VERWUTUNG / INVOKE THE DARK AGE / ABIGOR
オーストリア出身のメロブラ、'94年リリースの1stアルバム。あのSUMMONINGはこのABIGORのメンバーのプロジェクトなのです。ABIGORを聴くのはもう3枚目で、先に聴いている2枚は正しいメロブラというわりには、評判の割にはメロディに関しては大したことなく、大いに不満なのでした。1曲目はVoは絶叫していて、ブラスト・ビートでばく進しているしで、正しいブラック・メタルではあるけど、メロブラというほどでもないなと思いそうになる。ちなみに白黒メイクはばっちり決めてます(音楽性とは関係ないけど;)。でもでも、その後はところどころでしっかりメロブラになっているのです。密教の宗教曲のようなSEからシンクロして始まる"Kingdom
Of Darkness"はギター・ソロが泣いている。オルガンの演奏とハーモニーからなる短いインストは、まさにSUMMONINGの原型のような曲。ゆっくりした曲もある。イントロからしてギターが泣きまくる、美しいメロディにうっとりしていると、「う゛ぅううう…」なんて悲しげな叫び声が入るところがいい。叫び声にも表情があるのだ。この曲"Weeping
Midwintertears"は名曲にしておきたい(関係ないけどこの手のバンドはアルファベットが読みづらいなー;)。ともかく先に買っている2枚も聴き直してみる必要がありそう。(純生)
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ARCHIVES OF AN ENCHANTED PHILOSOPHY
/ BISHOP OF HEXEN
なんとイスラエル出身のメロブラ! クレジットが見つからないがユニオンのセールの中から拾ってきたので近年リリースのアルバムだと思う。同郷のORPHANED
LAND(HOLYレーベルから離れて、BLACK MARKだかNUCLEAR BLASTだかと契約したらしいが音沙汰がないです;)のように民族音楽の影響はほとんどない。なにせ、ブックレットで確認するまでは純粋な欧州メロブラだと思っていたぐらいです(不純な欧州メロブラってあるのか?
純粋な北米メロブラってあるのか?とか言わないようにね;)。アルバム冒頭のSEは大仰で幻想的なシンセとピアノがバリバリのいかにもメロブラというもので、その後は派手な戦いのシーンなどもあって、バイキング・メタル風かなとか思ったりもする。語り調の男性Voはいい。けど、ブラック声がしゃーしゃーし過ぎていて、奥に引っ込んでいるのが難点です。かなり耳障りかもしれません;
楽曲・サウンドはというと、SUMMONING風の二重、三重のKeyの音色による印象的な同じメロディの繰り返し風でもあるが、もっと拡張性はある(だからといってSUMMONINGよりいい!というわけではない)。ションフォニックな綺麗な音色という点ではSUMMONING以上だ!
ただしプログレで表現されるシンフォニックとはきっと違うと思う@ 後半の楽曲の中には単調なメロディながらも、めちゃくちゃ印象的で心打たれるものがあった。このメロディには涙を流す価値があります。そしてアルバム最後がいかにもエンディングですよというSEチックなインスト、しかも戦闘の勝利の高笑い風で終わるので、わかりやすくていいです。これも起承転結。ともかく、意外な拾いものであったというわけです。韓国のレーベルHAMMERHEARTからのリリース。要注意レーベルですか?(純生)
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KEVIN'S TELESCOPE / THE GATHERING
『NIGHTTIME BIRDS』からの2枚目のシングル。ジャケットが宇宙飛行士姿の金髪になったジョージ紫が「ぐー!」って右指出してポーズをとっている姿のようで、GATHERINGらしくない;
"Kevin's Telescope"はアルバムで聴いている時は素通りしていたが、単品で聴くと憂いがあってなかなかな曲です。というか、この曲ROXYで踊った記憶があるせいかも。アルバム未収録曲が2曲(2曲ともカヴァー曲で、1曲はDEAD
CAN DANCEらしい)。共に似たような静かな"Kevin's Telescope"タイプの曲で、Anneke嬢が色気出して歌っているから、曲としてまあ悪くないかなと思う。"Confusion"はアルバム収録曲のdemo/eroc
mixだそうな。この曲も静かとまでは言わないけど、おっとりとした楽曲で、オリジナルとも違いを比べる気力もあまりないです。長い曲だし。4曲とも似たような曲が集まっちゃっているせいか、「あれ?
GATHERINGってこんなもん?」と物足りないシングル。(純生)
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THE SPOIL BLEEDS BLACK / MARCH OF
THE INFIDELS
デジパックで、ジャケットが中世的な紋章(ケルト?)だったので拾ってきた暗黒系らしきもの。出身国不明。3人組のバンドのようだが、実のところバンド名とアルバム名は逆かもしれません@
ブックレットにはケルトの模様もあるけど、骸骨が中世風に描かれたりしていて、けっこう変なものを期待出来る!
16曲で38分、楽曲は純粋たるトラッド。ただし生粋のトラッド・バンドが奏でる音ではない。ブラック・メタルをやる輩がやるトラッドらしい、暗さがこもっている。Kariが参加したSTORM、以前紹介したトラッドなブラックISENGARDなどから完全にブラック的な部分を排除した感じである。でもやっている奴らはきっと根はブラックなので、普通のトラッドにはなりえないのだ。なかなかのきれいな声の女性Voも歌っているが、名曲というほどでもない(もっと、違う曲なら名曲になりそうな、そんなレベルの女性Voなのにね)。戦闘シーンがバックに流されたりすると、ますます暗黒系らしくていい!
ああ、また妖しいものが寄ってきた; (純生)
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THE FILEMNICE OCCULTIST / MASTER'S
HAMMER
マニアッくんがTシャツ持っているMASTER'S HAMMERの'92年リリースのアルバム。出身国と何枚目かは不明。もう1枚持っているけど未レポートです。ノー・メイクだけど、ブラック・メタルのはずです。七三分けの髪型でちょび髭のメンバーもいます;
イントロ"Overture"が凄い。いきなり華麗なハープのメロディ。オーケストレーションもちょびっと導入している。続く本編は怒濤のブラック・メタルらしい曲なのだがギター・ソロではなく、ハープ・ソロが入ってくるのが変でいい。あと打楽器のティンパニー奏者のメンバーもいて、どかんどかんと叩いていることで、ドラマティックな楽曲に仕上げている。クレジットがないのが残念なのだが、曲によっていろいろな楽器を使っているようです。変な楽器マニアの私にはたまらない…。オペラチックな男性Voもあり。美しいメロディもあるけども、だからといって明るい雰囲気ではなく、アルバム全編は怖い雰囲気を漂わしているところもブラック・メタルらしくていい。'92年にこんなものを既に作っているというのが凄い。(純生)
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