“特定機能病院”は平成4年の医療法改正で定められた制度です。
一般的に言って、医療機関に受診する患者の90%以上が風邪や
胃腸炎などの“普通の病気”とされています。これら“普通の病気”
は一般的な医療機関で診ることにして、高度医療の必要な特殊な
病気は“特定機能病院”で診るという
医療の分業化を行う制度
いうことになります。

 
初診の患者は、初診料の他に、特定療養費制度に基づく特別の料金の支払いを求められることがある

特定機能病院は分業化をはじめとする適正な医療の効率的な提供を図ることを目的としています。そのため、他の医療機関からの紹介状がなくても受診できますが、紹介状がない場合は、初診時に初診料など保険診療に関する費用のほか、別途に特別の料金の支払いを求められる場合があります。 。(下記の例外を除き、基本的に支払うことになっています。)


高度な医療を必要としている患者が多いので、専門医を養成する機関にもなっていて、その数は全国に82(平成23年現在)あります。

特定機能病院の施設

次のような施設のある病院が特定機能病院として厚生労働省から承認を得ることができることになっています。

  
診療科目が10以上ある
  
病床(ベッド)が400以上ある
  ●紹介率が30%以上である
  
医師、看護婦、薬剤師が一定(一般の2倍程度)以上いる
  
集中治療室、無菌室、医薬品情報管理室がある
    などなど・・・

初診とは

  
その医療機関に初めて受診したとき
  
今回の受診が、過去の診療と同一病名、同一症状であっても、自分
    から診療を中止して1ヶ月以上経ったとき

初診でも“特定療養費”を支払わなくてもよいとき

  
医療機関からの紹介状を持っているとき
  
緊急の場合(救急車など)
  
生活保護法の医療扶助の対象となっているとき
  
特定の疾病や障害などで各種の公費負担の受給対象になっている
    とき
  
今回受診する診療科は初めてだが、別の診療科に通院している場合
  
 
※ちなみに京都大学医学部付属病院では、紹介状を持たない患者は初診料の他に、特定療養費制度に基づく特別の料金として5,250円(税込)を支払うことになっています。
 (平成23年11月現在)