30歳での入学式は緊張でいっぱいでした。できれば年上の人がいてくれたらいいなと思っていたのですが、やっぱり私が一番年上でした(しかも全校生の中でも私が最年長でした)。入学した理学療法科20人中、男性は7人でみんな高校卒業後大学生か働いていた者でした。女性13人の中には高校卒業後すぐに入学した者も多く、私と丁度一回り下の巳年生まれの人たちでした。同期の中には大学卒業後の人も多く、その中には大阪大学や神戸大学など一流の大学を卒業した者もあり驚きました。専門学校というのはどこの学校もいろんな経験をもった人たちが集まるものなのでしょうが、やはり最年長というのはプレッシャーがありました。 30歳を過ぎて授業を受けるということは、これもまた大変なことでした。なにしろ覚えることが多く、例えば全身の骨の種類は約200個あり、筋肉は約400個あります。これらの名前を覚えて、更にそれぞれの筋肉にはどのような神経が通っていて、どのような働きをするなどということを全部覚えるとすると、気が遠くなるようなことになります。また、それらを覚えただけでは使えず、それを人の体で実際に触ってみて確認をとる必要があります。筋肉のつき方も個人差があるため20人みんなで確かめあったりして、同期の仲間が仲良くなるのはさほど時間はかかりませんでしたが、身体の奥深さをみんなで実感しました。 |