栄養素のお話(3)

 

前述しましたが、ミネラルとは有機物の主成分の炭素、酸素、水素、窒素など以外の元素の総称です。

生物にとっては、これらミネラルを単独でなく
バランスよく摂取することが健康の第一条件です。

平成11年9月に
第6次栄養所要量(食事摂取基準)の改定内容が決定され、平成12年4月1日から施行され、5年間使用されます。

今回の改定で、ミネラルについて新たに以下のように目標摂取量・上限値が設定されました。

新規設定(7品目) 銅、ヨウ素、マンガン、セレン、亜鉛、クロム、モリブデン
目標摂取量から摂取基準に変更 リン(第5次改定では目標上限のみ)、マグネシウム、カリウム
上限値の設定(11品目) カルシウム、鉄、リン、マグネシウム、銅、ヨウ素、マンガン、セレン、亜鉛、クロム、モリブデン

同じようにビタミンについても改定されました。

新規設定(6品目) ビタミンK、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12、ビオチン、パントテン酸
目標摂取量から摂取基準に変更 ビタミンE
上限値の設定(7品目) ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸

詳細は省きますが、ビタミンCについては、所要量が大幅に改定され、年齢ごとの所要量が倍増になりました。

今まで、効果はあると考えられていたがその摂取量・摂取上限量はきめられていませんでしたが、今回の改定で細かな部分まで設定されました。

いよいよ、微量元素の重要性と、成分同士の相互作用が注目しだされ、今後、多くの場でミネラルバランスが謳われる時代が到来するでしょう。

現在の栄養補助食品や医薬品では、ビタミンCだけというのは少なくなって来ており、ビタミンEが入っていたり、またカルシウムとマグネシウムが入っているものが多くなって来てます。

これも「バランスよく摂る」が注目されてきたからでしょう。

 


昔から「塩田で働く人にはガンになる人がいなかった」と言われてきました。

水酸化マグネシウムの大腸ガン予防効果が近年解明されてきました。
水酸化マグネシウムは、他のミネラルを吸着する作用があり、体外へ流出されるのを防ぎます。それらの吸着ミネラルの効果と、マグネシウムの効果(緩下作用、血管拡張作用など)の相乗作用による効果と考えられます。

マグネシウムの原料主体は海水です。

そして
ミネラルバランスの究極の姿こそが海水と言われています。

海水には地球上の全ての元素が混在しており、多くの無機・化学工業が海水の応用で成り立っています。

海水の応用には、単離精製して
純粋化する方法と、できる限りそのまま多くのミネラルを残した複雑系で商品化する2通りの方法があります。

毎日食する食品には、多くのミネラルを含む複雑系の海水に近い組成の方が身体に優しいのではないでしょうか。

生命が海から発生し、人間の細胞が体液という海に浮いていると考えるとすれば、
海のミネラルバランスは大切であり、その組成に近いものを食することが、健康の第一条件でしょう。

複雑系の人体に、単一成分のみを過剰に摂取することは、人体にとっては異常状態であり、過大な人体恒常性ホメオスタシスという)が働き、その排除に全力が投入され、他の作用への余力が不足する可能性が大きくなることは否定できませんね。

漠然とした話になりましたが、栄養素の摂取バランスに気を配ってください。

 

 

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