして、特殊教育委員会と行き来している書類の写しが必ず私の元に届く。これを取りにわざわざ学校に出向かなければならないこともあった。
M-Team
Evaluationの通知に目を通すと、疑われる障害の一覧にはCognitive
disability(認知発達障害)と
Autismにチェックがしてあった。そこでわが家にテピの詳しい評価をしに訪れたのは、自閉症のスペシャリストであるジョエルとCognitive
Disability (CD) Program Support Teacher
のベスだった。彼女達はたくさんの教材の入った大きな鞄を抱えて吹雪きの中を雪だらけになって現れた。
■教材を使っての関わり
彼女達が現れた時、テピは窓の外の雪をひたすら眺め続け、彼女達を無視していた。
教材を使って何がどれだけできるか正確に見たいという彼女達の誘いに乗る気配は全くなかった。そこで先ず、私が教材を使ってテピと関わり、徐々にジョエルへとバトンタッチしていく方法をとることにした。ジョエルが持ってきてくれた教材はテピのレベルに合っていて、私もテピも迷うことはなかったし、前回の私の報告をよく把握してくれたことがよく分かった。
この方法はうまくいき、15分間学習を続ける事ができたことをジョエルは喜んでいた。ジョエルは時々シャボン玉を吹いて見せることでテピの視線を自分に向けさせていた。一度、ご褒美?気を引く?ためのお菓子(セサミクラッカー)をもらって食べるが、テピはその目的をくむ様子は見られなかった。
■コミュニケーションカード
家で使っているカードを実際どう使っているのか見せ、それを具体的にどう変えるか話し合う。まず、ジョエルが加えて欲しいという言葉の絵カードを増やすことにする。新しい言葉の絵は、コンピューターに入力してある絵を参考にしながら、私が書くことになった。そしてカードの上端には英語、下端にはローマ字を添えた日本語を明示する。テピが理解しにくいと思われる言葉には写真を撮って貼る。「おやつ」の絵は学校で用意できるものに限定すること。「ごはん」の絵も学校のホットランチに変えることなども付け加わった。カード作成作業は全面的に私に任された。ジョエルに合う度に作ってほしいという言葉が増え、結局は40枚余りのカードを作ることになった。
■テピの好きな物
テピの気持ちを落ち着かせられる物、やる気にさせられるものについて、前回に続いて具体的に試しながら話し合う。音楽、ビデオ、運動、食べ物、接し方などあげる。実際、好きな音楽を聞いて足踏みしながら笑うテピを見て、ジョエルもテピの手を取ってにこやかに一緒にリズムをとっていた。テピの好きなジャパニーズティー(ほうじ茶)も試飲してもらう。子どもを誉める動作は、日米ともそう変わらないことも分かった。
そして、ジョエルの提案の、テピの好きなカセットテープの入ったウォークマンと、ほうじ茶の入った携帯用ポットを毎日学校に持っていかせることに同意した。
■その他
ベスがテピの学習能力の細かいことを私に聞き、記録をとる。
約2時間にわたるのわが家でのミーティングは、4日後に学校に於いてIEP作成のためのミーティングの約束をして締めくくられた。この時、テピがホームスクールに通えることと、そこには専門の先生がいることを知ることができた。
3日後に郵送られてきた、行政官のサインいりのM-team
Findingの通知には7ページに埋めれれたテピの評価と、勧めたい教育やサービスの内容、親の評価まであった。