TO WALK UPON THE WICCAN WAY / GOAT OF MENDES
 ドイツ出身の6人組メロブラ。女性Vo入りということで期待をして買ったのだが、そのフィーチュア度はかなり低い。ちょい役といった感じなのだ。しかもアルト声で色気皆無で魔女のように語るように歌うんだもんな、がっかり。ルックスもそれらしいメイクをしてる。バックの演奏はシンフォニックではなく、まっとうなメロデスという感じ。突っ走る曲には格好良さもあるが、遅くなるとちとチープな部分が目立ってしまう。そのメロディにはヴァイキング・メタルっぽいトラッドちっくな部分もある。でも定価で買ったのは痛いです。(純生)


PABUDIMAS / HA LELA
 '98年リリースのリトアニア出身のPOCCOLUSというブラック・メタル・バンドのメンバーがやっているプロジェクト・アルバム。いきなり冒頭で、アカペラの女性Voの独唱で始まる。その深い味わいのある歌声は本格派で、ブリティッシュ・トラッドの女王June Taborを想起させるほどです(本当か?)。それにしても妖しくていい。本編に入ると、Keyを多様した、激烈度はちと物足りない雰囲気物のブラック・メタルな曲になってしまうが。音がこもり気味でよくないので、Keyのメロディの良さが引き立たないところがいまいちです。4曲目の"Darling Rode Out"にまた独唱が入る。そしてそのままトラッドのメロディをもろに取り入れたヴァイキング・メタル風な本編の曲が始まる。勇ましい男性Voをメインに、独唱している女性Voのハーモニーも入るのが妖しさに磨きをかけていて非常にいい。ラストの"He Ought To Walk Three Steps"はKeyの奏でるメロディは更に印象的になり(基本的に1曲においては同じメロディの繰り返しだけど)、男女の妖しいハーモニーが入るのがいい。そして最後は女性Voのトラッドの独唱で終わる。ちなみに曲名は現地語(?)と英語でかかれています。歌詞は現地語なのですが、ここでは英語の曲名にしています。(純生)


THE SPHERES BENEATH THE HEAVENS / MOON LORE
 中古をバンド名買いした'97年リリースのアルバム。バンドの詳細なクレジットはない。Keyが入ったり、ギターのリフにしても丸めてあって上品な音になっている。でも、暗い雰囲気を終始漂わせている。そう、エレクトリック・ゴシックという類です。そんなに美しさはないけど、けっこう印象に残る曲がちょっとあるので、まあ合格といったところか。女性のすすり泣きで始まる"Lady Grief' Silver Mirror"はイントロ部分だけがやたら怖い; 夜道には向かないBGM。(純生)


TUSEN AR HAR GATT / MORK GRYNING
 スウェーデン出身の2人組メロディック・ブラック・メタル・ユニット、'95年リリースの1st。Keyの壮大かつ大仰なイントロから始まる本編は、実に疾走感のある楽曲で、部分的にはKeyも入ってくるが、ギターが泣きながら走るのが非常に印象的だ。そうDISSECTIONを想起させてくれる。このオープニングの"Dagon"は他の楽曲に比べて、メロディの良さが傑出しているし名曲レベルではないでしょうか。アコギによる美旋律もいいし、たまに入るピアノもいい。難を言えば、オリジナリティは欠如してるってことかな。メロデス・ファンにはぜひとも聴いてもらいたい1枚です。私はこうも速い曲が続くと、後半はちょっと飽きてきちゃうけど(汗)。プロデュースはDan Swano。なお2ndもリリースされているそうです。(純生)


CROSSING THE FIERY PATH / NECROMANTIA
 NECROなんちゃらってバンドはやたら多いような気がする; このバンドは出身国もクレジットからは判断できません。OSMOSEレーベルで、'93年リリースのブラック・メタルです。シアトリカルな展開を持つ楽曲なのですが、なんか音がすかすかで、しかも退屈な静かなパートが多いなあ。元気な曲も激しさがなく、つまらないです。(純生)