ニュージーランド自転車旅日記、98/03/25〜29
NZ自転車旅日記 [3]
'98.3.25(水) 雨、晴れ、曇り
風向きがまた変わった。雨も降って思い切り向かい風だ。テントがバタバタとあばれ一抹の不安だった天井部分から雨漏り。
前室部分のペグが風であおられ抜けてしまう。テントの中でカッパを着て外でペグを打ち直す時には入り口に雨と木の葉で
ぐちょぐちょ状態だ。
いつものようにパスタとコーヒー。今朝はクソが出る。せっかくトイレが作ってあるのでそこを使う。
スパッツ、カッパを着て出発。昨日も雨だったから、Tシャツ・MXシャツはまだ少し濡れている。
真っ白だ。何がMilfordか何だかわからない。舗装はそごく粗いけど、下りなので楽に走れる。
昨日は1日2回も峠越えしたのでクタクタになったが、今日は久しぶりに楽しく走れそうだ。
林業作業で少し待たされる。大型重機の扱いはとても上手いとは言えない。
次は羊の一団が道を横断している。一匹が驚いて走り出すと皆走り出す。ホント自主性の無い連中だ。
9時には雨も止み風もなくなった。遠くTeAnauの空は青く晴れている。
ソーラーチャージャーをリヤの板の上に付け、カッパも脱ぐ。
51.12km走り来たときと同じ所で昼飯。最後まで大事にとっておいた食パンをクリームチーズで食べる。ペースが速かったので
時間もある。この旅初めて紅茶を作る。ゆで卵・チョコ、このくらいはいつも昼飯として摂りたい。
TeAnauに着く頃にはすっかりいい天気になっていた。しかし来た道を振り返るとMilfordSoundの方はまだ白く霧が残っている。
ASB BKでカードを使うがおろせない。何故だ?
Top10に入りBKカードで支払う。SavingではダメでChequeでOK。なんでチェック口座なんだよ、これじゃ利子がつかんのでは
ないか。こうなったらこれからカードで買い物だ。
大きい方のスーパーへ行く。またもメチャクチャ買ってしまった。これがチャリで疲れた分のストレス解消か、、。
早速フルーツなど食う。今日はMXシャツとTシャツ、靴下を洗いテントの張り綱に干す。
また街へ出て$40おろす。PaterPlusでテレカ$20、TrueValueHardwareでタッパーを1つ買う。これで朝の残りを昼食おう
という事だ。閉店の17:30に全て済ませ、米を研ぎ、パンツ洗い、シャワー、今日は色んな物がたくさん食えるぞ。
夕飯の時8時からTakeBingoをやっていた。クイズ番組はたまに解る問題がある。しかしスピードはとてもある。
他の人達も皆見入っていた。
'98.3.26(木) 晴れ、曇り、時々雨
目覚ましラジオでも起きずに寝過ごすところだった。キャンプ場だと気のゆるみもあるのか朝からダラっとしている。
Mobilでペトロ・アンレデッド91を入れる。0.6Lで$0.55はちと高い。ここは観光の街、人口2800、客の方が多い。
街のはずれ国道にヒッチャーがいた。
R94へは行かず南へ。この道はメインではないようでここ数日のようにキャンパーやコーチ(観光バスのこと)、一般の車
すら通っていない。
天気良く風もなく、スタートした頃のように快調に飛ばす。♀一人のチャリダーとすれ違う。白人とはいえ一人とはすごい。
あっという間にManapouriに着いた。Lake Manapouriが美しい。その湖を観るためだけの宿泊施設の町だ。
道はツブツブの舗装路、抵抗が大きい。
11:08昼休み。曇ってきて風が冷たい。ベンチに食事道具を広げたくさん食べる。ここはRedcliff Wetland Reserve湿地帯だ。
水鳥が一斉に鳴き出す。朝作ったパスタも充分食える。この方法はやはり良かった。
遠く丘が続く。そこに斜めに走る線、その上りは3km程続いた。峠に比べれば緩やかで休むこともなく上れる。下りでまた
ウィンドブレーカーを着る。汗が滝のように流れ落ちた。
南の方は暗く黒い雲。雨のようだ。少し雨が降ってきた。ウィンドブレーカーからカッパに着替える。
寒い小便がしたい。バイクを止める所がない。
Clifden Black Mount Rd. 農家の入り口にバイクをとめ、ケーキ・オレンジジュース・チョコの休憩。向こうには虹が見える。
晴れるのかそれとも雨か、、。
カッパの下を着て走るがしばらくすると雨は止んだ。足が良く動かないのでカッパの下は脱ぐ。
古い吊り橋が見える。Histric Suspension Bridge もう町は近い、一気に走る。
Tuatapere。Take awayの店がすぐあった。そこにキャンプの看板。受付が解らないのでとりあえずTakeawayでチップス
を注文。
隣に広い芝生が広がっており、入り口の家が受け付けだった。家にはいると制服の女子高生と少年、奥からお母さんが出てきた。
色々と説明してくれる。マオリの♀が住んでいるドミトリーには他に誰もいないようだ。もちろんキャンプは自分一人。
部屋はたくさんあるのに客は誰もいない。古くて多少汚い所もあるが家族的でいいな。
おばちゃんの娘はウェリントンで日本語を勉強しているという。僕の名刺を渡すと喜んでいた。
シャワーで洗濯。スーパーでちょっと買い物。最近お金の使い過ぎかな?
'98.3.27(金) 晴れ、にわか雨
夜中は一晩中家畜の鳴き声と走り回る音でうるさかった。もろ隣は牧場だった。
キャンプ場の芝もゴルフのラフのようだなと思っていたが、これはまさに牧草だ。昨夜はテント前で調理したが今朝はキッチンを
使う。向こうのフラットらしき所には車が2-3台あった。少数だが住人がいる。
テレビでは「みなしごハッチ」をやっていたが、1chのニュースを見る。田舎は1、2chしか映らないようだ。
橋を渡りWaiau Riverを越える。ここにTuatapereの街がある。古い店が何軒かある。とっくに無人化していると思ったら営業
していた。”SEGAのゲームあります”おい、本当かよ。
河口から海。Te Waewae Bay 。Chch以来見る海だ。波が大きく激しい。とても海水浴など出来ない。海沿いの道はゆるいアップ
ダウンの繰り返し。風はないが疲れてくる
31.07kmはやくも休み。かなりばて気味。朝もう少し多く食べてくれば良かったのだろうか。ケーキはとても良い中間食だ。
これからはぜひ携行したい食品だ。
Pahiaへの分岐近くで車がエンコしてた。ラジエーターの水たまりの水を入れている。
Colac Bay でまた海が見えてきた。Riverton へは岬の町、それ程店はなくBKもなかった。
ここから直線になり初日のカンタベリー平野を思い出させる。両脇は全て牧場。店もRest Area もないまま走り続ける。
かなりバテて腹も減ってきた。Waimatuka Hall と教会の間の芝生に座り込み、お茶を沸かし昼飯にした。
朝は1桁、昼も20℃いかない日になってきた。MXジャージだけでは風が冷たく体が冷え、すぐに小便がしたくなる。
もう4時は近い。道は徐々に広くなり都会が近いことを容易に予想させる。R6で南へ、Invercargill に入った。
Chchを出てこんなに大都市は初めてだ。4年前も走っているのにそんな記憶は全くない。車が多く信号もあり荷物が多いバイクは
まいってしまう。まっすぐ進むだけなので助かった。
昨日教えてもらった街に近いキャラバンパークに入る。安いけどボロい。住んでいる人が多いみたい。今度は隣が競馬場か?
P.O.で郵便、フィルム3本。パックンセイブで食品、またも買いすぎ。
シャワーは5分にしなさいとむかつくな。朝も使ってやる。
買ったからどんどん食べた。ヨーグルト・バナナ・リンゴ・牛乳・ケーキ・チョコ、、。
'98.3.28 (土) 晴れ
シャワーは他の人のことを考えて5分にしましょう。ということが書いてあったので、朝もまたシャワーを浴びる。
受付にキーを返し$5戻り。街はとても静かで車も少ない。よく考えたら今日は土曜だった。市街地走行はフル装備の自転車には
辛いので助かった。R92へ行きたいが分岐がわからずそのままR1をBluffの方へ南下し、10.85kmで左 Tiwai 方向へ、そして
Waimatua の十字路に出た。少し遠回りしたがR92に来ることが出来た。
道は真っ直ぐで緩やかにアップダウンを繰り返す。周りは全て牧場でまたも休憩する場所が見つからない。やっと道路脇の作業場
を見つけそこでバナナ2本を食う。牛乳・ケーキも食べ食い物が充実しているとすぐにエネルギー補給が出来て良い。
いつもはハンドルのポケットに靴下を干しているが今日はマットをとめているマジックテープに各々縛ってみた。ところが
見事1本なくなっていた。やっぱりいつものパターンを変えてはいけないな。
Gorge Road を過ぎ、Mataura River を渡る橋の手前からのダート。この先で4年前野宿したときは車のスタック事件があった。
この辺りは沼のような土地だ。
Fortroseのボートランプ広場のベンチに食事道具を広げた。車のキャンパーも昼飯のようだ。帰るときラルゴが入ってきた。
道はダートになった。久しぶりだ。走りやすいが上りはきつい。タイヤが滑る。
ダートに入ってすぐラルゴが追い越して50m先に止まった。さっきの車だ。
「バイクを運んでやろうか?」「飲み物は?」と心配してくれるおばさん。あのグニュグニュするアメを一握りもらった。
その親切が一番のエネルギーになりました。
やっとダート20kmが終わりWaikawa着。地図にテントマークがあるのでインフォメーションを兼ねた店で尋ねるがCurio Bay
きゃないとね、と言われる。これからまたダートを走りたくないので、店の向かいにあるバックパッカーズに泊まることにした。
$15は高いけど宿はメチャクチャ綺麗で土足では悪いぐらいだ。Chchのフォーリータワーズで会ったと思うドイツ人の♀が
同じ部屋だ。他にカップル1組、♀2人の計6人。こんな所に安宿がありしかも6人も泊まり客がいるとはすごいな。
オーナーのおばさんはダウンタウンの松本人志のおばちゃんのようだ。
'98.3.29 (日) 雨、実は台風
夜の21時頃1組のカップルがやってきた。なんでこんな遅くにこんな所にやってくるのだろうか?
明日はストームだ、たぶんね。とドイツ人の旦那が行っていた通り、夜中悪天候になった。朝はいつも一番だったのだが今朝は
♀2人組に先を越された。夜中に起きてまた寝たので、変な夢を見て疲れた。
フォーリータワーズで一緒だったドイツ人スモーカー♀は夕方は既に寝てて朝もまだ寝ている。
雨は小降り、風はない。ドイツ人夫婦にパーフェクトね、と言われフル雨装備でスタート。
地図では6kmくらいの分岐からダートになっているが、最近舗装されたようで新しい黒い道だ。15.5kmからダートになった。
以前来た時より随分ダートは短くなりつつある。
ダートだと急な上りはないが緩やかで長いものがある。すぐにカッパの下は汗だくで頭から暑い汗が滴り落ちる。しかし風が
ないのでゆっくりでも苦無く上っていく。下りはあまりスピードが出せない。転倒はしたくない。しかしブレーキはかけたくない。
雨水と砂がかんで変な音を出している。これではブレーキシューもすぐ減ってしまう。チェーンもだいぶ砂をかんでいるようだ。
地図には星印がある。ここは見晴らしがとても素晴らしい所で、確か日本人の♀がホストファミリーとやって来たと記憶している。
Tautuku 半島を見下ろす高台。キャンパーが1台停まっていた。ここまで来る間に多くの看板を見つけることができる。
〜walkwayとか 、〜Fallとか、〜Beachとか、こんな田舎の方まですっかり観光業が染みわたってきてニュージーランドも
この4年<で随分変わったもんだ。
雨が降っているし、屋根付きのRestAreaもなく、木の下で立ったままチョコとオレンジジュースの休憩しか出来ない。
小便もしたいけどバイクを置く場所が見つからない。すっかり汗で服が濡れきったころ Papatowal に着いた。集会所らしい
建物の裏で羊に見られながらやっと小便を出す。
しばらくすると店がありちょうど12時前なのでメシにする。紅茶・ホットドック・チップスを注文。紅茶だけ先にきたけど、
ちっとも体は温まらず逆に汗が引きとても寒くなってきた。表のテーブルでパスタとクリームチーズパンも食べるが濡れた
シャツは冷たい。
風が強烈になりとても走れる状態ではなくなったので、すぐ脇の道を入ってバックパッカーズに泊まることにした。
$12ドミトリー。ネコがいる。この風ではテントも張れないし吹き飛ばされそうだ。
キッチンには白人♀、オンサイトバン(据え置きキャンパーのこと)に老夫婦。恐るべき空白・チョコ・コーヒー・シャワー。
バイクはどろどろ。ボトル類やリヤバック、ソーラーチャージャーも泥をかぶっている。
夕方また店へ行き買いだし。食パン4、バナナ1、コーヒー、食欲はおさまることを知らない。
ラジオではサンダーストームとか言っている。明日は走れるか?
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