PCMジャズ日記
7月20日(火) ヴァティスタの仇をブルーベックで


 
「PCMジャズ喫茶」1999年2月13日の再放送より

出演 寺島靖国店主 安原顕永世ゲスト

たまには、バカヤローを書いてみましょう。番組終了間際の話、寺島さんが振った一言にエンジン全開で反応する安原さんです。

寺島 「ところでその出版社の話、ちょっと聞きたいんですけど、なんか?H社も?」
安原 「H社も非常にやばいんです。」
寺島 「はぁ〜。」
安原 「つまり、何とかっていう、よしゃいいのに、女性誌を出したんですね。」
寺島 「うん。」
安原 「まだ1年経ってないんですよ。もちろん、廃刊です。」
寺島 「へぇ〜。」
安原 「でね、出版社良くないのは、僕聞いたんですね、H社の奴に、どういうバカが今の時代に、しかも無能な、俺みたいに天才じゃない、」
寺島 「ウッフッフッフ」
安原 「無能が、いまさら、女性誌を出す〜?どこのバカだそういうこと言ってんのって、言ったらね、」
寺島 「ウッウウッフッフ」
安原 「何とかって部長だってんだよ。」
寺島 「うん。」
安原 「部長が本当に思いつきで、自分がやるんじゃないんですよ。『女性誌でも出したらどうだ』って言ったらね、またバカな役員が、あそこも世襲でね、名前忘れましたけど、甥っ子かなんかがね、社長に代わったばっかりでしょ。で、役員会議で、『そりゃ面白そうだ』って言って、やったんだって。」
寺島 「はぁ〜。」
安原 「何故僕はね、ボコボコにするかって言うと。○○とかいうクズ女いるでしょ。」
寺島 「いますね。」
安原 「ね、あのクズ女がH社騙して、いまから20年ぐらい前ですか?女性誌出してるんですよ。○○なんて、クズが成功するわけが無いんだよね。あれは唯一『××』を出しただけでしょ。しかも、あんなもの100万とか、150万とか、私に言わせてもらえば、『TUGUMI(つぐみ)』っていう吉本ばななの本は、200万部出した男ですから。」
寺島 「うん。ウフフ。」
安原 「そんなこと自慢したってしょうがないんだけど、私が書いたわけじゃないんだから。」
寺島 「ハッハッハッハ」
安原 「でも、部数でだいたい自慢したがるでしょ。」
寺島 「ッハッハッハ」
安原 「ネっ!ほら、本屋の話するとのってくるでしょ、だんだん。」
寺島 「ノリが良すぎるワ。時間無いからね。」
安原 「ネっ!あっそうか。じゃ、はしょるけど。」
寺島 「ウフフ、うん。」
安原 「で、今度ね、夏からよしゃいいのに新書出すんですよ。新書!」
寺島 「H新書?」
安原 「えっ!でもう、これで命取りで、完璧こけます。1回こけてんです、あそこ。」
寺島 「それでBも?」
安原 「Bもやばいですよ。」
寺島 「ほぉ〜」
安原 「BもSもMももう、のきなみダメですよ。」
寺島 「へぇ〜。」
安原 「で、それはいつもね、不況だとか、活字離れ、本買わない。ウソです。給料が高いんです。」
寺島 「社員の。」
安原 「はい。30歳で年収1千万、40歳で2千万、50歳で3千万の年収です。3千万の年収をとるということは、定価X部数で3億円以上売上げなければ無理です。」
寺島 「うう〜ん。」
安原 「そんなことは不可能です。不可能な給料払っているから潰れるんです。」
寺島 「はぁ〜、何でそんなことやってるんですか?」
安原 「だから、あるところは、組合が強くてギャアギャア言ったり、あるところは、実際儲かっているときに、税制の問題もあるんですよ。つまり儲かるとガバーっととられるでしょ、法人税。だったら社員に配っちゃえ。そりゃ正しいんですよ。だけど、日本の給料って、年俸制じゃありませんから、一回上げた給料、これを下げないってことになってるんですよ。」
寺島 「はぁ〜」
安原 「だから編集者を年俸制にしない限り、出版社の未来はありません。さて、時間ないから次いきましょう。」
寺島 「じゃあね、え〜ノリが良くなったところでね、最後に、これ最後になんのかなぁ〜アナログいきますけどね。」
安原 「うん。」
寺島 「デイヴ・ブルーベックのね、」
安原 「ああたがデイヴ・ブルーベックって言うのは意外だね。つまりこれ、スカしてるから、」
寺島 「(笑)スカしてる。ハハハ」
安原 「白人でインテリで、要するにいわゆるハードバップも黒い汗もヘチマもなくって、」
寺島 「太田さん、太田さん、仇とられちゃってんだよ。(笑)」
安原 「ヒャハッハッハ、そう。ヒャハッハッハ。」
寺島 「さっきね、俺がスカしてるって言ったもんだからね、」
安原 「そう。ヒャハハハ。ヴァティスタのね、ヴァティスタの仇をここでとってるの。ハハハ」
寺島 「(笑)顔で笑ってるけど、結構頭きてんだよ。ハッハッハッハ。」
安原 「ッハッハッハ。とにかくほら、時間無いって言うから先にかけましょうよ。」
寺島 「いきますか、じゃあね『テイク・ジ・A・トレイン』これ1曲でいいですからね、とにかく最初のね、バスドラとスネアの一発バシン!これ聴いてくださいね。」
安原 「はい、わかりました。」
寺島 「最初のねっ!」
安原 「はい。」

♪ テイク・ジ・A・トレイン デイヴ・ブルーベック (CL566)

寺島 「いや、安原さんこれね、誤解してる。白いとかいうけどね、いまのフレーズね、岩石のようなデイヴ・ブルーベックのピアノのアドリブ聴いたら、」
安原 「うん。」
寺島 「白いどころか、なんかこう、岩山をこう、岩が転がり落ちるような。そういう迫力感じるでしょう。」
安原 「まあね、そりゃそうです。」
寺島 「ね。」
安原 「でも〜、トータルから言ったら、やっぱり白い。」
寺島 「いや、白くない。だから、安原さんは俺がさっきバティスタのことをちょっと罵倒したもんだから、仕返しが」
安原 「ハッハッハッハ」
寺島 「やっぱりデイヴ・ブルーベックってね、」
安原 「うん、僕ね、このレコード全然嫌いじゃなくって、いいと思いますけど、どうしてもやっぱりデイヴ・ブルーベックと寺島さんは結びつかない。あたしのイメージの中ではね。」
寺島 「デイヴ・ブルーベックとポール・デスモンドっていう白いイメージが、安原さんの頭の中に刷り込まれているんですよ。」
安原 「うん。」
寺島 「それで全て当てはめて、ブルーベックって言うと、白いみたいな、すぐ持っていくじゃないですか。でもね、いまの演奏聴いたらね、」
安原 「うん。」
寺島 「これがたまたま、先月か先々月にね、日本盤がソニーで、CDで発売されているんですよね。」
安原 「ああ、そうですか、ヘぇ〜。」
寺島 「なぜかブルーベックを出し始めたんですよ。」
安原 「あそぉ〜。あ、もう回っちゃった。」
寺島 「まきがきました。じゃあね、また次回ね、果し合いじゃないけどね、お互いにCDを持ってきて、」
安原 「フフフフはい。」
寺島 「やりあいましょうよね。」
安原 「やりあいましょう。」
寺島 「ブルー・アンド・センチメンタルPCMジャズ喫茶、寺島靖国でした。そして、」
安原 「安原でした。」
寺島 「どうもありがとうございました。」
安原 「どうも失礼いたしました。」


実はこの日の放送にはもう一つバカヤローがあったんですが、それは後日あらためて、後日談とともにご紹介しようと思います。
やっぱり、たまには痛快バカヤローもいいね。暑気払い、暑気払い。



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