「膠原病友の会京都支部 総会・医療講演会・相談会の報告」
    
                          2002/7/6UP
  

 
 新緑鮮やかな5月25日、ハートピア京都で「平成14年度総会
 /医療講演会」を開催しました。


 総会では、昨年度の事業報告・会計報告や、今年度の事業計
 画・予算(案)、また、新年度役員など、全ての議事が承認されましたこ
 とをご報告します。特に役員につきましては、長い間に亘って会を取り
 まとめ、資力を尽くして下さった支部長の萩原さんに深く感謝の意を表
 しますとともに、これから引き継いで下さる辻本さんをはじめとする役員
 の方々とともに患者さんやその家族にとっての支えとなるような会とし
 て確立していけたらと願っていますので、どうぞ宜しくお願いします。

 午後は、京都府立医科大学第一内科学教授 吉川敏一先生をお招き
 して『膠原病の合併症とその治療』という演題でお話頂きました。今回
 もスライドを用いながらの講演で、目と頭を連動させて聞くという“忙し
 い”、しかしながら自分の健康、ひいては人生にとって必要なことを考
 えさせてくれる“貴重な”時間でした。

 講演の前半は、関節リウマチから始まり、膠原病疾患の消化器病変
 に焦点をおいた合併症のお話でした。後半は先生の研究テーマのキー
 ワードとなっている“フリーラジカル”を中心に前半よりもさらに“聞き
 慣れない”内容で進められました。“フリーラジカル”というのは、ちょう
 ど漫才の相方を探しているような存在です。体の中には二人一組のコ
 ンビがたくさんいますが、この“フリーラジカル”君は例えば、膠原病の
 悪化の一因子として考えられている紫外線などの刺激によって「うーん、
 僕にも相方がほしいよー!」とすでにコンビ結成しているところから一
 人を強引にも奪ってしまうというような存在です。こうしてコンビが解体
 してしまった方を「酸化された」と言い、よその相方を奪った方を「活性
 化した」と言います。ちょっと難しいのですが、最近話題になることの
 多い“活性酸素”もこのフリーラジカルのひとつだ言えばわかり易いで
 しょうか。膠原病系疾患の患者は、フリーラジカルによって発生し
 た酸化反応に弱い物質を多くもつのではないか
ということでした。
 先生は、このようなメカニズムを解明していくことで膠原病治療に新た
 な風を起こすことが出来るのではないかと、これからの研究成果に期
 待していてほしいと、励ましのメッセージで締めくくられました。

 また、講演の終わりに際して質問の時間が設けられました。まだ安心
 出来ない状態であるにも関わらず入院治療が三ヶ月を越えると転院
 を余儀なくされるといった制度上の問題、病状が安定し難いために長
 年多くの心労を抱えるという経験が切実な声として挙げられ、より大き
 なところへ目を向けて考えるきっかけとなったのではないでしょうか。

 その後、恒例の疾患グループ毎に諸先生を取り囲んでの交流会がも
 たれました。皆さんが、それぞれの苦労と悩み多きところを通りながら
 も実に“自分なり”の生活を見つけておられる姿を垣間見ることが出来
 ました。それを共有し合える関係性こそが“あなたの力、私の力”であ
 ることに気付かされたひとときでした。
                            京都支部 前嶋 意音

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  日程: 
平成14年(2002年) 5月25日(土)
  場所: ハートピア京都 (京都市中京区烏丸通丸太町下る)
       4階 第4・5会議室
  内容:午前
      11:30〜12:00   支部総会
      12:00〜13:00   昼食交流会
      午後   
      
1:30〜2:30  医療講演会
         
『膠原病の合併症とその治療』
         講師:吉川 敏一 先生(京都府立医科大学第1内科)
      
2:40〜4:30  交流会、 個別相談
       ●交流会は「SLE」、「筋炎」、「それ以外の疾患」の
         3グループに分かれて行います。
         府立医大 川人 豊    先生
           々    小野寺 秀紀 先生
         藤田医院 藤田 宗    先生

       ●個別相談         
         府立医大 吉川 敏一  先生