参考までに、私が使っているオーディオレコーダー、および関連の機器を一部紹介します。


ポータブル/カセットデンスケ SONY/TC-D5M
カセットデンスケの最新モデルTC-D5M。メタル対応になって登場!1984年に購入。以来20余年現行商品としてカタログに載っていましたが、どうやら、リニアPCMレコーダー/PCM-D1の発売を機に(たぶん)密かに生産完了。寂しい事ですが往年の銘器は静かにお引き取りになったようです。マイクはアンバランス・フォーン専用。ボタン、ボリューム等、指に触れる操作部にはすべて彫りの入ったパターンが施され、あらゆる操作に不確実な感触がありません。修練を積めば1〜2秒以内でカセットの反転/交換が可能なようにデザインされています。(こういうレコーダーは他にはありません。)
2006年12月、おそらく8回目の修理/O.H.完了。ヘッド交換は5回目。以下、2005年12月の修理で交換になった全部品。

2006年の修理でも駆動モーターは交換されませんでした。よほど出来の良いモーターなのでしょう。


ポータブル/DATデンスケ SONY/TCD-D10

1987年発売、カセットデンスケのDAT版。デジタルI/Oなし。生録専用機。DAT(このマシンに限らず)は新品のテープを使い、よほど注意したとしてもドロップアウトによるノイズや音切れが発生することがあるので、頼まれもの等の録音では結局他のレコーダーを同時に回すことになります。また電池の持ちが悪く、長時間の切れ目のない音楽録音は危いので、結局AC電源で使うことになります。
レベルメーターのセグメントが少なく、面白くない向きもあるようですが、発光時のレベル配分が絶妙で、私は困りません。設計者に心より敬意を表します。
ECM-959DTというマイクが付属してきますが、さらにマイクが良ければ良くなった分は確実に音に反映する感じです。マイクはアンバランス・フォーン入力専用。メカデッキ駆動系全交換で60,000円かかりました。


据置型/DATレコーダー  SONY/DTC-59ESJ
いまのところ、据え置きのメイン機。固体メモリーレコーダーの導入で再生専用機になりつつありますが、ちゃんと録れた時の音は私が持っているレコーダーの中では一番クリヤーな印象です。機94年の製造で、5回修理に出して現役です。既に2回ヘッド交換。最近の修理はヘッド交換をともなうもので、21,000円ほどかかりました。今後も使い続けていくにはメンテナンスのコストがタイヘンです。


ラックマウント型/マイクプリアンプ  dbx/386  (上) 


写真は上記DATをマイクプリアンプdbx/386とともに可搬型の自作ラックケースにマウントしたものです。DATはケースの底板に固定されています。
マイクプリアンプdbx/386は、マイクからくる微小な信号をラインレベルに増幅する、マイクロホン専用アンプです。マイク入力のあるレコーダーには当然、同じ機能をする回路が内蔵されているのですが、こちらの方が音がよいです。真空管を使用しており、かなり熱くなります。またADコンバーターを内蔵しているので、デジタルとアナログ同時に出力できます。
シンプルな2ch録音用です。
ホール録音等で使う録音セット


上からマイクプリアンプ:dbx/386,DAT:Sony/DTC-59ESJ,ラインアンプ:Behringer/MX822,ハードディスクレコーダー:FOSTEX/D-80,アナログミキサー:Behringer/MXB1002。
ハードディスクレコーダーは8チャンネル同時録音ができるので、このセットで最大10チャンネルの同時録音ができます。
ホールの音響卓から信号を分けてもらったり、独自にマイク回線を使ったり、ビデオ用に信号を分けたり、いろいろできます。


New! モバイル・固体メモリーレコーダー(使用レポート)

M-AUDIO/MicroTrack24/96
名前から判る通り24ビット96キロヘルツという解像度で非圧縮PCM,WAVフォーマットでの録音が可能。
現在(2007年10月)のところ、旧来のDATレコーダーと代替できる機能をもったレコーダーとしてはもっとも小さく安価な機械といえると思います。

本体に自作のTRS/XLR変換ケーブルを付けたところ。このボディーでファンタム電源2ch(実測29V)内蔵というのが驚きです。電源はiPOD等と同じ内蔵リチウム充電池又はUSB端子供給。
2005年9月、発売と同時に即買い。発売時のファームのバージョンではデジタル入力が実用上16bit/48kHz止まりなどなど、多くの制限や不具合がありましたが、バージョンアップにより解決されつつあります。
2007年秋、格好はそのままでさらに使いやすくなった(であろう)第2世代機、MicroTrack2が発表されました。

iriver/F700
PCM録音はできないが内蔵4GメモリーにMpegLayer3フォーマット/最高レート44.1kHz/320Kbpsで、最長1テイク28時間録音可能。電源は単三1本。
いま最も大衆に受けいれれられている音楽プレーヤーに、旧来のMDの機能をほぼ完全に取り込んだのが、このマシン。良いか悪いかは別として、録音レベルを注意深く設定して、録音機としての性能をフルに発揮する事より、ラフな録音レベル設定でも(失敗なく)そこそこの録音ができるような仕様になっているのが特徴。


とにかく、1テイクの録音尺も電池の持ちも気にせず録れるのが今迄に無かった感覚。音質はさすがに非圧縮PCMにはかなわない。(微妙なレベルの話だが付帯音がついてくる感じ。)ノイズレベルも幾分高い。しかしマイクロフォンが良くなれば良くなっただけ、確実に良い音で録れる。


トップにもどる