IDU NA WY! / DUB BUK
 ウクライナのNSシンフォニック・ペイガン・ブラック・メタル・バンドの1stにして、名作とのこと。'06年リリースの新アートワーク仕様の500枚限定リマスター盤。私は初めて聴きます。激烈なブラック・サウンドでありながらも、ヴァイキング・メタルのような勇ましさと、シンセの奏でるメロディが特徴です。Voはヒステリックに力強く叫んでます。バンドのサウンドが拡散しない範囲で、楽曲がバラエティに富んでいてなかなか楽しめました。ゴキバキのプリミティヴ・ブラックにシンセが被さってくる速い激烈な曲とか、笛入り(シンセ?)のペイガン・ブラックみたいな曲、女性Voのアカペラで始める曲なんて予想できなかったので驚きです。結構メロディアスなのですよ。NSブラックということなので、もっと怖いものをイメージしていましたけど; もっともメロディアスではなくて、怖くて11分とかいう長い曲もやってますけど。同郷のシンフォ・ブラック
NOKTURNAL MORTUMのメンバーがゲスト参加して歌ってます。(純生)


PANZERFAUST / DARKTHRONE
ノルウェーのブラック・メタル・バンドの'96年リリースの5th。3部作と言われる名盤3枚の次のアルバムということで、4部作にはならなかったのだから、一般的には評価がそれまでに比べると低いのでしょうね。でもオープニングの
"En Vind Av Sorg"の疾走のかっこよさ、楽曲の面白さは充分に素晴らしいです。一聴して気に入りましたよ。でもでも、3曲目"The Hordes of Nebulah"あたりから、ドゥーミィーな遅い楽曲になっていきます; だらだらしている音空間の中を、Voが気だるく叫んでいますよ。私はこういうのは大好きで、面白いことやっているなと思うのですが、一般的にはだめなんでしょうね。その後も疾走曲もありますが、目立っているのは遅い曲。遅いVENOMみたいな感じかな。ラストの"Sno Og Granskog (Utferd)"に至っては、初期MORTIISみたいな暗いシンセ音楽をバックに、男声の語りが入るというもの。これはこれで面白いけどなあ。(純生)