ACCEPT '96.06.15 中野サンプラザ
私は『METAL HEART』がリリースされたあたりから、ACCEPTを聴き始めました。当時はまだお子様だったので、ライヴには行けていません。再結成ライヴには、チケットをとっておきながら、仕事の都合で断念しました。今回が初めて見るACCEPTのライヴなのに…でも最後なのですね。
1曲目"Restless And Wild"なのだが、サビの部分がくるまで、なんの曲かわからなかった。ギターが1本になった弊害が表れている。メンバーの格好はてんでばらばら。でも、Udoの迷彩色のジェケットに拘りを見た!
ドラムはDAMN YANKEESの人らしい。
序盤は"Son Of A Bitch", "London
Leatherboys", "Living For Toningt",
"Monster Man", "Flash Rockin'Man"そして、私の大好きな曲"Breaker"と、ACCEPTクラシックスとも言える名曲のオン・パレード。こんなったら、バンド自ら再結成後を否定してもらって、『RUSSIAN RULET』までの曲だけ演ってくれい!と。ああ、しかし私は未聴だった『PREDETOR』らしき曲もあったし、『DEATH ROW』の曲もやった。しかし、日本のオーディエンスは暖かい。そんな曲でも(再結成後のACCEPTのみを好きなファンって、この場にはいないのかもしれない)拳振り上げて、大声援を送る。かつてB!の表紙をも飾ったバンドなのに、その最後のライヴは東京1公演でさえも満席にすることはできなかっ
た。その分、より熱狂的なACCEPTファンが集結したのだと思う。
『PREDETOR』の曲でもラジオのCMで流れていた、UdoとPeterのダブル・ヴォーカルで、サビの部分だけ、異様に哀愁のメロディがある曲はとても気に入った。あーこれは『PREDETOR』も今度買おう、と思ったのに、Udoがそでに下がって、3人で演奏され、Peterが歌った曲には、ACCEPTらしを全然感じずに、購入意欲が下がった。これがWolfのやりたい音楽なのだろう…さよなら〜という感じ。
"Princedd Of The Dawn"は何度も展開が変わり、その場面ごとにオーディエンスが歌う部分があった。オーディエンスにアカペラで"Hi-Do"を歌わせる…最初の一言二言をUdoが先導しただけなのに、歌うオーディエンスも見事!
2回繰り返したところで、Udoが絶叫! "Fast As A Shark"に突入する。そして"Metal Heart"はSEの部分もバンドが演奏するのだが、これは違和感たっぷりだった。アンコール1曲目あたりで、きちんとテープを流してほしかったなあ。後半のギター・ソロにハーモニーをつけるオーディエンスも凄いです。
最後の2曲で大盛り上がり、凄くいい形でアンコールに突入したのに、やった曲はリフを単調に刻む『PREDETOR』らしき曲…気持ちが萎える;
続く2曲は驚きと喜びを隠せない"I'm A Rebel"と"Burning"という初期の曲。とくに前者は過去の来日公演でもやってないのでは?
WolfとPeterが他の曲に比べて、笑みをこぼしながら演奏していたのが印象的でした。とはいえ、B!のライヴ・レポートは見ないようにしていたのだが、ラジオのWolfのインタビューで、この2曲をやるというのは耳に入ってしまっていた;
最後は、"Balls To The Wall"。この曲でもオーディエンスの合唱が凄いです。演奏後はステージ前方でおじき。私、この場にいるオーディエンスの中ではACCEPTに対する思い入れなんて、少ない方なのだと思う。結構冷静で見ていたし。でも、この瞬間だけは、感極まってか目に涙が貯まった。こんなにも素晴らしい楽曲の数々を持っているバンドなのに、それでも終わりにしなきゃいけないのか。終演後、客電がついたのに、アンコールを求める手拍子、ACCEPTコールを続けるオーディエンス。場内アナウンスは、終演したことを繰り返し、場内係員も「終わったのです。とっとと帰って」と言っている。ステージ上はまたたくまに片づけられていく。それでも、ほとんどの人が10分以上は帰らずに、もう一度姿を見せてくれることを願っていた。もう2度とACCEPTの勇姿は見れないのだから。でもその願いが叶うことはなかった…。
ヘヴィ・ミュージックの波に飲まれて、ヘヴィ・メタルの巨星墜ちる…。 (純生)