原材料表示の見方

 

しつこく言いますが、食品添加物は安全に使用するから安全なのであり、食品添加物があるからこそ美味しく・安心して食せるのです。


では、原材料表示を全く気にせずに買ったら良いのか?となりますが、私が勧めるのは、○○の添加物が入っているからダメ、という読み方をするのではなく、原料表示からその食品の加工方法、や企業理念を類推して、自分に合致したものを買うという方法です。


???さて、なんのことやら、と思われるでしょうが、

原材料の表示は、言うまでも無く、その食品に使われた原材料や添加物のリストです。

これは、言い換えればその料理のレシピにも相応するものです。

その食品のうたい文句やパッケージに書いてあるキャッチコピーを見て、値段を見て、そして原材料を見て「なるほど」と思えるか、「ん?」と思えるかです。

これには消費者に相当の知識レベルが要求されることですが、ただマスコミのことを鵜呑みにして購入するよりかは数段賢いやり方です。

ちょっと例をあげてみます。実際の例です。

柔らかく炊いた佃煮という商品があったとします。

 そこで原材料を見ると、酢酸、や醸造酢、というものがあったとします。

 これで分かることは、佃煮を柔らかく炊くのに、ただ単に酢を使って素材を柔らかくしてから炊いたものであり、ちっとも威張れるものではありません。たぶん食べたら、お酢で炊いたもの特有のサクい食感でしょうね。それが好きなら構いませんが。

 たしかに佃煮を柔らかく炊くのにお酢を使うことはありますが、それをおおきく謳うのはどうかと思います。
 よってわざわざ買う必要なし。

 

ビタミンたっぷり、低カロリージャムという商品があったとします。

 原材料を見ると、さすがにいろんなビタミンが添加されています。
 もっとよく見ると、ゼラチン増粘多糖類やら、トレハロースやらキシリトールやらエリスリトールが入っています。

 この商品は、低カロリーにするために砂糖ではなく流行の低カロリー甘味料を使っています。
 しかしながら、砂糖を使ってないため固まらないのでジャムをつくることが出来ず、ゲル化剤を使って固めていることが容易に想像できます
 低カロリーだけでは商品インパクトが弱いためにビタミン類を添加していると思われます。
 しかも、こういった健康をアピールした商品は概して値段が高いのが相場です。

 こんな商品は買わなくて良いでしょう。
 健康を気にして買うのならバカげています。ジャムぐらいの量ではどうってことないです。

 それにたぶん美味しくないです。
 高い割には、ぼそぼそとしたみつ豆の寒天のような食感で、しかも甘くないジャム。
 ジャムのようであってジャムであらず
 ジャムはやはり砂糖を煮詰めて作ったあま〜いのがいいのです。

 

○○たっぷり、△△産使用 煮豆 という商品があったとします

 パッケージには○○たっぷりとか、よさそうなことばかり。
 さて、原材料を見てみると、△△産○○とか書いてありますが、水飴やら還元水飴が主に占めています。

 ★原材料表示の原材料の順番は、原則として量の多いもの順です。(保存料などは最後に書くのが通例)

 つまり、液糖を使って炊いているため、サッパリした甘さでしかも柔らかい食感だと想像できます

 ★液糖は具材への浸透性が良いため、柔らかく炊ける。

 で、原材料に砂糖がない(もしくは少ない)ため、砂糖のこってりした甘さが無いのが分かりますので、買って食べたら甘さが物足りない!となる可能性があります。(しつこい甘さが嫌いな人にはよいでしょうが)

 キャッチコピーにつられて、国内産の○○で良さそうだとか、○○たっぷりで良さそうと思っても、美味しくなかったら元も子もありませんね。


このように、原材料からその商品のコンセプトや味などを推測して買うのが賢いやり方だと私は考えています。


原材料を見るとだいたいの味が想像できるようになれば大した物です。


さて、着色料であるカラメル色素には変異原性の疑いがあるので、これが入った食品は控えましょう、と堂々と書かれた本が当たり前のように並んでいます。

カラメル色素はその名の通り、キャラメルであり、砂糖や糖蜜を煮詰めて出来るものです。古来から使われているもので歴史上で立証された、安全の高い天然色素です。

砂糖を焦がしたものだから発ガン性があるとでも言いたいのでしょうが、それならコゲたものは全て発ガン性を持っています。

カラメル色素がダメなら、縁日の露店で売っているカラメル焼き(今は見かけませんが)なんて、発ガン物質の塊じゃないですか。
さらに、プリンの茶色の部分もキャラメルですし、コカコーラーの色はカラメル色素によるものですよ。森永のキャラメルはどうなんだ、東鳩のキャラメルコーンはどうなんでしょ。

カラメル色素たっぷりのコカコーラーを飲むなとかそんなことは一切言わずに、○○にはカラメル色素が入っているから止めた方が良いです、なんてよく言えたものです。


コチニール色素についても然りです。(これについては別ページで述べます)


悪意を持って食品添加物を使用する業者はありません

人を殺そうとして食べ物を作っている会社なんてありません

人が死ぬかもしれない・病気になるかもしれないモノを食品に混ぜようとする人もいません。(犯罪者やテロは除きますよ)

歴史から裏付けられたもの、化学的に、そして数々の動物実験で立証されたもののみが使用されています。

添加物よりも、自然毒食中毒のほうが遥かに死亡率・致死率が高いのです。

キノコを食べて死んだり、自分でフグをさばいて食べて死んだり、手洗いが不十分で病原菌を食べ物に混ぜてしまって死んだりするほうが、口に入った時の致死率は格段に高いのです。





ちなみに・・・
交通事故による死亡者は年間1万人を突破しています。
また、家庭内事故(階段から落ちて死亡、台所で火傷による死亡など)も年間1万人を超えています。
放火・強盗など犯罪による死亡もかなりの数です。
また、自殺者はさらに年間3万人を超えています。
つまり、何が言いたいかというと、外を歩いていても、家にいても、どこにいても死亡する確率は高いということです・・・。

あなたが食べようとしている食品に入っている、眼には見えないぐらいのごく微量の添加物を気にしていても、車に撥ねられて死んだり放火されて火事で焼け死んだり街でナイフで刺されて死ぬほうがよっぽど死ぬ確率が高いということです…。

もっと言うと、タバコを吸って肺ガンになって死ぬ確率も高いということを忘れずに。おぉ恐い。


目先の食品よりも、もっと政治の汚職や企業のヤミ献金、環境破壊(宅地開発・ゴミ問題・ゴルフ場建設・原発などなど)に目を向けて闘う方がよっぽど人生にとって有意義だと思いますが。(おっと、これは蛇足でしたね)

後半は、愚痴っぽくなってしまいました。それでは、賢い消費者になってください。

 

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