K-recのオリジナルCD工房では「普通の」CD/DVDを作っています

当K-recで製作するCD/DVDでは、

 ●高品位オーディオ機器による高音質収録・取込み
 ●オリジナルの音質を損なわない32ビットフルデジタル処理による編集
 ●シルクスクリーンプロセスによる単色レーベル印刷
 ●高級感・耐久性を高めたフルカラーインクジェットレーベル印刷
 ●オフセット印刷相当の付随印刷物

等を普通の仕様としております。(工房見学のページ参照)

端的にいえば、商品あるいは恒久ライブラリーへの所蔵に耐えるルックスと品質を基準とし、流行に左右されない、記録としてより長く受け継がれるような、CD/DVD製作を追求しております。

凝らない「普通のCD/DVD」


K-recの
物質に対するポリシー
昨今、少枚数の私製CD/DVDを作るのにはCD-R/DVD-Rを焼いて、盤面印刷対応のカラープリンターで印刷する方法が一般的です。しかしよほど良くできた作品でも、一般的なインクジェット=プリンタブル盤の質感・印刷においては「一見してアマチュア作品」の印象から抜けられない。惜しいかなそれが現状だと思います。
K-recでは、一貫して鏡面あるいはそれに準ずる、無地のCD-R/DVD-R盤を使用しています
CD-R/DVD-Rは、基本的に反射層が金〜プラチナ色をしており、盤面自体はプレス製造のCD/DVDのアルミ反射膜よりも、明らかに贅沢な輝きをもっています。この事実は、鏡面無地の盤が店頭ではほとんどみかけられないことから、あまり知られていません。


手前がプレス盤(市販品) 右奥がCD-R(K-rec自家製)

この輝きを生かすかたちで、盤面に直接印刷出来るのはシルクスクリーン印刷しかありません。シルクスクリーン印刷は市販のCD/DVDでよくご承知の通り、まっさらの盤面に直接インクを乗せ、他の印刷方式では実現できない厚いインク層を形成することから、輪郭が際立ち、発色がよく、耐久性に優れています。またインクジェットでは出せない金・銀(または金銀をコ混入したメタリックカラー)、白のインクの使用も可能です。つまり、鏡面無地CD-R/DVD-R盤へのシルク印刷は、ある意味で市販のCD/DVD-R以上の、高い質感を表現出来るとも言えます。


シルバーと白で2色印刷。インクジェットでは不可能



↑鏡面無地DVD-Rへの1色シルク印刷


一方、インクジェットで印刷したレーベル面にこのスクリーン印刷の手法でUVクリヤーインク(*)をベタ印刷することにより、厚みと艶のある透明なコーティングが可能であり、普通に手に取ってオフセット印刷と変わらない美観と耐久性を得られる事から、シルク印刷に準ずるレーベル印刷の方法として採用しております。

*強い紫外線により即座に固まるインク。床面のニスや浴槽のコーティング、ガラスの補修接着にも使われる技術。

インクジェットの「黒」もコーティングによりマット感がなくなり、よりクログロした「濡れたような黒」になります。

シルクスクリーン印刷のため、表面は絹目調になります。黙っていれば普通にオフセット印刷として通ります。

同様、容易に退色・汚損してはいけないという主旨から、付随の印刷物もオフセット印刷(小ロットの場合マイクロドライあるいはオンデマンド印刷機)にしています。何よりも、印刷当初の品位を長く維持できる、ということを優先しています。


K-recの
音質に対するポリシー
音は基本的にオリジナル音源の音を忠実に(極力遜色なく)CD/DVDに移植することを主旨としています。ただしその効果と副作用を勘案し、各種のダイナミクス調整、特殊効果を付加することもできます。(「市販CDと私製CDの録音」を参照)
私製録音は、多くの場合「記録としての忠実さ」を第一に考えて作ります。ドキュメンタリーの録音はもちろんですが、伝統的に生演奏が本来の演奏の形であるクラシック音楽も基本的に「記録としての忠実さ」がそのままその録音の価値につながります。
記録として忠実に収録されている録音は、原音の性質を維持しているので、オーディオ機器の再生能力が上がるほど、よりリアリティのある記録が「再現」できます。状態よく収録された録音を大型高品位のステレオ装置を用い、静かな部屋で十分に音量を上げて聞くと、演奏のディティールが隅々まで再現され、演奏のダイナミクスが実演を彷佛させます。
1950年代のステレオ録音黎明期に録音されたレコードが、現在のオーディオ機器によって凄まじいリアリティをもって再生される例があるのは、その録音が限りなく原音に忠実に録音されていたことの証明といえるでしょう。
しかしながら、以上のような自然な音の「記録としての忠実さ」を追求した録音は、市販のポピュラー音楽の録音と同じ条件でかけると、程度の差はありますが多くの場合音量は小さく、迫力のない貧弱な音に聞こえる傾向があります。これは音楽が最低限要求しているダイナミックレンジが、市販のポピュラー音楽が狭く、圧縮され、全体の音量レベルが引き上げられて録音されているのに対し、記録・クラシック音楽のダイナミックレンジは広く、平均レベルが低めに押さえられている(圧縮の度合いが少ない)こと。そして人の聴覚が、まったく同等の音質の音(音楽)を同じ条件で音量だけかえて聴くと、音の大きい方が、音質も良いように聞こえる性質をもっていること、に起因しています。(「市販CDと私製CDの録音」を参照)
もちろん私製の録音であっても、記録の再現(良質の機器・再生環境を要求する)よりも聞きやすさを優先したーすなわちオーディオ装置・再生環境を選ばず、元気に鳴る音質に調整する(音圧を上げる)ことは出来ます。その場合、元になる録音が優秀であればとくに効果が顕著です。
当方では、とくに事情のない限り極力「記録としての忠実さ」を最大限に守る方向を主旨としてCD/DVDを作っています。
ただし、いづれの場合もCD/DVDに記録できるダイナミクスには限りがあるので、特にオリジナル音源のフォーマットがCDの規格を上回っていた場合、特に優秀な録音であった場合は、少なりとも何らかの形で原音のダイナミクスを圧縮することは避けられません。

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