vol.38 GLERUM OMNIBUS 「OMNIBUS ONE」
暗雲を払ってくれたのはレトロなバス


 
アルバムジャケット GLERUM OMNIBUS

ERNST GLERUM piano, bass
CLEMENS VAN DER FEEN, bass
OWEN HART JR., drums
HAN BENNINK, snare-drum

2004年(FAVORITE RECORDS FAVORITE 2)

なんかパッとしないジャズライフが続いていた。コレっていうものに出会えない。可もなく不可もなくといった中途半端の連続。
気分の問題、体調の問題かもしれないのだが悶々として、いっそのこと50年代に潜ってしまおうかとも思ったりした。ドナルド・バード、ジョニー・グリフィン、J.J.ジョンソン、アート・ペッパー、クリフォード・ブラウンをこつこつ聴いた・・・みんないいんだ。いいんだけど・・・聴く前にイイといわれちゃうと「なるほど」と思ってしまう。
まあ、そうそう大当たりじゃ身ももたないと自分にいい聞かせつつも、夜毎ウェブ・ショップ巡りで目はショボショボの睡眠不足。
そんなとき見かけたのがこのCD。『OMNIBUS ONE』なんだ、タイトルが。で、ジャケットがBUSなんだなぁ〜。オランダの新興レーベル。なんだかとっても怪傑ゾロリな雰囲気。しかし、やけっぱちな気分が幸いした。わたしは メンバーの "HAN BENNINK snare-drum"に賭けてみた。以前『ジャズ道場破り』と『PCMジャズ喫茶』で聴いたことがあった。印象は『妙でパワフル』だ。万馬券を買うような気分。
前半3曲はピアノトリオなんだが、ドラムの音が凄い。ヘッドホーンでピシッ、ピシッと来る。大満足。そして後半はちょっと変則的トリオ。ダブルベースに、HAN BENNINKがスネアドラムのみで参加。コレが小次郎的フレーバーからははみ出るのだが、とてもいい。これって新境地か?いい装置で聴いたらさぞや興奮するだろうなという演奏、そして音。
久々に出た『感動の小躍り』。あっという間に3回通しで聴いてしまった。




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