PCMジャズ日記
7月24日(土) ビヨンドへ行け!!


 
「ギンギンニューディスク」2000年5月19日の再放送より

出演 スーパーエディター安原顕さん 学習院大学教授 中条省平さん

わたし、これ聴いて大笑いしました。いいね、これ

安原 「いま、あなたほれ、『ダウンビート』を目の前で見てるんだけど。」
中条 「そうなんです。安原さんが持っていらした、これは、『ダウンビート』、99年の12月号ですが、年の締めくくりとして、読者投票があるんですけどね。」
安原 「うん。」
中条 「これ(笑)どういうわけか、アコースティック・ベースがないんですよね。」
安原 「不思議だよねぇ〜」
中条 「なんか、抜けてるのかなぁ〜。ピアノも無いですよ、これ!」
安原 「ありゃ、変だなぁ〜」
中条 「ちょっとおかしいんですよ。(笑)エレクトリック・キーボードとエレクトリック・ベースってのはあるんですけど、ピアノとアコースティック・ベースていう項目がないんです。抜けちゃったんですかね。」
安原 「ヒヒヒヒヒ。」
中条 「隅から隅まで見てるんですけど、この号には載ってないですね。」
安原 「それからほれ、これって数字が非常に少ないでしょ。」
中条 「そうですね、例えば今年のジャズ・アコースティック・グループの1位は、キースジャレット・スタンダーズ・トリオで、ちなみに390票ですね。」
安原 「僕、これ凄く正しいと思うの。スイングジャーナルなんて、1000幾らとかやってるでしょ。」
中条 「ええ。」
安原 「ウソだって!」
中条 「うう〜ん。」
安原 「だから桁を1個増やしてるんですよ。」
中条 「はぁ〜。」
安原 「だからこれは『ダウンビート』は70幾つとか書いてあるでしょ。非常に正直でね、だから何とかなんてもんじゃないもん。順位は順位なんだから。」
中条 「ヴァイブのところに、ちなみにテリー・ギブス70票入ってますよ。」
安原 「ああ、やっぱ人気あるんだ。」
中条 「1位のミルト・ジャクソンが219票。」
安原 「ああ〜。」
中条 「それからこれも安原さんに教えてもらったんですけど、『ビヨンド』っていう項目があるんですね。(笑)ビヨンド・ミュージシャン。」
安原 「そう。(笑)」
中条 「1位がスティングの148票、」
安原 「このへんが面白い。」
中条 「2位がボブ・ディランの123。あとドクター・ジョン。ヴァン・モリソン、ライ・クーダ、ジョン・ゾーン、エルビス・コステロっていうふうに、」
安原 「面白いねぇ〜。」
中条 「つまり、ジャズと関わりなくはないけど、ジャズじゃないっていう人達ですね。」
安原 「そう、そう。」
中条 「ビヨンドって(笑)」
安原 「ハハハハハ」
中条 「あっちに行っちゃった人たち(笑)」
安原 「そうそう。ッヘッヘッヘッヘ」
中条 「ビヨンド・アルバムはボブ・ディランの復刻盤の『ロイヤル・アルバート・コンサート ライブ1966年』っていうのが断突で1位ですね。」
安原 「はぁ〜。面白いねぇ〜。」
中条 「ブルースは、ミュージシャン、グループ、アルバムっていう3つの項目で、B.B.キングが制していますね。」
安原 「まあそうだよね。これを超える人はいませんね。」
中条 「いや、面白いですね、これ。日本とちょっと違うのがありますよね。」
安原 「ある、ある。」
中条 「例えばテナーなんて、1位のソニー・ロリンズはともかくとして、2位がジョー・ロバーノで、3位がジョー・ヘンダーソンですから。」
安原 「であれは?うちらでは日本で3位の人気のエリックは?入ってる?」
中条 「まったく入ってませんね。」
安原 「これだ。面白いね。」
中条 「影も形もありませんね。ちなみに言いますと、」
安原 「うん。」
中条 「4位がジョシュア・レッドマン。5位がこれが意外なんですよね。スコット・ハミルトン。」
安原 「こ〜れ、意外だね。アメリカ人わりあい、」
中条 「あっ、保守的だから、」
安原 「保守的だから、わかるよね。」
中条 「わかりますね。年寄り達が聴いてそうな感じしますね。」
安原 「そう、そう、そう。」
中条 「それから次がジェームズ・カーター。マイケル・ブレッカーはぐっと落ちてますね。その後がデヴィッド・マレイにクリス・ポッターってこのあたりも日本とは感じ違いますね。」
安原 「違うね。」
中条 「それと、安原さんの大嫌いな(笑)ギターの項目が、1位がジョン・スコフィールドで、2位がパット・メセニー。」
安原 「ビヨンドへ行けってえの!」
中条 「ハハハ、あっち行けと。」
安原 「あっち行け(笑)だって、違うじゃん。」
中条 「で、しかもですよ。ジャズ・エレクトリック・コンボってところではパット・メセニーがダントツ1位ですよ。」
安原 「ビヨンド!ハハハハ」
中条 「ハハハハハハ」
安原 「ッハッハッハ」
中条 「いいですね(笑)これから、そういうのはビヨンドと、ハハハ」
安原 「そう。ッハッハッハッハ」
中条 「で、エレクトリック・ベースがスティーヴ・スワロー。」
安原 「これ前衛だよ。あの変なバケモンみたいなかみさんと、」
中条 「ハハハハハ」
安原 「私は好きですけどね。」
中条 「カーラ・ブレイ。」
安原 「うん。カーラ・ブレイと2人でやってる、何とかっていう、ここでもかけましたけど、あれの8曲目だったかな、もう素晴らしいのありますけどね。」
中条 「このエレクトリック・ベースはちなみに第2位がマーカス・ミラーなんですけど。(笑)ビヨンドですか?」
安原 「ビヨンドですね。」


『ビヨンド』の連発でしたけども。おもしろかったです。確かにアメリカでの順位ってだいぶ様子が違いますね。テナー部門で1位がソニー・ロリンズ、2位がジョー・ロバーノっていいですね。日本だったら絶対こうならないですよね。アメリカ人のジャズの趣味って、なんかいいな。わたし好みって、日本人のわたしがいうのも変だな。




次の日へ  前の日へ  一覧へ