2002.5.11 どこにでもある人生の危機に関する考察


電車で突然おなかが痛くなった。
乗り慣れない路線の知らない駅で必死でトイレを探し駆け込むと、
幸い個室は全部あいていてぎりぎりセーフ。

さーて出るかと思ったら子供連れのお母さんらしき声が入ってきた。

...きっと子供だから一人で用を足せないんだろうな。

と思っていると、こんどは若い女性の2人連れらしき声。

あれ?
なんで女の人が男子トイレに...?

そっか〜。きっと女子トイレは混んじゃってて待ってられないんだよな。
だいたい女子トイレの数が少なすぎるんだよな〜....。
ばったり顔を合わせるのもなんだから、気を使ってもうちょっと待ってようかな。

...と思ってしばらく待つが、次から次へと女の人が入っては出ていく。


...何かがおかしい....(汗)

 


ちょっと不安になってるところに、こんどは遠くから男の声。

「○○ちゃん、おとうさんオトコだから入れないんだ。外で待ってるからね」

 

.............

 

...す、すると、もしかして

ここって....女子トイレっすか(滝汗)!?

 


たとえば、このまま出ていって誰かに会うとする。

女子トイレの個室からオトコがノコノコ出てきたら普通の人はどう思うのか。

...ヤバイ。ヤバ過ぎる。まさに人生最大級のピンチ!

「急いでたので間違いました」と言ったところで信じてくれるだろうか?


い〜や。そんなことあり得ない。
だいいち自分が逆の立場なら絶対信用しないもんな。


駅員に突き出されて、警察に調べられて、何を喋っても言い訳にしか聞こえないだろうな...。

  次の日にはテレビ欄の裏側のページの死亡欄わきにちょこっと
   「痴漢容疑で会社員逮捕」とか載っちゃうんだろうな...。

     こんなことで会社をクビになったら田舎のかーちゃんは何て言うだろう...。


思考はどんどん悪いほうへ行ってしまい、もうパニック。
さっきまでとはまた違った汗が背中を流れます。

悩むこと5分。

...このままここにいてもらちがあかない。勝負をかけて出よう!

とにかく、誰にも見られず出られればいいわけです。
全身を耳にして、トイレのそのまた外の足音に神経を集中します。

電車が入って来る音...
 電車が出ていく音...
  乗降客の雑踏....
   トイレに入ってくる靴音...
    そして出ていく靴音...

      ...今だっ!


サッと個室から出てトイレ入り口まで猛ダッシュ。
階段を駆け下りると幸い通路には誰も居ません。

...た、助かった....。

とりあえず安全圏まで避難してもう一度確認すると、
やはりワタシの入っていたのは紛れもなく女子トイレなのでした。


◇ ◇ ◇


以上全て実話です。

何事も無かったからいいようなものの、
これで捕まって疑いが晴れなかったりした日にはシャレになりません。
人生の落とし穴は思わぬところに潜んでいるものですね。

ということで、この事件の教訓は、

出かける前にはちゃんとウンチしておく 

ってことでしょうか。

お後がよろしいようで。