M1 エイブラムス戦車
それまでのM60系戦車から更なる発展を目指すべく開発されたのがこのM1エイブラムス戦車。
最初の性能試験時には前身である試作車XM815戦車がクライスラー・ディフェンズ社(現ジェネラル・ダイナミック・ランド・システムズ社)とジェネラル・モータース社(GM)二社により作られ、動力系はクライスラーのものがガスタービンを、GMのものはディーゼルエンジンを搭載したが、最終的にはガスタービンを搭載する前者を採用することになった。

エンジンは、当然テクストロン・ライカミング社のAGT−1500ガス・タービンを主機関に搭載。しかし、ガスタービンは図体は一般に用いられる40リッター級ディーゼルエンジンより遥かにコンパクトだが、狂気染みた超高回転(最高回転時は30.000rpmを超えるらしい)ユニットのため戦車のパワーユニットにそのまま用いるには無理があるため、トルクコンバーターにハイ・ギアード(高ギア比)の前進7段変速・後進3段変速のオートマチック・トランスミッション(液体変速機)を用いることで高回転を活用することに成功。そのため、70km時オーバーの高速走行が可能となっている。

しかし、まだ問題はあった。ガス・タービンの狂おしいほどの燃費の悪さ。アイドリング(エンジンを稼動したまま停止状態時)時でもガス・タービンは凄まじい轟音を上げディーゼルの何倍もの高回転で回転を続ける。そのせいで1時間に何と33リッターも燃料を浪費してしまう。このままでは敵がなかなか現れないときなど止まりっ放しでいざ動こうとしたらガス欠でガス・タービンは息絶え、次の瞬間には敵に大目玉を食わされてしまう。これでは戦車の意味が無い。しかし燃料タンク容量を一般の2倍にすることで解決。航続距離もかなり伸びている。

最初に登場した「M1A1」の武装はラインメタル社の120mm滑腔砲Rh120を基に、44口径・120mm滑腔砲M256を砲塔に採用。加えて主砲が大口径化したため強力な弾薬を用いるので、M1の55発から40発に減らされた。

呼称の「エイブラムス」とはバルジの戦いの英雄、陸軍参謀総長、XM1計画最大の推進者だったクレイトン・エイブラムス(:Clayton ABRAMS)大将に由来したもの。
イラストはM1A1型。トップスピードで飛ばしている状況ですが、かなり無理しすぎです(爆実際にエイブラムス戦車のエンジン音聞いたことは無いのですが、恐らくジェットエンジン紛いではないかと(笑)鋭い金属音と突き抜けるような排気音なんだろうな

前左横に見える車、アレは気にしないでください(笑)これも勿論Mk.1戦車同様漫画に出そうかと思って(爆)

鉛筆画なので迷彩カラー再現は多少無理があったため、イラク戦で用いられたあのライトサンドのカラーにしました。。。むっとされた方誠にごめんなさい。。。(苦)
特に不満な点は無いのですが、ちょっとロードホイール(接地転輪)の間隔が広すぎたかと。。。実際はもっと詰まってます。

平安京の時代に何で無茶苦茶な戦車出てくんだよ、という方ご勘弁ください。。。えげつない物ばかり描いてる管理人ですから。。。
ちなみに、戦車の操縦は思ったほど難しくは無いそうです。基本的に操作系のレバー類はブルドーザーや油圧ショベルと同じようなもので、それが装甲・武装してスピードが上がったようなもんです。M60のような旧い型はギア手動変速+足踏みクラッチのためそれ関係にも慣れが必要ですが、このM1A1エイブラムスは液体変速機なので上記の程は無用、しかもレバーではなくあのスノーモービルと同じようなバータイプのハンドル、それに同じようにスロットル(アクセル)・グリップが存在し、床のペダルはブレーキのみ。基本的に手元にだけ神経を集中すればこの最強戦車はスノーモービル・バイク乗りの貴方でも簡単に手なずけられる筈です。

とここまで書くと「M1戦車運転してみたい」なんて思われる方かなり居るでしょうが。でも戦車は軍隊の車です兵器ですよw運転してみたければアメリカ陸軍へ志願でもしてください。(←どーせ無理だろ)



<M1 エイブラムス戦車>

全幅:3.658mm
全長:9.83mm
全高:2.885mm
重量:57.154トン
乗員:8名
エンジン:テクストロン・ライカミング AGT−1500ガス・タービン
最高出力:1500(!)ps
最高速度:72.42km時
武装:51口径105mmライフル砲塔M68A1(55発)・12.7mmヘビーマシンガン・M2×1台(1000発)・7.62mmマシーン・ガンM240×2台(11.400発)
装甲:セラミックス+劣化ウラン装甲メッシュ複合