PCMジャズ日記
7月2日(金) 絵になる女性ミュージシャン


 
「PCMジャズ喫茶」2004年5月29日の放送より

出演 寺島靖国店主 長澤 祥さん 岩浪洋三さん


話は、女性のミュージシャンは絵になるね、というところに転がった。メグのライブも志賀聡美のトロンボーン、安井さち子のピアノはお客を集めているという。
それにつけても絵になる女性ミュージシャンが多いのは何故だろう?という疑問に答えて・・・

岩浪 「レコード会社は、容姿とかすべての点で選んでて、」
寺島 「あっ、容姿を一番にして、」
岩浪 「選んでいるんだよ。」
寺島 「じゃ、その話に続けますけど、Mayaさんも実はその手のボーカリストなんですよね。」
岩浪 「うん。そう、そう。」
寺島 「で、いままでは、ジャズフリークっていう超マイナーレーベルで2枚出してたんですが、遂に3枚目をコロンビアのJroomという」
岩浪 「メジャーだね。」
寺島 「メジャーが拾い上げたわけですね。でそのいきさつっていうのをちらっと聞いたらば、ドラマーの松尾明さんが、Mayaっていう歌手をメジャーに仕立て上げようと考えて、自分とこに置いといたんじゃいつまでたっても芽が出ないっていうんで、色んなところに」
岩浪 「売り込んだんですか?」
寺島 「売り込んだらしいですね。」
岩浪 「うーん。」
寺島 「そして、コロンビアの菰口さんという辣腕のプロデューサーいますよね。」
岩浪 「ああ。」
寺島 「彼に聴かせたらば、『あっこれは、いける!』っていうんで、」
岩浪 「うん。」
寺島 「一発で決まって、メジャー入りしたらしいです。」
岩浪 「うん。なんか菰口さんって一見頼り無さそうに見えるでしょう。」
寺島 「一見頼り無さそうなあんちゃんに見えるんだけど、」
岩浪 「この人大丈夫?ってね、あの大丈夫って思わせるところが、」

ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ

寺島 「ちょっと、岩浪さん、切っておかなきゃだめですよ。」
スタジオ 騒然
直も、
ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ、

寺島 「ちょっと、切る!切る!」

ピピピピ、ピピピピ、ピピ。ツー、ツー、

寺島 「そんな持ちつけないもの持つから、(笑)」
長澤 「ッフッフッフッフッフ、ッフッフッフ」
寺島 「そ、そ、それで?一見頼りない男なんだけど、」
岩浪 「けど、アイデアとか、もの凄いね。」
寺島 「そうなんですよ。」
岩浪 「ひょっと、素晴らしいアイデア思いついて、アキコ・グレースあそこまで持っていって、」
寺島 「アキコ・グレース持っていったでしょ、それから矢野沙織でしょ。」
岩浪 「矢野沙織。」
寺島 「現代のプロデューサー、第一人者ですよね。で、決して質を落とさないんですよね。」
岩浪 「落とさないしね。」
寺島 「ポップとジャズのいい〜ところを、クリヤ・マコトのラテンなんかそうだけど、」
岩浪 「そう。」
寺島 「クリヤ・マコトだって、いままで芽が出なかったのを彼の手にかかってラテンで出てきたでしょう。」
岩浪 「ねえ。」
寺島 「アレ、なかなか立派なもんですよ。」
岩浪 「アイデアは凄いね。うん、うん。あのなんか、アキコ・グレースに着物なんか着せて」
寺島 「あれは、」
人妻A「ちょっとやり過ぎじゃないですか(笑)」
寺島 「やり過ぎ、赤い障子から化け猫が出てきそうなね、あ〜れはカンベンして欲しいよね。あれはいけませんね。」
人妻A「ハハハハハ」
長澤 「ハハハハハ」
寺島 「ちょっとあれはね、あれは良くないね。」
岩浪 「でも、不思議なタイプだよね。優男風で、一見なんでもなさそうに見えてやるんだよね。」
寺島 「なんか、つっつけば、すぐ倒れちゃいそうな男だけどね、」
岩浪 「ひ弱な感じのね。新しいタイプの」
寺島 「プロデューサーかもしれないですよ。」
岩浪 「昔あの、TBMの藤井武みたいな、あんな脂ぎったような」
長澤 「フフフフフ」
寺島 「あれとか、行方均とかね。ああいうんじゃないですよ、もう。」
岩浪 「深く静かに潜行していく。」
寺島 「あんな男らしい男はもうプロデューサーできないですよ。これからのジャズはね。」
岩浪 「ジャズはね。ところで、Mayaさん聴かせてください。」
寺島 「そうか、えーMayaをかけるんですが、今回のメジャーデビューで、肩に力が入るかなと思ったら逆で、肩の力抜けて、」
岩浪 「自分らしさ出してるね。」
寺島 「今回が一番いいと思いました。」
岩浪 「ああ、やっぱり。」
寺島 「岩浪さんもそう思った?」
岩浪 「いい。」
寺島 「僕も思いました。特にね、『キエン・セラ』聴いてね、これはなかなか、泣いてるなと思いましたね。」
岩浪 「彼女は割りと、ラテンっぽいものうまいね。」
寺島 「4曲目です。」
太田 「はい、いきます。」

♪ Quen Sera / Maya (Columbia COCB53213)

寺島 「いやー、やっぱりね、いま、声聴いてしびれましたよね。」
岩浪 「しかも、うまいじゃないですか、彼女の歌。」
寺島 「うまいですよ。なんか、初めてうまさが出たみたいな。直接聞いたらね、スタジオの中でさっきの辣腕プロデューサーに『ギヴ・ミー・キュートネス』とか何とか『可愛らしさをください』という表現で言われたそうですね。」
岩浪 「うん。」
寺島 「『もうちょっと可愛く歌ってください。』みたいな。」
岩浪 「ああ、なるほど。」
寺島 「それに応えて、こういう表現が出たって言ってましたけど。いままでと全然違いますね。」
岩浪 「いいですね。」
寺島 「いいですね。」
・・・
寺島 「だけどどうなんでしょ、岩浪さん以下の評論家とかそういう人達のウケっていうのはどうなんですか?」
岩浪 「ああ、こういうの、普通のジャズ評論家がジャズとして受けとめて、正当に評価するかどうかね。そのへんが問題だよね。だいたい日本の若い評論家ってみんなまじめ過ぎるでしょ?」
寺島 「うう〜ん。」
岩浪 「ウッフッフッフ」


さてさて、日本の若手評論家のみなさんは、Mayaさんを評価するのでしょうか。
何となく、売れそうな予感が漂ってますよね、この人には。歌もうまいしね。売り方に力入ってるのもよくわかります。
SJなんかでも良くみかけますよね、Mayaさんのグラビア。
そういえば最近、やたらとこの手の広告が多いですよね、女性ミュージシャンのね、背中出してるのとか、脚出してるの、ヘソ出してるのってね。ヘソはまだないか?頑張ってますよね。いいですよ、『絵になってる』のはねぇ〜。ホントに、『絵になってれば』ねぇ〜いいですよ。




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