VANITY/NEMESIS / CELTIC FROST
 スイスのスラッシュ・メタル・バンドの'90年リリースの6thにして最終作。その後再結成をして'06年に
『MONOTHEIST』をリリースしてます。で、常にサウンドを変化させてきたバンドだけあって、前作の『COLD LAKE』での明るいことをやりたいサウンドからはまた変わっています。ヘヴィでもあり、メロディアスでもあるし、明るくもないんだけども、でも初期のおぞましさとか暗黒っぽさは薄らいでます。また単純にスラッシュ・メタルなんて言えないです。オーソドックスなメタルに近いようでいて、こんなにどろどろなメタルってのもいないし。女性Voが入る曲もあるけども、『INTO THE PANDEMONIUM』のそれとは明らかに違うし。あとあと「うっ!」は他のどのアルバムよりも連呼していると思います。数えたわけじゃないけども。そんなことも含めて、彼ららなではのサウンドに満ち溢れているアルバムですが、まあそんなに面白くないかなあ。"This Island Earth"ROXY MUSICのカヴァー。面白い選曲ですねえ。"Nemesis"の暗黒っぽいイントロ、アコギへとつながっていく…そんなところはとてもわくわくする。本編に入ってもなかなか暗黒っぽいし、この曲はかなり好きです。女性Voの入り方はちょっと暗黒っぽくなくて不満ですが。(純生)


TWO SIDES... / LITTLE DEAD BERTHA
 ロシアの男女Vo擁するゴシック・メタル・バンドの'04年リリースのアルバム。
BERTHAが改名したバンドなのですが、本作の音源自体はBERTHA時代の'00年のもののようです。デス声の男性Voがメインで、男性普通声も入ります。シンフォニックで、疾走するところなどブラック・メタルっぽさもあり。数曲で入る女性Voはふわふわソプラノ声なので、かなりいいです。てゆうか、ないとかなりつらいかもしれません(笑)。心のよりどころです。かなりマイナー臭漂っているサウンドです。まあ唯一聴いているBERTHA時代の『LIGHT AND SHADOWS』と同じ感じです。女性Voの出番は本作の方が少ないような。(純生)

MITHRAS GARDEN / HEKATE
 ドイツの暗黒トラッド・バンドの'04年リリースの3曲入りシングル。
"Memory Remains"はアコギがメインのシンプルな演奏をバックに、男性Voが淡々と歌うというもので、彼らの本領発揮というには程遠いなあ。他の2曲はライヴ。こちらはプリミティヴな太鼓入り。トラッドの楽器も活躍。男性Voも歌い、そして吼えています。IN EXTREMOのような踊れるトラッドでも、ノリのいいトラッドでもなく、あくまでも近寄りがたい怖く妖しい雰囲気を保っているが素晴らしいです。そしてそれが彼らの存在意義でもある。(純生)


'06.09.21 / It's So Easy