昆布の荷姿

 昆布はダンボールで梱包されて出荷されるわけですが、この梱包にもきちんとした決められごとが存在します。

「水産物の包装の量及び荷姿標準」というものがあります。

これには、どの昆布はどの重さで1梱包とするのか、そしてその梱包のダンボールを紐で結束するにはどのようにするのか、また昆布の等級などの表示はどの場所にするのか、等級ごとによる結束する紐の色の違い、などなどこまかく決められています。

 

全て書くと長くなってしまうので、一つだけ例をあげてみましょう。

品目 荷造種別 検査の単位量目 荷  姿  標  準
荷姿方法 表示方法
元ぞろいこんぶ
(まこんぶ)
(がごめこんぶ)
8キログラム 段ボールで覆い、緊括材料でよこ二回り4箇所、たて2条1箇所をかける。
中締めを行う場合は、よこ二回り2箇所掛けとする。
1.まこんぶの「走」、「促成養殖」および「養殖」にあっては上部から2番目と3番目の結束箇所に、「後」にあっては上部から2番目と3番目及びたて掛けの結束場所に等級色別表示をする。

2.外装に、促成養殖にあっては「促成」または(促)、養殖にあっては「養殖」又は(養)と表示する。

3.がごめこんぶの「走」にあってはよこ掛け及びたて掛けの結束場所全部に、「後」にあってはたて掛けの結束場所に等級色別表示する。

※上の「表示方法」の欄の中で(促)とあるのは、実際には「○の中に促」と書いてあることをあらわします。
 ここでは表記上の便宜上から(促)と書きました。
 (養)についても同様です。

と、このように細かく決められています。あと、元ぞろいこんぶ(りしり系えながおにこぶ)、折こんぶ、などとつづきます。

 

さらに、摘要として

1 包装材料は、良質のもので、かつ、わら工品にあっては日本農林規格品を、箱いたっては乾燥十分で死節のないものを用いること。

2 緊括材料

 (1) わらなわは、検査の単位量目が30キログラム以上のものにあっては10ミリ荷造なわ以上のものを、検査の単位量目12キログラム以上30キログラム未満のものならびに中締めなわ、腹縫いなわ及び網かけなわにあっては8ミリ荷造なわを、検査の単位量目12キログラム未満のものにあっては8ミリ荷造なわまたは6ミリ荷造なわをそれぞれ用いること。

 (2) バンド類及びその他の緊括材料は、検査の単位量目が20キログラムをこえるものにあっては破断強度100キログラム以上で、かつ、破断伸度20パーセント以下のものを、検査の単位量目が20キログラム以下8キログラム以上のものにあっては破断強度60キログラム以上で、かつ、破断伸度20パーセント以下のものを、検査の単位量目が8キログラム未満のもの及び中締めに用いるものは重量に応じ適宜のものをそれぞれ用いること。

3 彩色した緊括材料で、等級色別表示するものは、1等青竹色2等赤色3等紫色4等茶色5等黄色とすること。ただし、規格が3等級、4等級又は5等級まである品目にあっては、それぞれ最下位の3等、4等又は5等には色別表示を省略する事が出来る。また、特に検査品名区分に基づく等級色別表示の規定がないものについては、適宜の箇所に等級色別表示を行っても良い。

4 外装には、品名、産地名、生産者名又は検査申請者及び正味重量を表示する事。

5 表示を行う文字の大きさは、包装の単位量目に応じ見やすい大きさとする。


と、以上見てきたように、昆布について非常に細かく規格化されています。

これもこんぶが以下に重要なものだということの裏返しだと思われます。

実際、海苔のほうはここまで規格化されておりません。品質のグレードも県ごと(の漁連ごと)にきまってるだけだそうです。

 

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