ここに言う画用紙とは,水彩画でなく,パステル画を対象とします。水彩画はやはり,既
製のものを使うのが無難です。パステル画は,画用紙によって,随分出来上がったイメー
ジが違います。私は主にキャンソン紙かミューズコットン紙を使いますが,紙に色を薄くつ
けたい場合があります。そういうときのために,自分で作ります。紙は適当な厚手の紙でい
いのですが,私は,月末の町内会分別回収の日に,町内の人たちが出した,不要の箱の
中から,良い素材の空箱を選び,貰って帰ります。縁をカッターナイフで切り取って一枚の
板にします。アクリル画材で地塗り用のジェッソという白い画材がありますが,紙の裏に,ジ
ェッソを薄めたもの塗るのです。ジェッソを,水で約7〜10倍くらいに薄めます。西洋皿の
ような容器がいいでしょう。そして自分がこれから描こうとするモチーフに応じて,アクリル
絵の具の色を適量混ぜます。よくかき回して混ぜ合わせ,それを,障子紙を張るときに使う
ような刷毛の小さいもので紙の上に,刷毛の目が目立たないようにまんべんなく,むらのな
いように塗ります。ジェッソは乾燥が早いですから,手早く塗らないと刷毛のあとができま
す。約1時間もおいておくときれいに乾きます。この上にパステルで絵を描くとパステルが
落ちにくいばかりか,とっても,モチーフに合った画用紙が出来ます。こうして絵の世界を自
分でどんどん広げていきましょう。とても楽しいものです。