ニュージーランド自転車旅日記、98/03/30〜4/03
Milton〜Portbello〜Milton〜Millers Flat
NZ自転車旅日記 [5]
'98.3.30(月) 晴れのち雨氷、強風
台風一過。青空が広がり気分も上々。6つのベットがある1号棟は自分一人で独占。これで水が出ればシングルルームの
モーテルか!<いやテレビがないな。
リヤブレーキが減ってしまった。時を見て交換だな。舗装は黒く輝き新しい。地図ではダートだがずっとダートにはならなかた。
Catlins Lake が逆光で輝いている。遠くまで見通せる空、冷たい空気。
Owaka は思ったより大きな街だった。公園のベンチでバナナとケーキの休み。パックンセイブのこのケーキは香ばしくてとても
うまかった。これで$2.40は安い。
街を過ぎる。牧場の丘を上り下りする道が続く。雲が少しずつ集まっている。風も出てきた。やはり休む所が無い道だ。
しょうがない、ゲートにバイクを立てかけ昼飯にする。道からは丸見えだ。広場でもないのでストーブは使えずオレンジジュースと
冷たい弁当。それでもゆで卵サンドはとてもうまい。これはこれからの昼飯の定番にしよう。
Balclutha 92号線からメイン1号線へ、車が多くなりすぐ脇を抜いていく。暗い雲が西からきて雨が降り出した。カッパを上着だけ
着て走る。インフォメーションのトイレで小便。雨で寒くなってきた。街外れのTakeaway 店で食品を買う。バナナを食って休んで
いると他の客のおじさんがこれから雨になるぞ、風は追い風だからOKと言っていた。
その後西からの強風が時折吹き、真っ直ぐ走るのが困難になる。しかも1号線で車が多いのでとても怖い。カッパのフードをして
なかったので左耳にもろに雨水が入ってくる。時々立ち止まり風がおさまるのを待つ。
Milton に入ってすぐ「1000m先左へ素晴らしいキャンプ私達の」のサイン有り。1kmぐらいで左折するが不明。Table Hill Rd を
入って行くが、丘を上り牧場が続くのみ。とてもこの先にキャンプ場があるとは思えない。もう16時を過ぎ焦ってきた。2km以上
上ったが引き返し素直にインフォメーションでキャンプ場を尋ねる。
さっき左折したところから2〜3ブロック行った左側に芝生が広がっていた。向かいはハイスクール。町のグランドのようだがちゃ
んとキッチン・トイレ・シャワーの建物がある。鍵がかかっていて使用する人はここのゲートを出て右へ2軒目の家が何とか、、、
をメモしてその家へ行く。おばさんに鍵を借りすっかり氷と風で冷え切った体をシャワーとコーヒーで温める。誰もいなくていいの
だが町中すぎてちと怖い。向かいがハイスクールというのも嫌だな。MTBはキッチンへ入れドアはロックした。MTBのロックを
しなかったのは初めてだ。ウィンドブレーカーを着て夏用羽毛シュラフでも少し寒かった。
'98.3.31(火) 晴、昼より北風。風は冷たい
8時にオーナーのおじさんがやってきた。キーを返し、キャンプ代金$6.00 払う。
冷蔵庫には随分前から入ったままのものが少しあった。オレンジジュースはボトルに補充し、ホーキーポーキーは半分ぐらい
食べた。
これは、うまい。NZ会議室で話題に出てた例のアイスで、やっと食うことができた。バニラにハチミツの風味、甘さがあり、
やめられないうまさだ。
今日は短い距離なので、朝シャワーなどして、ゆっくり8:32出発。青空、風なし。車は多いけど、いいペースで1号線を北上、
平均17.5〜17.9km/hぐらい、とても速い。風はとても冷たくなった。サイクルグラブだと指先が動かなくなってきて、メモを
とるのもきつい。Rest AreaでMXグラブに替える。暑いようでも風で体温を奪われている。小便がすぐしたくなる。
Fair Fieldまできた。もうすぐDunedinなのに、1号線はMotor Wayになってしまった。人と自転車は入れない。真っ直ぐな
大きい道が丘を越えて延びている。入ったとしても、とても自転車で上れる道ではない。
1号線から外れて走るが、このあたり、大ざっぱな地図しかもっていないので、自分がどこを走っているか? Motor Wayの
下をくぐり中古車店などの並ぶ道を北へ行く。この時からすごい北風で、スピードも10〜12km/hぐらいになり、きつい。
たまたま入ったTakeawayの店は、中国人夫婦がやっていた。チキンが欲しかったがハーフチキンしかないというので、ちょっと
多めだが多分全部食いきれるから、それとチップスとコーラを買う。かなり待たされたけど、中華街のダックみたいに皮はカリッ
としててとても、うまい。道路工事を前に見ながら、半分以上あっという間に食ってしまう。ちょっと高かったが、エネルギー
が出そうだ。空になった弁当箱に残りのチキンとチップスをつめこむ。
急な下りが続き、終わった所が中心地のオクタゴンだった。来る予定が無かった所。インフォメーションに行くが、地図は無し、
キャンプ場のチラシなどをもらい、海の方へ走り、鉄道を越え、Portobello Rdに出た。道は海岸沿いに曲がりくねって進む。
そのため道幅はこれまでで最低ではないだろうか?ボートランプがよくある。ウィンドサーフィンが走っている。
小便をしようと、インフォメーション兼カフェへ行くが、あまりにきれいな庭でのティータイムに、ここは自分が来る所ではない
と思い、海沿いの木陰で立ちション。
強い向かい風の中、やっとPortobello着。キャンプ場はすいていて良い。1本ポールテントのチャリダーがいる。ヨーロッパ人の
ようだ。
店にはあまり良い品は無い。それに高い。ホーキーポーキーの$1コーンを食う。$1でこんなに食えるなんて、NZっていいな。
やっとNiftyのアクセスポイント地なので、ゆっくりできる。しかし、また弟へのメールは送信されていなかった。
自分の書き込みもうまくいかない。カプラーの電池を替えよう。
キャンプ場で、まず残りのチキンとチップスを食ったので、今晩はパスタと食パン。サンドイッチ用とは失敗したな。あの店米が
2倍の値段だった。3分パスタも無かったし、食費がかさむな。
ここに2泊する予定。
'98.4.1(水) 晴、時々雨
夜23時頃までねばって起きていたので、5時半ぐらいまで寝ることができた。
誰もが寝ている6時半には、キッチンで1人パンを食う。「みなしごハッチ」のテーマ曲は、オリジナル英語版になっていた。
Portbello Rdを北に走る。道の所々は、海の波しぶきで濡れている。このような道は奥尻島以来だ。
輝くOTAGO Harbour beachにピクニックエリアがあるが、「No Camping」になっている。Otago半島は、指定されている所
以外はキャンプ・犬など禁止が多い。それにより、ペンギンやアザラシを保護している。
Taiaroa Headには、灯台、アルバトロスコロニー、レストラン、店、そして砲台があった。なぜ、ここに砲台がすえられたのかは
わからない。
アルバトロスコロニーへは、一般人は立入禁止のため、フェリーなどで金を払わないと、アルバトロスを見ることはできない。昨日
朝のニュースで言っていた。ヤマザキさん(30歳・男性)が、ここでペンギンを保護したとかどうとかいうのは、何のニュース
だったのか?
囚人の入っていた独房も2つあった。
何もやる事がなく、そこらをうろつく。Pipikaretu Rdは、途中から私道で×だった。南西の方に暗い雲が見える。雨が来そうだ。
キャンプ場の手前15kmぐらいから雨になった。せっかく干してきた、くつ下とパンツがまた濡れてしまう。
昼前の11時過ぎだが、食パンとビッキーを食い、昼にまたパスタを食べる。いくら食っても満腹にはならず、とにかくやる事が
ないと食ってばかりいる。自分でも驚く程よく入っていくものだと、あきれてしまう。
明るいが雲は流れ、雨が降ったり止んだりしている。テント内で「恐るべき空白」を読む。いよいよキングの凱旋である。
15時過ぎ、晴れてきたので、また出かける。High Cliff RdでHarbour Cone 314m、Peggys Hill 396をぐるっと周りながら、
より太平洋側へ出る。Sealpoint Rdはダートの直線、終点からは歩いてSandfly Bayまで下りて行けるが、途中まででやめる。
帰りは上りで辛そうだし、ペンギンとかはいないし、何より大便をしたくてしょうがなくなり、それどころではなかった。
終点ゲート付近で、久々の野グソをする。ウェストバッグにトイレットペーパーを入れといて良かった。
キャンプ場に帰ると、三角テント1つ、ポール2本のかまぼこテント2つがあった。Bikeとかはない。
カプラーの電池を替えて、通信はうまくいったようだ。
店で食品$8.00。ケーキの値段は街と変わらないようだった。早速、ミルクを入れたコーヒーでケーキを食う。夜は、残りの
ベーコンと玉ねぎ・人参カレー。今日はメシを炊いた。
フランス人の3人家族がいるから、狭い。この一家がテントのようだ。車は普通車で、キャンパーではない。
8時過ぎにはテントに戻り、ラジオジャパンを聞きながら、これを書く。
'98.4.2(木) 晴、朝風は南、昼からは西からで逆風の1日
隣のカマボコテントは父子の2人だった。車は普通車で朝左車輪がペチャンコだったので交換していた。
白人のチャリダーは相変わらず朝が遅い。まだここに連泊するのだろうか。ここに来る時は強烈な向かい風だったのに、今日は
またも向かい風。運がないのかそれとも朝の風はこうなのか。道も狭いし車もよく通るので景色を見て走る余裕など全くなく
ダニーデンに入った。
市街は走りたくないので、Andersons Bay Inlet を渡り、海沿いからは走らずそのままPortbello Rd. Queens Dr. Victoria Rd.
でSt.kilda に出て海沿いに南下しようとしたが、Beech 沿いの道は No exit だった。
平日だというのにBeechではサーフィンを楽しむ若者がいる。
St,Clair の方へ坂の上りを行ってみるが南へは通じていないようだ。結局坂を下りサーフィンを見た所から1号線 Southern
Motorwayの方へ行き、自転車も走れる道があったのでそれで高速沿いに南へ抜ける事が出来た。
ダニーデンはどう走っても上り下りを避けることは出来そうにない町だ。
Waldronvill の入り江辺りで昼飯。ちょっと今日は遅れ気味なのでお茶は作らない。バナナとリンゴがうまい。フルーツは毎日食べ
たいな。左は白浜の海岸、右は牧場という道。風でスピードは出ない。
Tairei Island(Moturata)は潮が引いていると陸から歩いて渡れそうな感じがする。ここにも Motor Camp はあるようだ。
海岸を歩く人が見える。1号線に戻るにはどうしても丘を越えなければいけない。しかもかなり急な上りで何度も休み、ダートの
上りでは久しぶりに押しが入る。しかし下りになってから見下ろすことが出来たWaihola の湖の眺めは素晴らしいものだった。
1号線風を受けながら最後の頑張り。左の Motor Camp へ。ここは誰もいないから良い。冷蔵庫の中は変わらない。ホーキー
ポーキーが食える。今日は天気が良いので暗くなるまで公園で遊ぶ一家などがあり、人目が気になる。向こうもこちらが、建物に
出入りしてテントを張っているのをかなり怪しんでいる。堂々としていれば良いのだ。でも子供は怖い。荷物をキッチンに入れ、
4スクエアで22ドルも買い物をしてしまった。ペダルは根元ではなく、板の部分とシャフトを止めているプラスボルトを増し締め
しといた。リヤブレーキはいよいよ限界のようだ。
'98.4.3(金) 晴、時々とおり雨と風、雲は薄い
前回この公園キャンプ場を使った時は、翌朝8時にオーナーのおじさんがチェックに来たのだが今朝は待っても来ない。
ずっと待っているとまた食ってばかりなので荷をまとめ、直接家に返しに行きキャンプ代金も払う。
隣のハイスクールに通う学生2人がMTBを家の入り口の塀に置いて学校へ行った。しかしバイクにはロックしてないが大丈夫か?
街を過ぎるとまるっきり何もなくなる1号線から5.3kmで8号線へ。道は少し狭くなったが、車が少なくなったので走りやすい。
風は少し西からなので、いつもの朝のペースのようにはいかない。家がたまにあり町はない。牧場とそのゲートだけが両脇に続く
田舎道。16.76km左へのRhodes Rd.ちょっと奥に広場がある。夕方来れば野宿可能か?
今回初めて羊達の道路横断に遭遇。羊の通った後は泥だらけだ。
Lawrence のきれいな Rest Aria 50セントで出来るガス式BBQ台がありベンチとそれを覆う屋根、なんと水道もあった。ただBBQ
マシンは前回使われたのが、いつだかわからない程でとても作動するようには見えなかった。Big Lie と落書きがしてあるので、
たぶん貯金箱になっている。
今日は紅茶を作る。ストーブにもう一つ火力が欲しいところだ。
暗い雲が覆ってきた。Lowewnce を出るときカッパ上着を着る。本格的な雨ではない。カッパを着てただでさえ蒸れるのに、
急な坂がいくつも現れる。頭から汗が落ちる。長い上りで1度途中で休んだが押すことはなかった。
左のペダルがまたキーキー鳴き出した。1度バラしてみる必要がありそうだ。リヤブレーキは昨夜シューを交換したので、グっ
と効いていい感じ。今日の坂だととても止まれなかったな。
Beaumont では無人のリンゴ販売所をいくつか見た。大きな袋入り、10Lぐらいだろうか$5とか$7。
車だったら絶対買ってるな
どれもあまり見た目にあまり違いはないが、Coxs,Gala,Royal Gala と3種類おいてあった。
Raes Junction からはアップダウンもほとんど無くなり、Clutha River 沿いの道になる。ついにリンゴを買う。量り売り6個で
$1.40。4個$1くらい。丁度女の子2人が School Bus で帰ってきた。
橋を渡り左、Millers Flat Motor Camp に入る。鍵がかかっており不在。トイレの後、バナナ、リンゴして待つ。キャラバンを
掃除しているおじさんの話によると、オーナーはスクールバスの運転手をしているのでしばらくしたら戻るだろう、下のグランド
にテントを張ってもいいとのこと。テントを張って4スクエアへ買い出し。人参を1.5Lも買う。またまた買いすぎだ。
店のおばちゃん、店員(たぶん娘)、キャンプ場オーナー、皆、僕と話をしてくれる。ここは寂しい田舎で観光地ではない。
旅行者もほとんど立ち寄らないのだろう。
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