栄養素のお話(2)-3

<非栄養素>
人が生命を維持するのに必須である栄養素以外の、食物成分を非栄養素といいます。

食物繊維

近年、非栄養素の一つである食物繊維が注目されています。

人の消化酵素によって消化されないと食物中の難消化性成分をまとめて食物繊維と呼び、次のような効果があります。

1)肥満防止
  食べ物の咀嚼回数を増加させることで、唾液や胃液の分泌を促し、結果として食べ物の体積を大きくします。胃で膨潤することで体積が増え、胃の中にとどまる時間が長くなります。したがって、満腹感を与えるので、食物の過剰摂取を防ぎます。

2)コレステロール上昇抑制
  食物繊維は食物コレステロールの吸収を抑制したり、排泄を促します

3)血糖値上昇抑制
  食物繊維は粘性が高く、腸内容物の移動速度を遅くします。その結果、食物の吸収を遅らせ血糖値の上昇を押さえます

4)大腸ガンの発生抑制
  食物繊維は便の体積を増大させ、排便を促進するため、発ガン物質が腸と接触する時間が短くなり、発ガンの危険性を下げます。また、食物繊維は腸内細菌により発酵して乳酸を作り、腸内を酸性にして腸内環境を改善することで、さらに発ガンの危険性を下げます。

5)有害物質の除去
  食物繊維が有害物質を捕獲して排便を促します。

 

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