一羽のアヒルの物語−お話のお話
むかしむかし
ひとつの物語が書かれました
| それは 全ての人の幸せを願う勇敢な王子の物語 王子は人々の心を喰らう悪い大鴉と戦っていました けれど 物語の途中で 作者が死んでしまいました これでは物語は結末を迎えられません |
|
![]() |
カラスと王子は戦いの決着をつけようと 物語から飛び出して戦い続けます そして王子は 自分の胸に剣を突き立て 自分で自分の心臓を砕いて その欠片を用いて大鴉を封じたのです |
のこりの王子の心臓の欠片は 街のあちらこちらに散らばってゆきました |
|
|
大鴉は封じられ |
| 物語は ここで止まってしまいました |
| しかし王子は 自分の心臓を砕いたその時に 飛び散る自分の心の一つを宝石に変えて 未来に託していたのです |
|
![]() |
その宝石の名は ―希望― |